皆既月食2022と皆既月食中の天王星食 [月食]
【11月8日(火)】
今回の皆既月食は、全国的に好天に恵まれ、各地で観察された。マスコミでも大きくとりあげられていた。さらに、皆既月食中に天王星食(天王星が月に隠される)が起きた。皆既月食中の惑星食(今回は天王星食)は、一生に一度見られるかどうかの極めて稀な現象である。
一方北海道とくに道北は雲の多い予報だった。不安のある状況なので、午後から年休をとって帯広に向かった。帯広は快晴の予報だった。午後2:00旭川の自宅を出て、車中でコンビニおにぎりの昼食を摂った。観察予定地の帯広の森には17:40に着いた。ギリギリだった。大急ぎでVixen AP-DM赤道儀、Borg107FL 600mm, 1.08x FLATTENER, 648mm F6.0+EOS 5D Mark IIIをセットした。
●撮影機材:Vixen AP-DM赤道儀、Borg107FL +EOS 5D MarkIII
●皆既月食の始まり 2022/11/8 19:29:38 ISO2000, 露出1秒
●皆既月食の最大 2022/11/8 19:58:59 ISO640, 露出1秒
●皆既月食の終わり 2022/11/8 20:43:59 ISO640, 露出1秒
●皆既月食中の星空 2022/11/8 20:02:53
EOS 6D(HKIR) + Sigma 14mm F1.8 (2.2) DG HSM, ISO800, 露出10秒 皆既月食中の背景の夜空は、帯広の灯の影響で空が明るかった。
●月食の全経過
皆既前 2022/11/8 17:59:55〜18:58:59 ISO200, 1/400秒〜ISO400, 1/320秒
皆既中 2022/11/8 19:13:59〜20:43:59 ISO640, 露出1秒
皆既後 2022/11/8 20:59:31〜21:59:12 ISO640, 露出1秒〜ISO400, 1/640秒
●月食の全経過と地球の影
皆既前 2022/11/8 17:59:55〜18:58:59 ISO200, 1/400秒〜ISO400, 1/320秒
皆既中 2022/11/8 19:58:59 13:59 ISO640, 露出1秒
皆既後 2022/11/8 20:59:31〜21:28:59 ISO640, 露出1/10秒〜ISO400, 露出1/1600秒
天王星食は天王星の潜入を撮影したが、出現の方は設定ミスによりタイマーコントローラーによる自動シャッターが終了してしまっていたため未撮影となった。
●天王星食:潜入
いずれもISO640, 露出1秒
(左)20:49:48 (中)20:51:48 (右)20:52:12
今回も、帯広の森から旭川の自宅までの大部分を奥さんに運転してもらった(感謝)。翌日は通常勤務だった。
今回の皆既月食は、全国的に好天に恵まれ、各地で観察された。マスコミでも大きくとりあげられていた。さらに、皆既月食中に天王星食(天王星が月に隠される)が起きた。皆既月食中の惑星食(今回は天王星食)は、一生に一度見られるかどうかの極めて稀な現象である。
一方北海道とくに道北は雲の多い予報だった。不安のある状況なので、午後から年休をとって帯広に向かった。帯広は快晴の予報だった。午後2:00旭川の自宅を出て、車中でコンビニおにぎりの昼食を摂った。観察予定地の帯広の森には17:40に着いた。ギリギリだった。大急ぎでVixen AP-DM赤道儀、Borg107FL 600mm, 1.08x FLATTENER, 648mm F6.0+EOS 5D Mark IIIをセットした。
●撮影機材:Vixen AP-DM赤道儀、Borg107FL +EOS 5D MarkIII
●皆既月食の始まり 2022/11/8 19:29:38 ISO2000, 露出1秒
●皆既月食の最大 2022/11/8 19:58:59 ISO640, 露出1秒
●皆既月食の終わり 2022/11/8 20:43:59 ISO640, 露出1秒
●皆既月食中の星空 2022/11/8 20:02:53
EOS 6D(HKIR) + Sigma 14mm F1.8 (2.2) DG HSM, ISO800, 露出10秒 皆既月食中の背景の夜空は、帯広の灯の影響で空が明るかった。
●月食の全経過
皆既前 2022/11/8 17:59:55〜18:58:59 ISO200, 1/400秒〜ISO400, 1/320秒
皆既中 2022/11/8 19:13:59〜20:43:59 ISO640, 露出1秒
皆既後 2022/11/8 20:59:31〜21:59:12 ISO640, 露出1秒〜ISO400, 1/640秒
●月食の全経過と地球の影
皆既前 2022/11/8 17:59:55〜18:58:59 ISO200, 1/400秒〜ISO400, 1/320秒
皆既中 2022/11/8 19:58:59 13:59 ISO640, 露出1秒
皆既後 2022/11/8 20:59:31〜21:28:59 ISO640, 露出1/10秒〜ISO400, 露出1/1600秒
天王星食は天王星の潜入を撮影したが、出現の方は設定ミスによりタイマーコントローラーによる自動シャッターが終了してしまっていたため未撮影となった。
●天王星食:潜入
いずれもISO640, 露出1秒
(左)20:49:48 (中)20:51:48 (右)20:52:12
今回も、帯広の森から旭川の自宅までの大部分を奥さんに運転してもらった(感謝)。翌日は通常勤務だった。
部分月食遠征とミヤマカケス・キクイタダキ・シマエナガ [月食]
【11月19日(金)】
ほぼほぼ皆既に近い部分月食の日。旭川の天候は良くない予報だった。月の出は16:30頃で、すでに部分月食が始まっている。SCWによると、部分月食が最大となる18時はオホーツク海側の湧別町付近(□のところ)しか晴れていない。午後から年休をとって、湧別町に向けて出発した。
●部分月食の夜の天気予報 (SCW)
湧別町に着くと雨が降っていた。かみゆうべつチューリップ公園内に駐車して待った。ところが、月の出の方向に山がある。これでは晴れたとしても月が見えない。チューリップ公園から東方向に車を走らせた。視界の開けた道路脇の空き地に駐車した。取り急ぎ撮影機材のVixen AP-DM赤道儀、Borg107FL、EOS 5D Mark IIIをセットアップした。
