見晴公園のヤマガラと400mm F2.8による星雲・星団 [天体機材]
【10月27日(土)】
函館にいる娘夫妻と孫(1歳6ヶ月)に会いに行った。待ち合わせまで時間があった。事前情報で、探鳥には函館公園か見晴公園とのことだったので、後者に行ってみた。あまり時間が無かった。ヤマガラとシジュウカラだけ撮影して時間切れとなった。
●函館見晴公園
●ヤマガラ(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
●シジュウカラ(同)
函館しおさい亭に一泊して帰ってきた。個室露天風呂から津軽海峡と夜景を撮影してみた。夜空の星は写るには写ったが、南の空には明るい星がなかった。
●津軽海峡と夜景;しおさい亭にて 2018.10.27 23:21(EOS 5D Mark III + Sigma 14mm F1.8 DG HSM, F2.0, ISO3200, 露出0.8秒)
【11月2日(金)〜11月3日(土)】
先月10月13日に士幌高原星空観察会が開催された際、星空の解説にレーザーポインターがあったら便利かなと思った。ネットで検索してみると、LaserCheap;500mWグリーン天体観測用レーザーポインター(8,000円)というのがあったので注文していた。輸入品で到着までしばらく日数がかかったが、この日やっと届いた。夜、美瑛の青い池の駐車場で照らしてみた。素晴らしい。これは星空の解説に十分使える。ただ、今のところ解説する相手がいない。孫の成長を待つことにする(爆)。
●500mWグリーン天体観測用レーザーポインター 2018.11.3 00:13(EOS 5D Mark III + Sigma 14mm F1.8 DG HSM, F1.8, ISO6400, 露出10秒;セルフタイマーにて撮影)
重いためあまり活用してこなかったEF400mm F2.8L IS USM望遠レンズ。今年購入したVixen SXD2赤道儀なら重量的には積載可能である。ところが、赤道儀に鏡筒を取り付ける接続部分が合わない。天体用の標準規格であるビクセン規格と写真用望遠レンズの台座が合わないのだ。さらに天体用にはファインダーやオートガイダーの取り付けも必要になる。
VixenのマルチプレートDX、望遠鏡用アタッチメントプレートホルダー、アルカスイス雲台(オートガイダー用)ファインダー用アリミゾ式台座、60mm F3.6ガイドスコープなどにより、望遠レンズ、ガイドスコープ、オートガイダーM-GENを取り付ける台座を組み立てた(写真上)。さらに望遠レンズの台座にVixenの汎用スライドバーを取り付けた(写真下)。
●マルチプレート・アルカスイス雲台・望遠鏡用ホルダー・アリミゾ式台座(上)と汎用スライドバーを着けた400mm F2.8レンズ(下)
●SXD2赤道儀に取り付けた400mm F2.8レンズ※
※ヒーターのよこた;夜露防止ヒータータイプ4装着
美瑛の青い池駐車場で撮影したM45 プレアデス星団、NGC2237 バラ星雲、NGC2024 馬頭星雲、M42 オリオン座大星雲を示す。
●M45 プレアデス星団すばる 2018.11.2 22:23(EOS 5D Mark III + EF400mm F2.8L IS USM, F2.8, ISO1600, 露出2分)
Nik Collection (Color Efex Pro 4) + PhotoShop CS5でトーカーブ調整
以下の写真はEOS 6D (HKIR) + EF400mm F2.8L IS USM, F2.8, ISO1600で撮影し、StellaImage 8でコンポジット、PhotoShop CS5でトーンカーブ調整した。
●NGC2237 バラ星雲 2018.11.3 00:59 露出20分(2分 x 10枚)
●NGC2024 馬頭星雲 2018.11.2 23:44 露出20分(2分 x 10枚)
●M42 オリオン座大星雲 2018.11.3 00:30 露出20分(2分 x 10枚)
今回の撮影では背景が白っぽくなったため、トーカーブ調整した。今後、フィルター使用が必須となるかもしれない。
