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巨星墜ちてイルカ座新星をみる、他 [日記]

9月3日勤務先医療法人の理事長が逝去された。人の倍働き、一代で医療、福祉、介護、健診の大きなグループ企業を作り上げたみごとな生き様だった。9月8日、9日は葬儀副委員長を依頼され、初めて弔辞を読んだ。ご冥福をお祈りする。

9月6日(金)朝出勤前、自宅横の東部中央公園でチッチッとシメの声が聞こえた。柳の木の天辺に留まっている。最近ここでよくみるシメ♂だ。
●東部中央公園のシメ(EOS 7D、EF400mm IS USM)
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9月7日(土)内視鏡の仕事後、仮通夜に出席。その後、内科学会地方会へ(点数が足りない!)。9月8日(日)午前中は上川のアンガス牧場に向かった。天文ガイド10月号で当地の豊田さんの天体写真が最優秀作品に撰ばれていた。以前、豊田さんがアンガス牧場で天体写真を撮っていたのを思い出したので、そのあたりに鳥がいないかなぁと思ったのだ。国道39号線で北上、上川町手前のアンガス牧場の標識で右折、上川町旭が丘へ。ところどころに「許されざる者」撮影地の立看板があった。せっかくなので、撮影地まで行ってみた。9月13日(金)公開だから今週公開だ。残念ながら、アンガス牧場付近ではさっぱり野鳥はみられなかった。
●映画「許されざる者」撮影地
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↑奥さん

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↑私
帰り道、愛別町で「あいべつ きのこの里フェスティバル」に寄った。観光バスがたくさん来ていた。きのこ汁を食べてきた。この日の夜はお通夜だった。
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9月9日(月)告別式から繰り上げ法要まで出席した。自宅に戻ると、西の空に金星、月、土星が集合しているのがきれいに見えていた。
●金星と月と土星:自宅ベランダにて(9月9日18:54:EOS 7D、EF-S 15mm F5.6 露出3.2" ISO1250:右から金星、月、土星)
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午後11時、あまり寝ていなかったが、晴れているのでいるか座新星を撮影しておこう思い、旭川空港近くの観測地に向かった。いるか座新星は、新天体ハンターの板垣公一さんが8月14日に6等級の新星として発見した。
●いるか座の位置(9月9日23:57 EOS 7D, EF-S 15mm F3.5 露出120" ISO2500 トリミングあり)
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●いるか座新星(9月9日23:38 EOS 7D, EF-S 65mm F5.6 露出120" ISO3200 トリミングあり)
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比較のため7月7日七夕に撮影した写真のいるか座付近をトリミングしてみた。確かに7月7日には新星のでた位置には星は写っていない。それにしても、よく見つけるもんですね。
●7月7日のいるか座付近(7月7日22:46 EOS 7D, EF-S 22mm F4 露出120" トリミング)
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名刺交換詐欺:バーダー東京でカモになる [日記]

6月15日(土)内視鏡のお仕事が終わってから札幌に向かった。長引く咳とマイコプラズマに関する講演会に出席した。通常はジスロマック3日間出していたが、耐性株出現の点ではクラリス10日間のほうが良いのかなと思った。講演会終了後、奥さんと娘が待つ「氷雪の門」に向かった。少し早いが、奥さんの誕生日と父の日のお祝いをしてくれるという ^ ^; 生ビールにビックリ、ぬるいのだ。聞いてみると、冷やす機械が調子悪いという。先に言ってよ〜。次回からは「かに将軍」にしよう。