●撮影機材 Vixen AP-DM赤道儀、Borg107FL
月食が始まっている時刻になっても、月の方向に雲があった。部分食の最大となる18時を過ぎて、やっと月が見えてきた。
●部分食の最大を過ぎた月
2021/11/19 18:31:38 ISO1600, 露出1/4秒
●月食の経過
2021/11/19 18:24:50〜19:38:12 15分ごと6枚をPhotoShop CS5で比較明合成
【11月21日(日)】
午後からキトウシ森林公園に行き、ミヤマカケスとエゾリスを撮影して帰ってきた。
●ミヤマカケス
●エゾリス
11月22日(月)結婚記念日にもかかわらず当直が当たった。当直業務で明け方までかかってしまった。
【11月23日(火)】
勤労感謝の日で休日。午前中キトウシ森林公園でキクイタダキ、シマエナガ、ヒガラを撮影。午後は「老後の資金がありません」をみてきた。もう少し貯金しておかないとやばいかな。
●キクイタダキ
●シマエナガ
●ヒガラ
野鳥撮影機材:EOS 5D Mark III + Sigma 150-600mm, F6.3, DG OS HSM
ほぼほぼ皆既に近い部分月食の日。旭川の天候は良くない予報だった。月の出は16:30頃で、すでに部分月食が始まっている。SCWによると、部分月食が最大となる18時はオホーツク海側の湧別町付近(□のところ)しか晴れていない。午後から年休をとって、湧別町に向けて出発した。
●部分月食の夜の天気予報 (SCW)
湧別町に着くと雨が降っていた。かみゆうべつチューリップ公園内に駐車して待った。ところが、月の出の方向に山がある。これでは晴れたとしても月が見えない。チューリップ公園から東方向に車を走らせた。視界の開けた道路脇の空き地に駐車した。取り急ぎ撮影機材のVixen AP-DM赤道儀、Borg107FL、EOS 5D Mark IIIをセットアップした。
●撮影機材 Vixen AP-DM赤道儀、Borg107FL
月食が始まっている時刻になっても、月の方向に雲があった。部分食の最大となる18時を過ぎて、やっと月が見えてきた。
●部分食の最大を過ぎた月
2021/11/19 18:31:38 ISO1600, 露出1/4秒
●月食の経過
2021/11/19 18:24:50〜19:38:12 15分ごと6枚をPhotoShop CS5で比較明合成
【11月21日(日)】
午後からキトウシ森林公園に行き、ミヤマカケスとエゾリスを撮影して帰ってきた。
●ミヤマカケス
●エゾリス
11月22日(月)結婚記念日にもかかわらず当直が当たった。当直業務で明け方までかかってしまった。
【11月23日(火)】
勤労感謝の日で休日。午前中キトウシ森林公園でキクイタダキ、シマエナガ、ヒガラを撮影。午後は「老後の資金がありません」をみてきた。もう少し貯金しておかないとやばいかな。
●キクイタダキ
●シマエナガ
●ヒガラ
野鳥撮影機材:EOS 5D Mark III + Sigma 150-600mm, F6.3, DG OS HSM
天文ガイドに採用された皆既月食写真とマキノセンニュウ、他 [月食]
【7月6日(火)】
病院当直中に、高校の後輩の先生から「皆既月食写真の天文ガイド掲載おめでとうございます」のコメントが来た。翌日、奥さんに天文ガイド8月号を買ってきてもらった。投稿した「スーパームーン皆既月食」が1ページ全体に掲載されていた。年休をとって道東遠征した甲斐があった。前回天文ガイドに掲載されたのは、皆既日食の写真で2015年6月号だったから、6年ぶりである(2回しか投稿していないが、2回とも掲載された)。
●天文ガイドに掲載された「スーパームーン皆既月食」写真
【7月3日(土)】
朝、ワッカ原生花園に向けて出発した。現地に着く手前、サロマ湖畔にアオサギの群れがいた。
●サロマ湖畔のアオサギ(奥さん撮影)
ワッカ原生花園では自己主張の強いノゴマと、すぐ隠れてしまうシャイなマキノセンニュウに出遭った。
●ノゴマ
●マキノセンニュウ
佐呂間町で昼食を摂った後、オムサロ原生花園に向かった。オムサロ原生花園では、ベニマシコ、ノビタキ、オオジュリン♂♀に出遭った。
●オムサロ原生花園
●ノビタキ♂
●オオジュリン♂
●オオジュリン♀
【7月4日(日)】
美唄の東明公園と滝川の滝川公園で探鳥しようと思っていたが、東明公園はクマの目撃情報のため断念。滝川公園に出かけた。滝川公園では遠いホオアカを見たのと、奥さんがシジュウカラを撮ったのみ。午後、旭川空港〜西神楽町を回ってきた。収穫はノビタキだけだった。
●シジュウカラ(奥さん撮影)
●ノビタキ♀
●ノビタキ♂
撮影機材:EOS 5D Mark III + Sigma 150-600mm, F6.3, DG OS HSM、奥さんはEOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM
ホームページMedFiles Integrated
https://peraichi.com/landing_pages/view/medfiles
病院当直中に、高校の後輩の先生から「皆既月食写真の天文ガイド掲載おめでとうございます」のコメントが来た。翌日、奥さんに天文ガイド8月号を買ってきてもらった。投稿した「スーパームーン皆既月食」が1ページ全体に掲載されていた。年休をとって道東遠征した甲斐があった。前回天文ガイドに掲載されたのは、皆既日食の写真で2015年6月号だったから、6年ぶりである(2回しか投稿していないが、2回とも掲載された)。
●天文ガイドに掲載された「スーパームーン皆既月食」写真
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【7月3日(土)】
朝、ワッカ原生花園に向けて出発した。現地に着く手前、サロマ湖畔にアオサギの群れがいた。
●サロマ湖畔のアオサギ(奥さん撮影)
ワッカ原生花園では自己主張の強いノゴマと、すぐ隠れてしまうシャイなマキノセンニュウに出遭った。
●ノゴマ
●マキノセンニュウ