函館にいる娘夫妻と孫(1歳6ヶ月)に会いに行った。待ち合わせまで時間があった。事前情報で、探鳥には函館公園か見晴公園とのことだったので、後者に行ってみた。あまり時間が無かった。ヤマガラとシジュウカラだけ撮影して時間切れとなった。
●函館見晴公園
●ヤマガラ(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
●シジュウカラ(同)
函館しおさい亭に一泊して帰ってきた。個室露天風呂から津軽海峡と夜景を撮影してみた。夜空の星は写るには写ったが、南の空には明るい星がなかった。
●津軽海峡と夜景;しおさい亭にて 2018.10.27 23:21(EOS 5D Mark III + Sigma 14mm F1.8 DG HSM, F2.0, ISO3200, 露出0.8秒)
【11月2日(金)〜11月3日(土)】
先月10月13日に士幌高原星空観察会が開催された際、星空の解説にレーザーポインターがあったら便利かなと思った。ネットで検索してみると、LaserCheap;500mWグリーン天体観測用レーザーポインター(8,000円)というのがあったので注文していた。輸入品で到着までしばらく日数がかかったが、この日やっと届いた。夜、美瑛の青い池の駐車場で照らしてみた。素晴らしい。これは星空の解説に十分使える。ただ、今のところ解説する相手がいない。孫の成長を待つことにする(爆)。
●500mWグリーン天体観測用レーザーポインター 2018.11.3 00:13(EOS 5D Mark III + Sigma 14mm F1.8 DG HSM, F1.8, ISO6400, 露出10秒;セルフタイマーにて撮影)
重いためあまり活用してこなかったEF400mm F2.8L IS USM望遠レンズ。今年購入したVixen SXD2赤道儀なら重量的には積載可能である。ところが、赤道儀に鏡筒を取り付ける接続部分が合わない。天体用の標準規格であるビクセン規格と写真用望遠レンズの台座が合わないのだ。さらに天体用にはファインダーやオートガイダーの取り付けも必要になる。
VixenのマルチプレートDX、望遠鏡用アタッチメントプレートホルダー、アルカスイス雲台(オートガイダー用)ファインダー用アリミゾ式台座、60mm F3.6ガイドスコープなどにより、望遠レンズ、ガイドスコープ、オートガイダーM-GENを取り付ける台座を組み立てた(写真上)。さらに望遠レンズの台座にVixenの汎用スライドバーを取り付けた(写真下)。
●マルチプレート・アルカスイス雲台・望遠鏡用ホルダー・アリミゾ式台座(上)と汎用スライドバーを着けた400mm F2.8レンズ(下)
●SXD2赤道儀に取り付けた400mm F2.8レンズ※
※ヒーターのよこた;夜露防止ヒータータイプ4装着
美瑛の青い池駐車場で撮影したM45 プレアデス星団、NGC2237 バラ星雲、NGC2024 馬頭星雲、M42 オリオン座大星雲を示す。
●M45 プレアデス星団すばる 2018.11.2 22:23(EOS 5D Mark III + EF400mm F2.8L IS USM, F2.8, ISO1600, 露出2分)
Nik Collection (Color Efex Pro 4) + PhotoShop CS5でトーカーブ調整
以下の写真はEOS 6D (HKIR) + EF400mm F2.8L IS USM, F2.8, ISO1600で撮影し、StellaImage 8でコンポジット、PhotoShop CS5でトーンカーブ調整した。
●NGC2237 バラ星雲 2018.11.3 00:59 露出20分(2分 x 10枚)
●NGC2024 馬頭星雲 2018.11.2 23:44 露出20分(2分 x 10枚)
●M42 オリオン座大星雲 2018.11.3 00:30 露出20分(2分 x 10枚)
今回の撮影では背景が白っぽくなったため、トーカーブ調整した。今後、フィルター使用が必須となるかもしれない。
今季初の旭岳と雨の日の天体機材工作 [天体機材]
本州は梅雨明けとなった。太平洋高気圧に押されて北上した梅雨前線が北海道にやって来た。本来梅雨のないはずの北海道に梅雨前線が停滞して毎日雨が降っている。火星の大接近に備えて整備してきた撮影機材もまったく使えない状態になっている。