6月16日(日)朝、一人旭川に帰り、久しぶりの探鳥。上川公園に行ってみた。
●上川公園:エゾヤマツツジとエスポワールの鐘
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センダイムシクイの声は聞こえたが姿は分からず撤退。穗の香で昼食後、結局自宅横の東部中央公園と忠別川河川敷を歩く。ホオジロ、シジュウカラ、アオジ、いつもいる野鳥に会ったのみで時間切れとなった。
●ホオジロ
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●シジュウカラ
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●アオジ
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この一週間は晴れなかったので青空も星もみることはできなかった。6月21日(金)pm5:40 JAL 1112便で東京へ向かった。6月22日(土)に開催される医療・病院管理協会による「病院管理 病院長研修」に出席するためだ。出発地も到着地も曇り〜雨だった。飛行機の窓から、久しぶりの青い空と月が見えた。よくみると雲の上を飛行機が飛んでいるのも見えた。(いずれもiPhone 5で撮影)。
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羽田空港で若いさわやかな感じの男性から声をかけられた。「新人研修なんですが、名刺交換させていただけないでしょうか」あらご苦労様、と思って快く名刺交換させていただいた。コマーシャルでみたことのある不動産会社の名刺だった。しかし変だな、そんな研修あるのかな?見ず知らずのヒトの名刺を要求するなんて。念のため、「名刺交換」+「詐欺」でググってみる。そんなのあるのかな?あった!名刺交換詐欺。要するに電話番号を入手して、投資用マンションの購入をしつこくせまるらしい。新人研修といって電話番号を入手しているのだから、あきらかな詐欺行為だ。田舎の病院長、東京で良いカモに見えたのだろう。バーダーが東京でカモになった。バーダー冥利に尽きる。帰ったら、電話にでないように指導しておこう。

J-SUMMITS 2013 Site Visits in 北海道 [日記]

日本ユーザーメード医療IT研究会(J-SUMMITS)のSite Visitsが2月2日(土)に札幌市教育文化会館で開催された。Site VisitsはJ-SUMMITSの活動の一つで、医療者による自作ITシステムを有効活用している病院の見学会(成功事例見学会)である。今回は、北海道広域医療連携研究会(代表:札幌白石脳神経外科病院 高橋副院長)とのジョイント開催で、時計台記念病院の戸島院長(事務局:赤澤さん)が担当された。

地下鉄大通駅から会場の札幌市教育文化会館まで大通り公園を歩いた。札幌雪祭り開催の3日前だが(2月5日〜2月11日)、どのくらい雪像ができているのかな?この時期にしては気温が高く、雪像も溶けてしまうのではないか心配されるほどだった。大きな雪像はまだ未完成で、足場が組まれていた。
●制作中の大雪像(大通り公園)
[伊勢 神話への旅]
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[中正記念堂(台湾)]
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[ワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)]
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[ちびまる子ちゃん in Hawaii]
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札幌市教育文化会館に着いた。4階の講堂が会場だ。
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はじめに北海道広域医療連携研究会の一般講演および特別講演があった。北美原クリニックの岡田院長の「開業医が楽になる地域連携システム~病院から在宅まで~」の講演が印象に残った。「ID-LINK」(開発:エスイーシー)を利用して、函館の各医療機関、介護施設をインターネット回線で結び、みごとな医療連携ネットワークが構築されていた。

後半がJ-SUMMITS 2013 Site Visits in 北海道の講演およびパネルディスカッションだった。北海道広域医療連携研究会の医療者自身がFileMakerで開発したDASCHシステムを、美瑛のDBPowersがDASCH Proとして製品化し、その概要が有賀さんから紹介された。このシステムを利用して、北見地区の各病院と介護施設をネットワークで結ぶ「北まるnet」が、北星脳神経・心血管内科病院システム管理室の田頭さんから報告された。単に多施設間ネットワークというだけでなく、各施設でFileMakerにより独自に開発したシステムとも連携している点が興味深かった。さらに釧路孝仁会本部の情報管理部の森本さんから、「FileMakerPro による独自開発電子カルテのシステム紹介」があった。電子カルテを自ら開発して道内の関連病院とクリニック6施設で稼働しているという驚くべき内容であった。ただただ圧倒され、自分も少しは頑張らないといけないなと思って帰ってきた ..> <...