佐呂間町で昼食を摂った後、オムサロ原生花園に向かった。オムサロ原生花園では、ベニマシコ、ノビタキ、オオジュリン♂♀に出遭った。
●オムサロ原生花園
↑奥さん
●ベニマシコ(奥さん撮影)●ノビタキ♂
●オオジュリン♂
●オオジュリン♀
【7月4日(日)】
美唄の東明公園と滝川の滝川公園で探鳥しようと思っていたが、東明公園はクマの目撃情報のため断念。滝川公園に出かけた。滝川公園では遠いホオアカを見たのと、奥さんがシジュウカラを撮ったのみ。午後、旭川空港〜西神楽町を回ってきた。収穫はノビタキだけだった。
●シジュウカラ(奥さん撮影)
●ノビタキ♀
●ノビタキ♂
撮影機材:EOS 5D Mark III + Sigma 150-600mm, F6.3, DG OS HSM、奥さんはEOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM
ホームページMedFiles Integrated
https://peraichi.com/landing_pages/view/medfiles
スーパームーンの皆既月食遠征など [月食]
【5月26日】
スーパームーンの皆既月食の日。旭川の天気は雲が多い予測だったから、急遽年休をとって、午後から道東の上士幌に向かった。道東は快晴の予想だった。旭川から糠平、層雲峡経由で上士幌まで2時間50分で着く。上士幌町から足寄方面に車を走らせると、畑の真ん中に駐車スペースがあった。全方向に高い建物のない理想的な場所だった。Vixen AP-DM赤道儀とBorg107FL 600mm, 1.08x FLATTENER, 648mm F6.0+EOS 5D Mark IIIをセットした。空が明るく北極星が見えないため、極軸は9゜西偏角を考慮して方位磁石で合わせた。
午後7時、すでに部分月食となった月が昇ってきた。
●登ってきた部分月食の月
2021/5/26 18:57:41 ISO400, 露出1/10秒
●皆既月食の始まり
2021/5/26 20:03:59 ISO400, 露出 1秒
●皆既月食後の星空
2021/5/26 20:39 Cannon EF 24mm F4L IS USM, EOS 6D, ISO1600, 露出20秒
以下に月食の写真を経時的に並べて月食の経過を示す。
●月食の経過
撮影時刻、露出、ISOはすべて400
19:03:29 1/20", 19:18:12 1/10", 19:33:12 1/5"(雲隠れ), 19:48:01 1.0"
20:03:59 1.0", 20:18:03 1.0", 20:33:13 1.0", 20:48:13 1/20"
21:03:13 1/80", 21:18:13 1/160", 21:33:13 1/250", 21:48:13 1/250"
●地球の影と月食の経過
●撮影機材:Vixen AP-DM赤道儀、Borg107FL、EOS 5D Mark III
撮影機材をセットアップ中、奥さんがノゴマとベニマシコを撮影していた。
●ノゴマとベニマシコ(奥さん撮影)
【最近の野鳥撮影】
【5月22日(土)】
今季初でワッカ原生花園に行った。オオジュリン♀、ベニマシコ、ノゴマ、ノビタキ、ヒバリ、アカゲラ、ホオアカに出遭った。
●オオジュリン♀
●ベニマシコ(奥さん撮影)
●ノゴマ(奥さん撮影)
●ノビタキ♂
●ノビタキ♀
●ヒバリ
●アカゲラ
●ホオアカ
【5月23日(日)】
天気悪く、近場の滝川公園に行ってみた。キビタキとセンダイムシクイに出遭った。
●キビタキ
●センダイムシクイ
撮影機材:EOS 5D Mark III + Sigma 150-600mm, F6.3, DG OS HSM、奥さんはEOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM
スーパームーンの皆既月食の日。旭川の天気は雲が多い予測だったから、急遽年休をとって、午後から道東の上士幌に向かった。道東は快晴の予想だった。旭川から糠平、層雲峡経由で上士幌まで2時間50分で着く。上士幌町から足寄方面に車を走らせると、畑の真ん中に駐車スペースがあった。全方向に高い建物のない理想的な場所だった。Vixen AP-DM赤道儀とBorg107FL 600mm, 1.08x FLATTENER, 648mm F6.0+EOS 5D Mark IIIをセットした。空が明るく北極星が見えないため、極軸は9゜西偏角を考慮して方位磁石で合わせた。
午後7時、すでに部分月食となった月が昇ってきた。
●登ってきた部分月食の月
2021/5/26 18:57:41 ISO400, 露出1/10秒
●皆既月食の始まり
2021/5/26 20:03:59 ISO400, 露出 1秒
●皆既月食後の星空
2021/5/26 20:39 Cannon EF 24mm F4L IS USM, EOS 6D, ISO1600, 露出20秒
以下に月食の写真を経時的に並べて月食の経過を示す。
●月食の経過
撮影時刻、露出、ISOはすべて400
19:03:29 1/20", 19:18:12 1/10", 19:33:12 1/5"(雲隠れ), 19:48:01 1.0"
20:03:59 1.0", 20:18:03 1.0", 20:33:13 1.0", 20:48:13 1/20"
21:03:13 1/80", 21:18:13 1/160", 21:33:13 1/250", 21:48:13 1/250"
●地球の影と月食の経過
●撮影機材:Vixen AP-DM赤道儀、Borg107FL、EOS 5D Mark III
撮影機材をセットアップ中、奥さんがノゴマとベニマシコを撮影していた。
●ノゴマとベニマシコ(奥さん撮影)
【最近の野鳥撮影】
【5月22日(土)】
今季初でワッカ原生花園に行った。オオジュリン♀、ベニマシコ、ノゴマ、ノビタキ、ヒバリ、アカゲラ、ホオアカに出遭った。
●オオジュリン♀
●ベニマシコ(奥さん撮影)
●ノゴマ(奥さん撮影)
●ノビタキ♂
●ノビタキ♀
●ヒバリ
●アカゲラ
●ホオアカ
【5月23日(日)】
天気悪く、近場の滝川公園に行ってみた。キビタキとセンダイムシクイに出遭った。