【6月30日(土)】
この日は雨は降っておらず、一時日も差していた。今季初、旭岳に行ってきた。第3展望台にギンザンマシコ待ちのCMが数人待機していた。当日ギンザンマシコ♂も現れたらしいが、当方撮影時には♀のみが顔を出した。さらに第2展望台でカヤクグリを撮影して引き上げてきた。
●残雪の旭岳と擂鉢池(EOS 5D Mark III + Sigma14mm F1.8 DG HSM)
●ギンザンマシコ♀(EOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM)
●カヤクグリ(同)
【7月1日(日)】
朝から雨。「空飛ぶタイヤ」を見てきた。これは面白い。これくらい面白いと当方も奥さんもまったく眠気が出ないことが判明した。豚丼専門店「き久好」がイオンモール旭川駅前に開店した。帯広豚丼そのものの味でとても美味しかった。やっと旭川でも帯広豚丼を食べられるようになったといたく感激。蕎麦はむしろ付けない方が良いと思う。豚丼だけで注文することをお勧めする。
●「き久好」の豚丼;イオンモール旭川駅前店
雨なので、これまでやっておきたいと思っていた天体機材の工作を行った。ホーマックでいろいろ材料を買いそろえた。
1. EdgeHD800に鏡筒排気ファンSを取り付ける
シュミットカセグレンは鏡筒内温度順応に時間がかかる。EdgeHDは接眼部に補正レンズがあり、完全な密閉鏡筒になっている。他のシュミットカセグレンのように接眼部から排気することができず、リアセルにある換気用の排気口から排気するしかない。ここに取り付けるファンユニットも発売されているが個人輸入しなければならない(Deep Space Product社TEMP-est;ブログStarryUrbanSkyさんの情報による)。
アイベル工房で販売されている鏡筒排気ファンSを、接眼部でなく排気口に取り付けることにした。ホーマックで粘着テープ付きの10cm角ゴム板を購入、鏡筒排気ファンSを付ける穴を空けて排気口上に貼り付けるだけである。
●鏡筒排気ファンSと粘着テープ付きゴム板
EdgeHD800の排気口に合う位置に、鏡筒排気ファンSよりやや小さめに彫刻刀で穴をあける。
●EdgeHD800の排気口上に穴あきゴム板を貼り付ける
ゴム板の穴に鏡筒排気ファンSをはめ込む。なお、ファインダーは明視野十字線入りに変更してある。
2. フラットフレーム撮影用アクリル板
F値の明るいレンズで星野写真を撮ると周辺減光が目立つ。また望遠レンズで星雲などを撮影した際も周辺減光がみられる。これを補正するフラット補正用の1mm厚のアクリル板を購入した。粘着テープ付きの28mm幅ゴム板を着けて、レンズ前に取り付ける。
●1mm厚アクリル板と粘着テープ付き28mm幅ゴム板
レンズフードを軽くはさむ位置にゴム板を貼り付ける
●Sigma 14mm F1.0 DG HSM用アクリル板
●フラットフレーム撮影例(EOS 6D + Sigma 14mm F1.8, ISO1600, 1/640秒)
PCの白色画面を撮影した
●天の川(2018.4.18 00:57(EOS 6D (HKIR) + Sigma 14mm F1.8 DG HSM, ISO1600, 60秒)
●フラット補正後の天の川
StellaImage 8で上記フラットフレームを用いてフラット補正した。
●バラ星雲 NGC2237 2018.3.10 21:49(EOS 6D(HKIR) + Prominar 500mm, F5.6, ISO 1600, 露出40分;2分 x 20)
●フラット補正後のバラ星雲 NGC2237
フラットフレーム(EOS 6D + Prominar 500mm, F5.6, ISO1600, 露出1/80秒 x 6枚コンポシット)を用いてStellaImage 8でフラット補正した。
●BORG107FL用アクリル板
●Prominar用アクリル板
●キャノンEF400mm F2.8L IS USM用アクリル板
3. 三脚設置用コンクリートブロック