汽車で旭川へ帰る途中、岩見沢くらいから猛吹雪になってきた(2月3日)。
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自宅前の吹雪のヤナギの木
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吹雪の中、餌台のスズメたちは元気だ(自宅の窓から撮影。背景は上のヤナギの木)
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ここ一週間はあまり野鳥にめぐり会えなかったが、1月27日(日)と1月28日(月)にどうにか撮影できた写真を出しておこう。
●キトウシ森林公園のシマエナガ(1月27日:EOS 7D、EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM )
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●ペーパン地区のミヤマカケス(1月28日:COOLPIX P90 奥さん撮影)
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人間ドック学会が終わって公園の朝のシジュウカラとゴジュウカラ [日記]

人間ドック学会出席のため東京へ出発する8月31日、「旭医だより」Vol129が届いた。表紙の写真に私の撮影した5月21日の金環日食の写真が載った(^ ^)/ 「旭医だより」は、旭川市医師会発行の月刊誌だ(この地方の業界人だけがみる業界誌ですけど何か)。
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当地には「天文ガイド」の常連投稿者もいて、天体写真はまあまあさかんな地域ではある。私は、といえば、中学生の時、身の程知らずにも天文ガイドに月食の写真を投稿してボツになって以来、天体写真から遠ざかっていた。またぞろ野鳥写真とともに星空を撮り出だした中年初心者としては、まあ、このくらいがいいところでしょう。

8月31日16:30旭川空港発、18:05羽田空港着。空港への通路の窓から満月がみえた。
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iPhone 4Sにて撮影

第53回人間ドック学会は、9月1日(土)〜2日(日)、東京駅に直結する東京国際フォーラムで開催された。当院からは口演3題が採用された。内容を簡単に書いてみる。

●人間ドックの経年受診者におけるデータ推移からみた糖尿病発症者の特徴
 人間ドックを10年以上毎年受けている受診者のうち、途中で糖尿病を発症してきた群と発症していない群に分けてみる。糖尿病を発症していない群と比べると、発症群は糖尿病発症前からすでに軽度の肥満、耐糖能低下(血糖・HbA1cの軽度上昇)、脂肪肝(GPT上昇)、脂質異常傾向を示していた。またアンケートから、積極的な身体活動が少なく、危機意識を生じにくい性格傾向が伺われた。
●特定保健指導による健診結果の改善について
 平成22年度に特定保健指導を受けた受診者は、平成23年度に体重、BMI、腹囲、中性脂肪が減少し、HDLコレステロールが増加した。わずかでも体重減少または腹囲減少したものを内臓脂肪減少群とすると、内臓脂肪減少群は非減少群と比べて、収縮期血圧、拡張期血圧、HbA1c、中性脂肪の改善した者の頻度が高かった。行動計画との関連をみると、中性脂肪の改善にアルコールやコーヒーなどの嗜好品摂取の改善が影響していた。
●人間ドック結果説明時における保健指導の効果について-健診結果と実践アンケートからの検証-
 人間ドック受診時、医師の結果説明の後に、保健師または管理栄養士による保健指導を受けたものと受けていないものの翌年の健診結果を比較した。保健指導を受けたもののほうが結果がよく、最高血圧、HDL-C、LDL-C、尿酸の改善者が多かった。実践項目と検査値改善の相関をみると、血圧改善と「運動の実践」、HDL-C改善と「禁煙」、尿酸改善と「食事バランス」、「タンパク質制限」、「運動の実践」が関連していた。

会場内に無料の人間ドック体験コーナーが設置されていた。受診者希望者多く、かなりの順番待ち状態が続いていた。
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iPhone 4Sにて撮影

9月2日(日)は昼休み時間帯に東京スカイツリーに行ってみた。見上げるとさすがに高い!
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天望デッキ(フロア340〜350)まで2,000円。
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天望デッキから撮影

天望デッキから天望回廊(フロア445〜450)まで1,000円。
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天望回廊で撮影。窓に日付などが電光表示されているようだ。

羽田空港18:15発、旭川空港20:00着。かなり疲れていたため爆睡!