●キビタキ
●センダイムシクイ
撮影機材:EOS 5D Mark III + Sigma 150-600mm, F6.3, DG OS HSM、奥さんはEOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM
皆既月食2018:スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン [月食]
2018年1月31日の皆既月食は、スーパームーンかつブルームーンだったことと皆既月食で赤銅色になることからNASAがスーパー・ブルー・ブラッド・ムーンと名付けた。何としても観てみたい。天気予報ではこの日の旭川は雪。tenki.jpの予報では帯広は晴れになっていた。ところが、各種の天気予報では帯広は午後8時ごろからくずれるというものが多かった。wathernewsでは帯広よりも、オホーツク海側の遠軽町〜北見市が快晴になっていたから、観測地は遠軽町に決めた。
●皆既月食時の天気予報:wathernews
【2018年1月31日(水)】
午後3:30、外来の仕事終了後年休を取っていた。自宅に戻り、準備してあった撮影機材をCRVに積み込み奥さんと共に雪の降る旭川を出発した。遠軽町に近づくにつれて雲が薄くなってきた。ところが、午後7時ごろ遠軽に着くと、全天に雲が広がっており小雪さえぱらついていた。焦った。予報ではオホーツク海側の遠軽を含めてさらに南側に晴れの地域が多かったから、ここから北見に向かうことにした。北見に近づくにつれて晴れてきた。北見市の隣の端野町に着くと、雲一つない快晴の空に満月が輝いていた。国道333号線横に、ちょうど雪かきしてある手頃なスペースがあった。少し街明かりがあるが理想的な観測場所だ。セイコーマートのおにぎりで夕食を済ませ、機材をセットアップすると午後8:45になっていた。
●撮影機材:EOS 5D Mark III + Prominar 850mm, F9.6とEOS 6D (HKIR) + Sigma 20mm EXDG, F2.8 + Vixen AP赤道儀
北見市端野町の観測場所では部分食開始の20:48、皆既月食の21:51〜23:08、部分食終了の0:11まで月食の全経過を快晴状態で観察することができた。
●月食の全経過:2018.1.31 20:48〜24:11(EOS 5D Mark III + Prominar 850mm, F9.6)
皆既前 2018.1.31 20:48〜21:39 ISO400, 1/500秒〜1/30秒; 21:50 ISO400, 2秒
皆既中 2018.1.31 22:02〜23:08, ISO1250, 2〜4秒, ISO400, 4秒
皆既後 2018.1.31 23:12, ISO400, 4秒; 23:22〜24:11, ISO400, 1/30秒〜1/500秒
●皆既月食:開始頃 2018.1.31 22:01(Prominar 850mm, F9.6, ISO1250, 露出2秒)
●皆既月食:最大 2018.1.31 22:30(Prominar 850mm, F9.6, ISO1250, 露出3.2秒)
●皆既月食:終了頃 2018.1.31 23:07(Prominar 850mm, F9.6, ISO400, 露出4秒)
月食時月面上にみられる地球の影は、赤銅色の本影に沿って薄い青いベルト(ブルーベルト)が見られる。太陽光が地球大気オゾン層を通過時に赤色が吸収され青色が残るためだ。このブルーベルトはその色からターコイズフリンジと呼ばれる。
部分食時の3段階の露出で撮影したRAW画僧を、Photomatix Essentials(v4.1.2)を用いてHDR (High Dynamic Range)合成を行った。
●部分食縁のターコイズフリンジ 2018.1.31 23:23 ISO400, 1/30秒、1/10秒、1秒
●月食の全経過と地球の影
皆既前 2018.1.31 20:48〜21:39, 12分30秒ごと, ISO400, 1/500秒〜1/30秒
皆既時 2018.1.31 22:30, ISO1250, 4秒
皆既後 2018.1.31 23:22〜24:11, 12分30秒ごと, ISO400, 1/30秒〜1/500秒
●皆既月食中の星空 2018.1.31 22:34(EOS 6D (HKIR) + Sigma 20mm EXDG, F2.8, ISO1600, 露出120秒:4 x 30秒、StellaImage 8でコンポジット)
図説:左からしし座、皆既月食中の月、かに座M44散開星団、ふたご座。中央下こいぬ座プロキオン。
今回の皆既月食は、天気予報より実際の天気は良い方に外れて全国各地で観察できたらしい。旭川や札幌でも観られたが、雲は多かったようだ。ウィークデーの午後からの北見遠征はたいへんだったが、全経過を快晴状態で観察できたことと、皆既月食中の星空の美しさを堪能できたことで大成功だったと思う。撮影もうまくいったようだが、氷点下17℃の中ではレンズヒーターが力不足であることが判明した。旭川の自宅への帰宅は午前3:30、奥さんの運転に助けられたことに感謝する。翌日は通常勤務だった。
●皆既月食時の天気予報:wathernews
【2018年1月31日(水)】
午後3:30、外来の仕事終了後年休を取っていた。自宅に戻り、準備してあった撮影機材をCRVに積み込み奥さんと共に雪の降る旭川を出発した。遠軽町に近づくにつれて雲が薄くなってきた。ところが、午後7時ごろ遠軽に着くと、全天に雲が広がっており小雪さえぱらついていた。焦った。予報ではオホーツク海側の遠軽を含めてさらに南側に晴れの地域が多かったから、ここから北見に向かうことにした。北見に近づくにつれて晴れてきた。北見市の隣の端野町に着くと、雲一つない快晴の空に満月が輝いていた。国道333号線横に、ちょうど雪かきしてある手頃なスペースがあった。少し街明かりがあるが理想的な観測場所だ。セイコーマートのおにぎりで夕食を済ませ、機材をセットアップすると午後8:45になっていた。
●撮影機材:EOS 5D Mark III + Prominar 850mm, F9.6とEOS 6D (HKIR) + Sigma 20mm EXDG, F2.8 + Vixen AP赤道儀