自宅バルコニーで撮影を行う際、毎回赤道儀を持ち出している。バルコニーに三脚設置用コンクリートブロックを置いた。一度極軸を合わせておくと、次回からは微調整で極軸が合うようになった。
●三脚設置用ブロック
ちなみに虫コナーズをぶら下げてある。効果は今のところ不明(し、知らんのんかい)
【6月30日(土)】
この日は雨は降っておらず、一時日も差していた。今季初、旭岳に行ってきた。第3展望台にギンザンマシコ待ちのCMが数人待機していた。当日ギンザンマシコ♂も現れたらしいが、当方撮影時には♀のみが顔を出した。さらに第2展望台でカヤクグリを撮影して引き上げてきた。
●残雪の旭岳と擂鉢池(EOS 5D Mark III + Sigma14mm F1.8 DG HSM)
●ギンザンマシコ♀(EOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM)
●カヤクグリ(同)
【7月1日(日)】
朝から雨。「空飛ぶタイヤ」を見てきた。これは面白い。これくらい面白いと当方も奥さんもまったく眠気が出ないことが判明した。豚丼専門店「き久好」がイオンモール旭川駅前に開店した。帯広豚丼そのものの味でとても美味しかった。やっと旭川でも帯広豚丼を食べられるようになったといたく感激。蕎麦はむしろ付けない方が良いと思う。豚丼だけで注文することをお勧めする。
●「き久好」の豚丼;イオンモール旭川駅前店
雨なので、これまでやっておきたいと思っていた天体機材の工作を行った。ホーマックでいろいろ材料を買いそろえた。
1. EdgeHD800に鏡筒排気ファンSを取り付ける
シュミットカセグレンは鏡筒内温度順応に時間がかかる。EdgeHDは接眼部に補正レンズがあり、完全な密閉鏡筒になっている。他のシュミットカセグレンのように接眼部から排気することができず、リアセルにある換気用の排気口から排気するしかない。ここに取り付けるファンユニットも発売されているが個人輸入しなければならない(Deep Space Product社TEMP-est;ブログStarryUrbanSkyさんの情報による)。
アイベル工房で販売されている鏡筒排気ファンSを、接眼部でなく排気口に取り付けることにした。ホーマックで粘着テープ付きの10cm角ゴム板を購入、鏡筒排気ファンSを付ける穴を空けて排気口上に貼り付けるだけである。
●鏡筒排気ファンSと粘着テープ付きゴム板
EdgeHD800の排気口に合う位置に、鏡筒排気ファンSよりやや小さめに彫刻刀で穴をあける。
●EdgeHD800の排気口上に穴あきゴム板を貼り付ける
ゴム板の穴に鏡筒排気ファンSをはめ込む。なお、ファインダーは明視野十字線入りに変更してある。
2. フラットフレーム撮影用アクリル板
F値の明るいレンズで星野写真を撮ると周辺減光が目立つ。また望遠レンズで星雲などを撮影した際も周辺減光がみられる。これを補正するフラット補正用の1mm厚のアクリル板を購入した。粘着テープ付きの28mm幅ゴム板を着けて、レンズ前に取り付ける。
●1mm厚アクリル板と粘着テープ付き28mm幅ゴム板
レンズフードを軽くはさむ位置にゴム板を貼り付ける
●Sigma 14mm F1.0 DG HSM用アクリル板
●フラットフレーム撮影例(EOS 6D + Sigma 14mm F1.8, ISO1600, 1/640秒)
PCの白色画面を撮影した
●天の川(2018.4.18 00:57(EOS 6D (HKIR) + Sigma 14mm F1.8 DG HSM, ISO1600, 60秒)
●フラット補正後の天の川
StellaImage 8で上記フラットフレームを用いてフラット補正した。
●バラ星雲 NGC2237 2018.3.10 21:49(EOS 6D(HKIR) + Prominar 500mm, F5.6, ISO 1600, 露出40分;2分 x 20)
●フラット補正後のバラ星雲 NGC2237
フラットフレーム(EOS 6D + Prominar 500mm, F5.6, ISO1600, 露出1/80秒 x 6枚コンポシット)を用いてStellaImage 8でフラット補正した。
●BORG107FL用アクリル板
●Prominar用アクリル板