9月3日(月)朝、目が覚めると快晴。6:30久しぶりに自宅横の東部中央公園で出勤前探鳥に出かける。この時期はシジュウカラが元気に飛び回っている。

●朝の東部中央公園
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●東部中央公園のシジュウカラ
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シジュウカラだけかな?と思っていたら、ちょっと鳴き声が違うのがいた。ゴジュウカラだ。ゴジュウカラはもっと郊外では時々目にするが、この公園では初めてみた。

●東部中央公園のゴジュウカラ
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EOS 7D、EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM(400mm)

報われない夏:やっとアカゲラ・エゾリス・コサメビタキ・流星 [日記]

どこへ探鳥に行っても、なかなか良い写真が撮れない。そもそも鳥の声が聞こえなかったり、いても遠すぎたり、葉隠れだったり、写真にするには暗すぎたり。そして晴れても雲が多い星空だったり。ブログにアップするには気が引ける状態が続いていた。でも本当の理由は学会準備が遅れていることだったりする ^ ^ !!

それでも写真は撮っていたので、良さそうな写真をピックアップして経時的に書いていこう。

8月11日(土):帯広の実家へ墓参りに出発する直前、庭のバードテーブルの屋根の上にアカゲラが留まっていた。カメラを取りにいくため、こっそり立ち上がると、ポメラニアンのリクに吠えられた(そんなに怪しいかなあ)。窓が開いているので、その音に驚いてあっという間に逃げてしまった。外にでてみると、隣の家のアンテに留まっていた。

●隣の家のアンテナのアカゲラ♂
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帯広へ出発。途中の富良野の農道で交通標識の鉄管に出入りする鳥を発見、ニュウナイスズメかな。と思ったら普通のスズメだった。

●鉄管に出入りするスズメ
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8月12日(日):ペルセウス座流星群のピークは12日〜13日。8月12日は朝から24時間の日曜病院当直のため、観測不能。8月13日は雨の予報で期待できない。そこで、8月11日夜に見るしかない。夜半過ぎ、薄曇りながら星が見えている。午前1:25忠別川堤防で撮影を開始した。薄曇りのうえ下弦の月もあり撮影条件は不良だ。どうにか1個写った。

●ペルセウス座流星群のひとつ
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左上に流星、その右にアンドロメダ大星雲。画面右下の四角形はペガサス座。

8月14日(火):やっと晴れた。今晩はまだペルセウス座流星群の流れ星がみられるだろう。さっそく美瑛のケンとメリーの木の横の駐車場へ。すでに数人が空を見上げていた。車がちょくちょく来るので写真撮影は無理と思い、マイルドセブンの丘へ。肉眼では数個の流れ星を見たが、撮影範囲には一個も写っていなかった。雲も多くなり、美瑛町の花火大会も始まってしまい(今日かい!)、撮影は断念して帰宅する。

8月15日(水):お盆休み。五百仏寺でお参りした後、旭岳ロープウェイに向かった。今日こそはホシガラスを撮影する、リベンジだ。旭岳遊歩道を歩いているうちに晴れてきた。

●旭岳
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奥さん↑
ところが、野鳥にはまったく出逢わなかった。これまで毎回いたノゴマの囀りもまったく聞こえず。ナキウサギがいないか、登山口の岩場まで登ってみたがだめだった。しかたない、第三展望台でホシガラスを待つことにしよう。

●ハイマツ帯の広がる第三展望台
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3時間待った。とうとうホシガラスは現れなかった。代わりに第二展望台付近にいたハシボソガラス(音は似ている!)を載せておこう(奥さん撮影)

●旭岳のハシボソガラス
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8月18日(土):内視鏡の仕事後、新しく旭川にオープンした大阪王将で餃子の昼食。すぐ満車になる駐車場の誘導のおじさんがすごく親切、働き者だ。頑張れ!