北見市端野町の観測場所では部分食開始の20:48、皆既月食の21:51〜23:08、部分食終了の0:11まで月食の全経過を快晴状態で観察することができた。
●月食の全経過:2018.1.31 20:48〜24:11(EOS 5D Mark III + Prominar 850mm, F9.6)
皆既前 2018.1.31 20:48〜21:39 ISO400, 1/500秒〜1/30秒; 21:50 ISO400, 2秒
皆既中 2018.1.31 22:02〜23:08, ISO1250, 2〜4秒, ISO400, 4秒
皆既後 2018.1.31 23:12, ISO400, 4秒; 23:22〜24:11, ISO400, 1/30秒〜1/500秒
●皆既月食:開始頃 2018.1.31 22:01(Prominar 850mm, F9.6, ISO1250, 露出2秒)
●皆既月食:最大 2018.1.31 22:30(Prominar 850mm, F9.6, ISO1250, 露出3.2秒)
●皆既月食:終了頃 2018.1.31 23:07(Prominar 850mm, F9.6, ISO400, 露出4秒)
月食時月面上にみられる地球の影は、赤銅色の本影に沿って薄い青いベルト(ブルーベルト)が見られる。太陽光が地球大気オゾン層を通過時に赤色が吸収され青色が残るためだ。このブルーベルトはその色からターコイズフリンジと呼ばれる。
部分食時の3段階の露出で撮影したRAW画僧を、Photomatix Essentials(v4.1.2)を用いてHDR (High Dynamic Range)合成を行った。
●部分食縁のターコイズフリンジ 2018.1.31 23:23 ISO400, 1/30秒、1/10秒、1秒
●月食の全経過と地球の影
皆既前 2018.1.31 20:48〜21:39, 12分30秒ごと, ISO400, 1/500秒〜1/30秒
皆既時 2018.1.31 22:30, ISO1250, 4秒
皆既後 2018.1.31 23:22〜24:11, 12分30秒ごと, ISO400, 1/30秒〜1/500秒
●皆既月食中の星空 2018.1.31 22:34(EOS 6D (HKIR) + Sigma 20mm EXDG, F2.8, ISO1600, 露出120秒:4 x 30秒、StellaImage 8でコンポジット)
図説:左からしし座、皆既月食中の月、かに座M44散開星団、ふたご座。中央下こいぬ座プロキオン。
今回の皆既月食は、天気予報より実際の天気は良い方に外れて全国各地で観察できたらしい。旭川や札幌でも観られたが、雲は多かったようだ。ウィークデーの午後からの北見遠征はたいへんだったが、全経過を快晴状態で観察できたことと、皆既月食中の星空の美しさを堪能できたことで大成功だったと思う。撮影もうまくいったようだが、氷点下17℃の中ではレンズヒーターが力不足であることが判明した。旭川の自宅への帰宅は午前3:30、奥さんの運転に助けられたことに感謝する。翌日は通常勤務だった。
ベニヒワとキレンジャクは去って皆既月食を迎える [月食]
ノルウェーの皆既日食とオーロラの旅から帰って、また慌ただしい日常に戻った。自宅横の東部中央公園には雪が残っていたが、3月末〜4月はじめの暖かさで急速に消えていった。残雪のあった公園にはたくさんのベニヒワが最後の採餌にやって来た。キレンジャクやアトリも来ていた。残雪の消失とともに、これらの冬鳥たちは帰って行った。
●残雪の東部中央公園 2015.03.28
池もまだ氷が張っていた
●東部中央公園のベニヒワ(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
ベニヒワは自宅の餌台にもよくやって来た。スズメたちはベニヒワが去るのをじっと待っている。ベニヒワが去るとやって来る。時にいっしょになることがあった。ベニヒワはスズメより身体は小さいが、気は強いようだ。
●自宅にやって来たベニヒワ 2015.03.23(FinePix S1:以下同じ。奥さん撮影)
●同 2015.03.25
●餌台のベニヒワとスズメ 2015.03.29
●東部中央公園のアトリ 2015.03.24(FinePix S1: 奥さん撮影)
●同(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●キレンジャク 2015.03.28(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●最後のキレンジャク 2015.03.31(FinePix S1:奥さん撮影)
ベニヒワやキレンジャクやアトリがほぼ去った4月4日(土)に皆既月食が見られた。新月の時皆既日食を起こした月は、満月で皆既月食をおこした。旭川は概ね晴れたが、しばしば薄雲がかかった。自宅のベランダで撮影した。機材はビデオ雲台に乗せたProminar 500mm F5.6 FL+EOS 7Dと、iOptronの赤道儀ZEQ25GTに乗せたEF400mm F5.6L USM+EOS 5D Mark IIIである。後者は2分30秒ごとに自動撮影した。赤道儀による撮影では地球の日周運動が相殺されるため、月の公転により、地球の影内を移動して月食を起こす様子が分かる。
●月食の経過:皆既まで(Prominar 500mm F5.6 FL+EOS 7D)2015.04.04 19:04〜20:43
●皆既月食(同)2015.04.04 20:51、20:57、21:13)
●月食の経過:皆既後(同)2015.21:19〜22:53
●iOptron ZEQ25GT赤道儀
●比較(明)合成による皆既月食の経過(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM) 2015.04.04 19:38〜22:18。皆既の月は21:03撮影
皆既月食の翌日4月5日(日)の東部中央公園は雪がなくなり、池の氷も完全に消失していた。キレンジャクやアトリは去った。ベニヒワは1羽だけ居残りがいた。代わって、カワラヒワ、ヒバリ、マガモがやって来た。