●キャノンEF400mm F2.8L IS USM用アクリル板
3. 三脚設置用コンクリートブロック
自宅バルコニーで撮影を行う際、毎回赤道儀を持ち出している。バルコニーに三脚設置用コンクリートブロックを置いた。一度極軸を合わせておくと、次回からは微調整で極軸が合うようになった。
●三脚設置用ブロック
ちなみに虫コナーズをぶら下げてある。効果は今のところ不明(し、知らんのんかい)
調整中の惑星撮影機材について [天体機材]
6月に入ってから、土日は産業医更新のため東京へ行ったり、4月に亡くなったポメラニアンのボンの合同慰霊祭に参加したりしていた。6月10日(日)時間ができたので、東神楽町〜キトウシ森林公園〜外国樹種見本林〜北方野草園を回ってきた。鳥果あまりなく、ノビタキとキビタキを撮影したのみだった。
●東神楽町;6月10日(日)
●ノビタキ♂;東神楽町(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
●キビタキ♂;外国樹種見本林
火星の大接近が迫ってきた。いまだシーイングの良い日に巡り会わなくて撮影は上手くいっていないが、今回揃えた撮影機材について記録しておくことにする。
●Edge HD 800鏡筒とSXD2赤道儀
セレストロンEdge HD 800鏡筒(20cm F10)およびビクセンSXD2赤道儀
●0.7倍レデューサーとTアダプター
Edge HD 800とのセットで購入。月面や星雲などをカメラ撮影する場合に使う。
●バーティノフマスク
光軸合わせおよびフォーカス合わせ用(IoSystemsInc 金属製高精度 195-238mm)
●レンズシェードとピギーバックマウント
夜間の使用時水滴で曇ってしまうためレンズシェードは必須(セレストロンC6/C8用)。オートガイダーを取り付けるためピギーバックマウントを付けた。
●大容量バッテリー
メルテック 5WAYシステム電源 ポータブルバッテリー SG-3500L。野外でこのクラスの赤道儀を使用するには大容量バッテリーが必要。
●CMOSカメラ
上:ASI174MC 月面用 下:ASI290MC 惑星用
左:ASI174MC 右:ASI290MC ZWO IR/UVカットフィルター 1.25”を着けてある。
●バーローレンズ+ADC+CMOSカメラ
テレビュー パワーメイト2.5X + ZWO ADC (大気分散補正装置)+ ZWO ASI290MC(ZWO IR/UVカットフィルター 1.25”)
●鏡筒排気ファンS
鏡筒換気ファンS購入後、Edge HDの接眼部が補正レンズのため閉鎖していることが判明。従ってこの換気方法は無意味と思われ、現在対応を考えている。
●フリップミラーの使用
2インチスリーブにフリップミラーを着け、バーローレンズ+ADC+CMOSカメラを着ける。対象を目視で導入し、光路を切り替えて撮影する。バランスの関係で、今後は別のフリップミラーに変更する予定である。
●東神楽町;6月10日(日)
●ノビタキ♂;東神楽町(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
●キビタキ♂;外国樹種見本林
火星の大接近が迫ってきた。いまだシーイングの良い日に巡り会わなくて撮影は上手くいっていないが、今回揃えた撮影機材について記録しておくことにする。
●Edge HD 800鏡筒とSXD2赤道儀
セレストロンEdge HD 800鏡筒(20cm F10)およびビクセンSXD2赤道儀
●0.7倍レデューサーとTアダプター
Edge HD 800とのセットで購入。月面や星雲などをカメラ撮影する場合に使う。
●バーティノフマスク
光軸合わせおよびフォーカス合わせ用(IoSystemsInc 金属製高精度 195-238mm)
●レンズシェードとピギーバックマウント
夜間の使用時水滴で曇ってしまうためレンズシェードは必須(セレストロンC6/C8用)。オートガイダーを取り付けるためピギーバックマウントを付けた。
●大容量バッテリー
メルテック 5WAYシステム電源 ポータブルバッテリー SG-3500L。野外でこのクラスの赤道儀を使用するには大容量バッテリーが必要。