昼食後、上川町の上川公園で探鳥。一羽にも出逢えず。諦めて帰る途中、愛別の旭川国際カントリークラブ付近の林に立ち寄った。アカゲラがいたが、遠すぎた。久しぶりのエゾリスとハシブトガラがいた。

●エゾリス
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●ハシブトガラ
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夜、晴れているのでマイルドセブンの丘へ行ったが、すぐに雲がでてきた。帰りの旭川空港付近でまた晴れてきたので、星空の写真を撮っておこう。旭川の街明かりのため、北東方向は星が少ない。今回はEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMの85mm側でコンパクトな星座を中心に撮ってみた。

●カシオペア座
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●ペルセウス座の二重星団
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●イルカ座
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●かんむり座
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8月19日(日):奥さんが所用でお出かけのため、朝からセイコーマートのホット・シェフでメンタイマヨのおにぎりを仕入れて(またか〜い!)、一人で探鳥に出発。おなじみの旭川21世紀の森付近でコサメビタキを発見。

●コサメビタキ
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この後、野鳥のいそうな上川町の山の中の愛山渓温泉へ向かった。甘かった、完全な空振りだった。日比谷 英 (はんぶさ)で手打ち蕎麦を食べて帰宅。野鳥に出逢わなかったため、予想外にはやく帰宅。学会準備が一挙に進んだ ^ ^;)

生還!エスポワールの鐘とありがとうJAFさん [日記]

悪天候の続く道北地方だが、12月3日(土)朝はきれいに晴れていた。
【自宅前忠別川堤防のヤナギ】
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Canon EOS 7D、EF-S 15-85mm IS USM

あいにく午前中は内視鏡のお仕事だったため、ゆっくりと探鳥はできなかった。仕事が終わってから、旭川ラーメン村の梅光軒で昼食後、永山新川へ向かった。もう完全に曇ってしまったが、永山新川で旭川地区で初めてホシムクドリが目撃されたとの記事をみたためだ(北海道新聞12月3日朝刊)。だが、ホシムクドリどころか、いかなる鳥もみられなかった。最近の寒気で河面が凍ってしまったのだ。

せっかくの土曜日午後だ、妻と二人で以前たくさんの野鳥が飛び交っていた上川公園に行ってみることにした。国道39号線からエスポワールの鐘側へ進む。ところが上川公園は閉鎖されていた。そうか、冬季は閉鎖されるのだ。上川公園手前に山道があった。15cmくらいの雪が積もっていたが、新しい車の轍ができており通れそうだ。山の鳥の写真でも撮って帰ろうと思い、山道に入った。進むうちに、片側が山、もう片側が崖になっているところが多くなってきた。しかも一車線で滑りやすい。危ない、不安になってきた。引き返したほうが良さそうだ。ところが、なかなかUターンできそうな場所がない。山の中腹にやっとUターンできるところがあった。もう野鳥撮影どころではなくなった。早速引き返した。

ところが、山道の帰路途中で滑った。左前輪が山側路肩に落ちたのだ。四輪駆動を過信しすぎた。車輪が滑って動けなくなった!やばい、どうしよう?時間は午後2:52だ。そうだ、JAFにお願いするしかない。JAF会員になって23年、初めて連絡することになった。良かった、山中だがソフトバンクのiPhone通じる!ところが、山道に入れそうなランドクルーザーは、他の救助で出払っており、ここに来るまで1時間半〜2時間かかるとのことだ。

車中で二人で待った。エンジンを切り、寒くなったらエンジンをつけた。午後4:00になった。すごく暗くなってきた。さらに待った。午後5:20もう真っ暗だ。来た、JAFさん来てくれた。やや手こずったものの、さすがプロの仕事だ。見事に脱出できた。山道を降りて上川公園入り口に着いたときエスポワールの鐘が鳴った。生還した。丁度午後6:00になったのだ。JAFさんにお礼を言って帰ってきた。帰り道、雪が降ってきたと思ったら、だんだん激しい吹雪になってきた。もし、崖側に滑っていたら、もし、もっとはやく吹雪になっていたら、不幸中の幸いだった。もう、無謀なことはしないようにしよう。反省。