●東部中央公園 2015.04.05
●東部中央公園の最後のベニヒワ(FinePix S1)
●カワラヒワ(FinePix S1)
●マガモ♂(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●マガモ♀(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●残雪の東部中央公園 2015.03.28
池もまだ氷が張っていた
●東部中央公園のベニヒワ(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
ベニヒワは自宅の餌台にもよくやって来た。スズメたちはベニヒワが去るのをじっと待っている。ベニヒワが去るとやって来る。時にいっしょになることがあった。ベニヒワはスズメより身体は小さいが、気は強いようだ。
●自宅にやって来たベニヒワ 2015.03.23(FinePix S1:以下同じ。奥さん撮影)
●同 2015.03.25
●餌台のベニヒワとスズメ 2015.03.29
●東部中央公園のアトリ 2015.03.24(FinePix S1: 奥さん撮影)
●同(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●キレンジャク 2015.03.28(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●最後のキレンジャク 2015.03.31(FinePix S1:奥さん撮影)
ベニヒワやキレンジャクやアトリがほぼ去った4月4日(土)に皆既月食が見られた。新月の時皆既日食を起こした月は、満月で皆既月食をおこした。旭川は概ね晴れたが、しばしば薄雲がかかった。自宅のベランダで撮影した。機材はビデオ雲台に乗せたProminar 500mm F5.6 FL+EOS 7Dと、iOptronの赤道儀ZEQ25GTに乗せたEF400mm F5.6L USM+EOS 5D Mark IIIである。後者は2分30秒ごとに自動撮影した。赤道儀による撮影では地球の日周運動が相殺されるため、月の公転により、地球の影内を移動して月食を起こす様子が分かる。
●月食の経過:皆既まで(Prominar 500mm F5.6 FL+EOS 7D)2015.04.04 19:04〜20:43
●皆既月食(同)2015.04.04 20:51、20:57、21:13)
●月食の経過:皆既後(同)2015.21:19〜22:53
●iOptron ZEQ25GT赤道儀
●比較(明)合成による皆既月食の経過(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM) 2015.04.04 19:38〜22:18。皆既の月は21:03撮影
皆既月食の翌日4月5日(日)の東部中央公園は雪がなくなり、池の氷も完全に消失していた。キレンジャクやアトリは去った。ベニヒワは1羽だけ居残りがいた。代わって、カワラヒワ、ヒバリ、マガモがやって来た。
●東部中央公園 2015.04.05
●東部中央公園の最後のベニヒワ(FinePix S1)
●カワラヒワ(FinePix S1)
●マガモ♂(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
●マガモ♀(EOS 5D Mark III、EF400mm F5.6L USM)
皆既月食奮戦記と旭岳のシマリス [月食]
奮戦記というほどではない。ちょっとの準備不足と、天気予報をとるか、現実の空をとるか、ドタバタを演じた末に概ね良好な結果を得たので報告する。皆既月食の見られる10月8日水曜日18時〜21時、天気予報では旭川は小雨〜曇りになっていた。tenki.jpだけでなく、新聞もテレビも同様の予報だった。道内どこが晴れるのだろう。tenki.jpで調べてみると、道東は晴れるようだ。道東で旭川から一番近い新得も晴れになっていた。新得に向かおう ~ ~!!!
●旭川市と新得町の10月8日夜の天気予報(tenki.jp)
10月8日夕方、大急ぎで自宅に戻った。前日当直だったため準備不足だった。Prominar 500mm F5.6 FLとEOS 7DをCRVに積んで出発した。出発時、東の空を除いて晴れてきた。あれ〜?大分晴れている、天気予報を信じるべきか、現実の空を信用すべきか。迷った。でもこの後曇ってしまったら大変だ。やっぱり出発しよう。国道237号で富良野方向へ走っていると東の空も徐々に晴れてきた。そして終に登ってきたばかりの満月が姿を現した。上富良野町だった。完全な快晴状態である。天気予報は明らかに外れたようだ。新得まで行くまでもない。国道脇の駐車場で撮影を開始した。
●登ってきたばかりの満月(2014.10.08 17:38)
撮影を開始してみると、街灯の明かりはあるし交通量も多くて撮影場所としては不良だった。それでも、月食のはじまり (18:14)、皆既月食のはじまり (19:24)、皆既月食の終わり近くまで快晴状態で見ることができた。皆既月食の間、かなり星が見えていた。慌てていて広角レンズや双眼鏡を忘れてきたのが悔やまれた。
皆既月食の終わり (20:24)ごろ、雲が広がって見えなくなった。旭川側に戻ることにした。旭川空港付近の観測地に車を停めると、雲の量が減りまた月が見えてきた。月食の終わり (21:35)過ぎまで、ここで撮影した。
●皆既月食の全経過 (Prominar 500mm F5.6 FL、EOS 7D)
今回の皆既月食で注目されたのは、すぐ近くに5.7等の天王星 (Uranus)がいることだ。双眼鏡を忘れてきたため肉眼では確認できなかったが、写真では赤銅色の月と右側にいる青い天王星の対比が美しい。
●皆既月食と天王星
天王星は皆既食の始まる前は月のすぐ右側にいたが、だんだん離れていくように見えた。これは月の公転によって起きる。月はおよそ30日で地球を1周するから、1日あたり12° 西から東へ動く(360° /30日)。1時間当たりでは0.5° (30′)動く (12° /24時間)。月の見かけの大きさ・視直径は30′ だから、月は1時間で月1個分移動することになる。