●CMOSカメラ
上:ASI174MC 月面用 下:ASI290MC 惑星用
左:ASI174MC 右:ASI290MC ZWO IR/UVカットフィルター 1.25”を着けてある。
●バーローレンズ+ADC+CMOSカメラ
テレビュー パワーメイト2.5X + ZWO ADC (大気分散補正装置)+ ZWO ASI290MC(ZWO IR/UVカットフィルター 1.25”)
●鏡筒排気ファンS
鏡筒換気ファンS購入後、Edge HDの接眼部が補正レンズのため閉鎖していることが判明。従ってこの換気方法は無意味と思われ、現在対応を考えている。
●フリップミラーの使用
2インチスリーブにフリップミラーを着け、バーローレンズ+ADC+CMOSカメラを着ける。対象を目視で導入し、光路を切り替えて撮影する。バランスの関係で、今後は別のフリップミラーに変更する予定である。
よく分かるBORG107FL天体鏡筒セットCR解説 [天体機材]
BORG107FL天体鏡筒セットCRを購入した。購入時どこまでの部品が必要なのか分かりにくかったので、目的別に必要な部品について解説したい。
はじめに6月4日(日)自宅横の忠別川河川敷を散歩中に出遭ったホオジロとカワラヒワの写真
●ホオジロ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
●カワラヒワ(同)
BORG107FL天体鏡筒セットCRには、対物レンズ、鏡筒、マルチバンド、ラック & ピニオン、6 x 30ファインダー、地上プリズム、アイピース(9mm, 20mm)と、2インチホルダーS【7508】が付属している。これで眼視観測ができるのは分かるが、写真撮影等についてどこまでの部品が必要なのかよく分からなかった。
●BORG107FL天体鏡筒セットCR
※この他にマルチバンド用Vプレートが付属している。ラック & ピニオン部にファインダーを取り付けるために、別に2.5mm6角レンチが必要(3mm6角レンチが付属していた。梱包時の間違いかも知れない)。
【天体写真撮影に必要な部品】
最低限必要なのは、【7352】M57回転装置DX、【7000】カメラマウントフォルダーM、カメラマウントの3つ。カメラマウントはEOSの場合は【5005】カメラマウントキャノンEOS用。
●直焦点写真撮影用部品:【7508】2インチホルダーSに、【7352】M57回転装置DX+【7000】カメラマウントフォルダーM+【5005】カメラマウントキャノンEOS用を取り付けた。
【地上プリズムを使わない眼視観察と写真撮影】
地上プリズムを使わないで眼視観察するためには延長部品が必要である。【7604】M57/60延長筒Lまたは【7861】M57ヘリコイドLIIIを使う。【7508】2インチホルダーSは使用しない。
●【7604】M57/60延長筒Lによる眼視観察と写真撮影
●【7861】M57ヘリコイドLIIIによる眼視観察と写真撮影
【テレコンの使用】
今回【7215】1.4xテレコンバーターGRと【7108】マルチフラットナー1.08 x DGを購入した。月面撮影ではマルチフラットナーを外した方が使いやすかったので、テレコン使用に関してのみ記載する。フォーカスをあわせるためには、【7508】2インチホルダーSまたは【7861】M57ヘリコイドLIIIが必要である。
●【7215】1.4xテレコンバーターGRによる写真撮影
Vixen AP赤道儀をツイン化して、Prominar 850mm + EOS 5DIIIとBORG107FL +1.4x テレコン + EOS 6Dを搭載して月面撮影を行った。BORG107FLは非常に軽いため、バランス合わせのためにBORG側にFinePix S1を乗せるとちょうどバランスがとれた。
●Vixen AP赤道儀のツイン化と月面撮影
【バランスウェイト軸への接続部の作成】
Vixen AP赤道儀用 3way ユニバーサルウェイト軸ユニット ¥8,000
ETSUMI 止めネジ オスオス E-6603 ¥727
Vixen 天体望遠鏡用アクセサリー 望遠鏡用アタッチメント プレートホルダーSX 3810-05 ¥3,863