天王星を指標として月を並べてみた。19:01には月は天王星のすぐ左側にいるが、1時間9分後の20:10には月1個分くらい離れているのが分かる。
●天王星を指標とした月の動き(月の公転)
皆既月食自体、月の公転により月が地球の影(本影)に突入して起きる現象である。18:15から21:34までの約200′間に撮影した7コマを並べてみた。
●皆既月食時の月の動き
次に、先週10月5日 (日)撮影分の東部中央公園のアカゲラ♂、シジュウカラ、旭岳のシマリスを載せておく。
●紅葉の東部中央公園 (以下FinePix S1)
●アカゲラ♂
●シジュウカラ
10月5日 (日)ホシガラス狙いで再び旭岳に行った。私は第三展望台で粘っていたが今回は出逢えなかった。その間、奥さんはFinePix S1を持って遊歩道を一周して、シマリスに出逢った。
●雪の旭岳 (以下奥さん撮影:FinePix S1)
●姿見の池
●エゾシマリス
●奥さん作成の雪だるま:第3展望台
●旭川市と新得町の10月8日夜の天気予報(tenki.jp)
10月8日夕方、大急ぎで自宅に戻った。前日当直だったため準備不足だった。Prominar 500mm F5.6 FLとEOS 7DをCRVに積んで出発した。出発時、東の空を除いて晴れてきた。あれ〜?大分晴れている、天気予報を信じるべきか、現実の空を信用すべきか。迷った。でもこの後曇ってしまったら大変だ。やっぱり出発しよう。国道237号で富良野方向へ走っていると東の空も徐々に晴れてきた。そして終に登ってきたばかりの満月が姿を現した。上富良野町だった。完全な快晴状態である。天気予報は明らかに外れたようだ。新得まで行くまでもない。国道脇の駐車場で撮影を開始した。
●登ってきたばかりの満月(2014.10.08 17:38)
撮影を開始してみると、街灯の明かりはあるし交通量も多くて撮影場所としては不良だった。それでも、月食のはじまり (18:14)、皆既月食のはじまり (19:24)、皆既月食の終わり近くまで快晴状態で見ることができた。皆既月食の間、かなり星が見えていた。慌てていて広角レンズや双眼鏡を忘れてきたのが悔やまれた。
皆既月食の終わり (20:24)ごろ、雲が広がって見えなくなった。旭川側に戻ることにした。旭川空港付近の観測地に車を停めると、雲の量が減りまた月が見えてきた。月食の終わり (21:35)過ぎまで、ここで撮影した。
●皆既月食の全経過 (Prominar 500mm F5.6 FL、EOS 7D)
今回の皆既月食で注目されたのは、すぐ近くに5.7等の天王星 (Uranus)がいることだ。双眼鏡を忘れてきたため肉眼では確認できなかったが、写真では赤銅色の月と右側にいる青い天王星の対比が美しい。
●皆既月食と天王星
天王星は皆既食の始まる前は月のすぐ右側にいたが、だんだん離れていくように見えた。これは月の公転によって起きる。月はおよそ30日で地球を1周するから、1日あたり12° 西から東へ動く(360° /30日)。1時間当たりでは0.5° (30′)動く (12° /24時間)。月の見かけの大きさ・視直径は30′ だから、月は1時間で月1個分移動することになる。
天王星を指標として月を並べてみた。19:01には月は天王星のすぐ左側にいるが、1時間9分後の20:10には月1個分くらい離れているのが分かる。
●天王星を指標とした月の動き(月の公転)
皆既月食自体、月の公転により月が地球の影(本影)に突入して起きる現象である。18:15から21:34までの約200′間に撮影した7コマを並べてみた。
●皆既月食時の月の動き
次に、先週10月5日 (日)撮影分の東部中央公園のアカゲラ♂、シジュウカラ、旭岳のシマリスを載せておく。
●紅葉の東部中央公園 (以下FinePix S1)
●アカゲラ♂
●シジュウカラ
10月5日 (日)ホシガラス狙いで再び旭岳に行った。私は第三展望台で粘っていたが今回は出逢えなかった。その間、奥さんはFinePix S1を持って遊歩道を一周して、シマリスに出逢った。
●雪の旭岳 (以下奥さん撮影:FinePix S1)
●姿見の池
●エゾシマリス
●奥さん作成の雪だるま:第3展望台
大都会で皆既月食撮影奮闘記 [月食]
第3回日本ユーザーメード医療IT(J-SUMMITS)研究会出席のため、12月10日(土)予定より20分遅れのam 9:30羽田行きに乗った。旭川は雪模様だったが、東京は快晴だ。ラッキー、この日皆既月食が起こるが、旭川にいたら見られないところだった。旅行カバンの中はEOS 7DとEF100-400mm IS USMが大部分を占めている。問題は三脚が大きすぎてカバンに入らないことだった。まあ、研究会出席が主目的なので、手持ちで撮すことにして三脚は置いてきた。
新宿駅に着いた。横にビックカメラがある!? やっぱり天頂の月食中の暗い月を400mm望遠・手持ちはきついなあと思い直し、ビックカメラで安い三脚でも買っていこうと思った。さすが大都会、三脚がたくさんある。が、頑丈そうなものはカバンに入らない、カバンに入りそうなものはEOS 7DとEF100-400mm IS USMでは壊れそうだ。そうだ、三脚でなくて一脚なら、まあまあ丈夫そうでカバンに入るものがある。Kenko製アルミ5段一脚 980円。まあ、980円なら壊れても損にはならないだろう。
J-SUMMITS研究会は、12月9日(金)〜12月10日(土)に京王プラザホテルで開催された第12回日本クリニカルパス学会の関連研究会である。研究会は13:30開始、17:20くらいに終了した。宿泊先である新宿ワシントンホテルに向かった。土曜日のためかすごく混んでおり、チェックインに長い行列ができていた。団体客のためらしいが、エレベーターもなかなかこなかった。かなり遅れて懇親会会場「トルコワイン食堂イスタンブール」に到着。空席のあったテーブルに座ると、きれいなFileMaker社の女性社員2人の横になった\(^o^)/。「物質は宇宙の質量の4%に過ぎないのですよ」などと、場にそぐわない蘊蓄をたれているうちに(しかも消化不足)お開きになる。急いで新宿ワシントンホテルに帰り、目覚ましシャワーを浴びて、Canon EOS 7DにEF100-400mm IS USMを装着。ホテル横の歩道で撮影開始。もうpm 10:00、月食が始まっている(400mmの写真は2倍トリミング)。