アイベルのCD-1微動マウント ¥9,400
●バランスウェイト軸への接続部品
ユニバーサルウェイト軸ユニットの固定ネジが小さくてしっかり締められなかった。そこで、ノブボルト5M25mm ¥184に変更した。2個とも変更すると、コントローラー電源とぶつかるため、1個だけノブボルトに変更した。これでもしっかり締めることができた。
●ウェイト軸ユニットの固定ネジのノブボルトへの変更
●月齢11.8 2017.6.6 22:51(EOS 6D + BORG107FL, 1.4 x TELECON GR, 840mm, F7.9, ISO320, 1/640秒)
●月齢11.7 2017.6.6 22:33(EOS 5DIII + Prominar 850mm, F9.6, ISO400, 1/160秒)
【Vixen AP赤道儀三脚へのプレート作成】
電源、コントローラー、リモートコントローラーなどを置くプレートを作成した。プレートには換気用フードを用いた。
Uボルト(1/4インチ 配管外径42.7mm) ¥158 x 2個 および蝶ナット(1/4インチ)4個
曲板黒25 x 100mm ¥612 x 2個
換気用フード1KS−77P ¥666
●Vixen AP赤道儀用三脚プレート
【BORG107FL天体鏡筒セットCRで地上物を撮影する】
BORG107FLは天体撮影の他、軽いので手持ちで望遠レンズとして使用することもできる(といっても大きいので三脚使用は必要と思う)。そこで、どのくらい近くの対象物が撮影出来るか調べてみた。対象物(キレンゲツツジ)までメジャーを置いて測定した。
天体鏡筒セットCRのみでは地上物の撮影はできない。【7604】M57/60延長筒Lまたは【7861】M57ヘリコイドLIIIまたはその両方の使用が必要である。これらを使用してフォーカスの合う最短距離を測定した。その結果、【7604】M57/60延長筒Lではおよそ6メートル、【7861】M57ヘリコイドLIIIではおよそ4.7メートル、両者併用ではおよそ3メートルであった。
●BORG107FLで地上物を撮影する
●【7604】M57/60延長筒L:6メートル
●【7861】M57ヘリコイドLIII:4.7メートル
●両者併用:3メートル
天文ガイド7月号のonline storeでVixen APで使用できるカーボン三脚が発売された。少しでも軽くしたいためオーダしていた。6月15日に到着し、組み立てた。これで日食遠征システムの完成である。
●Vixen APによる日食遠征システム
【2017年8月21日アメリカ皆既日食ツアー情報】
【FileMaker Pro 12〜15用サンプルファイル公開】
はじめに6月4日(日)自宅横の忠別川河川敷を散歩中に出遭ったホオジロとカワラヒワの写真
●ホオジロ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
●カワラヒワ(同)
BORG107FL天体鏡筒セットCRには、対物レンズ、鏡筒、マルチバンド、ラック & ピニオン、6 x 30ファインダー、地上プリズム、アイピース(9mm, 20mm)と、2インチホルダーS【7508】が付属している。これで眼視観測ができるのは分かるが、写真撮影等についてどこまでの部品が必要なのかよく分からなかった。
●BORG107FL天体鏡筒セットCR
※この他にマルチバンド用Vプレートが付属している。ラック & ピニオン部にファインダーを取り付けるために、別に2.5mm6角レンチが必要(3mm6角レンチが付属していた。梱包時の間違いかも知れない)。
【天体写真撮影に必要な部品】
最低限必要なのは、【7352】M57回転装置DX、【7000】カメラマウントフォルダーM、カメラマウントの3つ。カメラマウントはEOSの場合は【5005】カメラマウントキャノンEOS用。
●直焦点写真撮影用部品:【7508】2インチホルダーSに、【7352】M57回転装置DX+【7000】カメラマウントフォルダーM+【5005】カメラマウントキャノンEOS用を取り付けた。
【地上プリズムを使わない眼視観察と写真撮影】