・2011/12/10 22:00 400mm F5.6 ISO 400 露出1/800
・2011/12/10 22:29 400mm F5.6 ISO 400 露出1/250
午後11:00そろそろ皆既月食になってきた。せっかく買った一脚だが、天頂付近ではやっぱりぶれる。しかたないので、ISOを6400にしてみたり、オート露出にしてみたり。 ISO 6400だとやはり荒いなあ。
・2011/12/10 23:02 400mm F5.6 ISO 6400 露出1/40
・2011/12/10 23:31 400mm F5.6 ISO 6400 オート露出1/13
・2011/12/11 00:02 400mm F8 ISO 6400 オート露出1/20
【新宿ワシントンホテルと皆既月食】
新宿ワシントンホテルの横で撮影していると、たくさんの方が声をかけてくれた。「そうだ、今日は皆既月食だ」といって見上げているヒトが多かった。皆既月食の認知度自体は高いようだ。とくに、外国の方(シンガポール、フィリピン、ケニアなど)の質問が多かったので、つたない英語で対応した。「写真送ってほしい」ってのもあった。後ろであやしげな解説をするアルコールの入った方もいた。
・2011/12/10 23:32 130mm F5 オート露出1/4
皆既は終わったので、マニュアル露出、ISO 400で撮影。
・2011/12/11 00:23 400mm F8 ISO 400 露出1/200
・2011/12/11 00:52 400mm F8 ISO 400 露出1/500
・2011/12/11 00:58 400mm F8 ISO 400 露出1/640
・2011/12/11 01:19 400mm F8 ISO 400 露出1/1000
翌朝、新宿ワシントンホテルの朝食は3会場とも長蛇の列。やっと朝食をとり、ぎりぎりで羽田着。10:45の羽田→旭川に搭乗。快晴の東京を飛び立つと、旭川は雪のため千歳空港に変更になるか、または羽田に引き返す可能性がありますとのアナウンスが入っている。機内放送どおり雪だったが着陸できた。快晴の東京から吹雪の旭川へ帰ってきた。北海道の原野に飛ばされる?
新宿駅に着いた。横にビックカメラがある!? やっぱり天頂の月食中の暗い月を400mm望遠・手持ちはきついなあと思い直し、ビックカメラで安い三脚でも買っていこうと思った。さすが大都会、三脚がたくさんある。が、頑丈そうなものはカバンに入らない、カバンに入りそうなものはEOS 7DとEF100-400mm IS USMでは壊れそうだ。そうだ、三脚でなくて一脚なら、まあまあ丈夫そうでカバンに入るものがある。Kenko製アルミ5段一脚 980円。まあ、980円なら壊れても損にはならないだろう。
J-SUMMITS研究会は、12月9日(金)〜12月10日(土)に京王プラザホテルで開催された第12回日本クリニカルパス学会の関連研究会である。研究会は13:30開始、17:20くらいに終了した。宿泊先である新宿ワシントンホテルに向かった。土曜日のためかすごく混んでおり、チェックインに長い行列ができていた。団体客のためらしいが、エレベーターもなかなかこなかった。かなり遅れて懇親会会場「トルコワイン食堂イスタンブール」に到着。空席のあったテーブルに座ると、きれいなFileMaker社の女性社員2人の横になった\(^o^)/。「物質は宇宙の質量の4%に過ぎないのですよ」などと、場にそぐわない蘊蓄をたれているうちに(しかも消化不足)お開きになる。急いで新宿ワシントンホテルに帰り、目覚ましシャワーを浴びて、Canon EOS 7DにEF100-400mm IS USMを装着。ホテル横の歩道で撮影開始。もうpm 10:00、月食が始まっている(400mmの写真は2倍トリミング)。
・2011/12/10 22:00 400mm F5.6 ISO 400 露出1/800
・2011/12/10 22:29 400mm F5.6 ISO 400 露出1/250
午後11:00そろそろ皆既月食になってきた。せっかく買った一脚だが、天頂付近ではやっぱりぶれる。しかたないので、ISOを6400にしてみたり、オート露出にしてみたり。 ISO 6400だとやはり荒いなあ。
・2011/12/10 23:02 400mm F5.6 ISO 6400 露出1/40
・2011/12/10 23:31 400mm F5.6 ISO 6400 オート露出1/13
・2011/12/11 00:02 400mm F8 ISO 6400 オート露出1/20
【新宿ワシントンホテルと皆既月食】
新宿ワシントンホテルの横で撮影していると、たくさんの方が声をかけてくれた。「そうだ、今日は皆既月食だ」といって見上げているヒトが多かった。皆既月食の認知度自体は高いようだ。とくに、外国の方(シンガポール、フィリピン、ケニアなど)の質問が多かったので、つたない英語で対応した。「写真送ってほしい」ってのもあった。後ろであやしげな解説をするアルコールの入った方もいた。
・2011/12/10 23:32 130mm F5 オート露出1/4
皆既は終わったので、マニュアル露出、ISO 400で撮影。
・2011/12/11 00:23 400mm F8 ISO 400 露出1/200
・2011/12/11 00:52 400mm F8 ISO 400 露出1/500
・2011/12/11 00:58 400mm F8 ISO 400 露出1/640
・2011/12/11 01:19 400mm F8 ISO 400 露出1/1000
翌朝、新宿ワシントンホテルの朝食は3会場とも長蛇の列。やっと朝食をとり、ぎりぎりで羽田着。10:45の羽田→旭川に搭乗。快晴の東京を飛び立つと、旭川は雪のため千歳空港に変更になるか、または羽田に引き返す可能性がありますとのアナウンスが入っている。機内放送どおり雪だったが着陸できた。快晴の東京から吹雪の旭川へ帰ってきた。北海道の原野に飛ばされる?