地上プリズムを使わないで眼視観察するためには延長部品が必要である。【7604】M57/60延長筒Lまたは【7861】M57ヘリコイドLIIIを使う。【7508】2インチホルダーSは使用しない。
●【7604】M57/60延長筒Lによる眼視観察と写真撮影
●【7861】M57ヘリコイドLIIIによる眼視観察と写真撮影
【テレコンの使用】
今回【7215】1.4xテレコンバーターGRと【7108】マルチフラットナー1.08 x DGを購入した。月面撮影ではマルチフラットナーを外した方が使いやすかったので、テレコン使用に関してのみ記載する。フォーカスをあわせるためには、【7508】2インチホルダーSまたは【7861】M57ヘリコイドLIIIが必要である。
●【7215】1.4xテレコンバーターGRによる写真撮影
Vixen AP赤道儀をツイン化して、Prominar 850mm + EOS 5DIIIとBORG107FL +1.4x テレコン + EOS 6Dを搭載して月面撮影を行った。BORG107FLは非常に軽いため、バランス合わせのためにBORG側にFinePix S1を乗せるとちょうどバランスがとれた。
●Vixen AP赤道儀のツイン化と月面撮影
【バランスウェイト軸への接続部の作成】
Vixen AP赤道儀用 3way ユニバーサルウェイト軸ユニット ¥8,000
ETSUMI 止めネジ オスオス E-6603 ¥727
Vixen 天体望遠鏡用アクセサリー 望遠鏡用アタッチメント プレートホルダーSX 3810-05 ¥3,863
アイベルのCD-1微動マウント ¥9,400
●バランスウェイト軸への接続部品
ユニバーサルウェイト軸ユニットの固定ネジが小さくてしっかり締められなかった。そこで、ノブボルト5M25mm ¥184に変更した。2個とも変更すると、コントローラー電源とぶつかるため、1個だけノブボルトに変更した。これでもしっかり締めることができた。
●ウェイト軸ユニットの固定ネジのノブボルトへの変更
●月齢11.8 2017.6.6 22:51(EOS 6D + BORG107FL, 1.4 x TELECON GR, 840mm, F7.9, ISO320, 1/640秒)
●月齢11.7 2017.6.6 22:33(EOS 5DIII + Prominar 850mm, F9.6, ISO400, 1/160秒)
【Vixen AP赤道儀三脚へのプレート作成】
電源、コントローラー、リモートコントローラーなどを置くプレートを作成した。プレートには換気用フードを用いた。
Uボルト(1/4インチ 配管外径42.7mm) ¥158 x 2個 および蝶ナット(1/4インチ)4個
曲板黒25 x 100mm ¥612 x 2個
換気用フード1KS−77P ¥666
●Vixen AP赤道儀用三脚プレート
【BORG107FL天体鏡筒セットCRで地上物を撮影する】
BORG107FLは天体撮影の他、軽いので手持ちで望遠レンズとして使用することもできる(といっても大きいので三脚使用は必要と思う)。そこで、どのくらい近くの対象物が撮影出来るか調べてみた。対象物(キレンゲツツジ)までメジャーを置いて測定した。
天体鏡筒セットCRのみでは地上物の撮影はできない。【7604】M57/60延長筒Lまたは【7861】M57ヘリコイドLIIIまたはその両方の使用が必要である。これらを使用してフォーカスの合う最短距離を測定した。その結果、【7604】M57/60延長筒Lではおよそ6メートル、【7861】M57ヘリコイドLIIIではおよそ4.7メートル、両者併用ではおよそ3メートルであった。
●BORG107FLで地上物を撮影する
●【7604】M57/60延長筒L:6メートル
●【7861】M57ヘリコイドLIII:4.7メートル
●両者併用:3メートル
天文ガイド7月号のonline storeでVixen APで使用できるカーボン三脚が発売された。少しでも軽くしたいためオーダしていた。6月15日に到着し、組み立てた。これで日食遠征システムの完成である。
●Vixen APによる日食遠征システム
【2017年8月21日アメリカ皆既日食ツアー情報】
【FileMaker Pro 12〜15用サンプルファイル公開】