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タウシュベツ橋星景写真の準備とTC-80N3偽造品について [天文]

タウシュベツ橋を背景とした星景写真撮影会に参加しませんか。スピッツベルゲン島での皆既日食で知り合った女医さんから連絡があった。ちょうど今年度は1週間の夏休みをとっていなかったから、撮影会に合わせて少し休みをとって参加することにした。参加者4名+ガイド1名の5名となった。

これまで広角レンズとしてSigma 15mm F2.8 EXDG diagonal fisheyeとSigma 20mm F1.8 EXDGを使ってきた。Sigma 20mm F1.8 EXDGは周辺のコマ収差と周辺減光が気になってF2.8〜F3.2で使用することが多かったから、今回の撮影会に合わせてこの広角レンズを更新することにした。

天文ガイド2016年12月号に「大口径単焦点MFレンズSAMYANGの魅力」という記事があり、注目の新製品として20mm F1.8 ED AS UMCとPREMIUM MF 14mm F2.4が紹介されていた。8K映像に対応する高解像度の後者のレンズが魅力的だったが、まだ日本では販売されていない。前者は発売開始されたばかりで入手可能だった。

記事によると、SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMCは94.8°の画角をもち、歪曲収差もほどよく調整され、77mmフィルターをフロント装着できるとのことだった。手持ちのPRO SOFTON Aフィルターが使用できる。天文用として使用するのでマニュアルフォーカスのみでも良い。生憎このレンズが届いてから天気が悪く、試し撮りができていない。タウシュベツ橋星景写真が初めての撮影となる。

●Sigma 15mm F2.8 EXDG diagonal fisheye(左)とSAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC(右)
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SAMYANG 20mm F1.8の方にはPRO SOFTON Aがフロント装着されている

タウシュベツ橋撮影会では、スノーシューをはいて1時間くらい歩いて撮影地に着く予定である。ということは、撮影機材はできるだけ軽くしてリュックで背負っていくことにする。三脚はリュックに入るSLIKの4段三脚にして、カメラ2台を乗せるようにした。レンズヒーターのバッテリーは断熱用に作成した袋に入れる。

●タウシュベツ橋撮影会で使う撮影システム
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リモートコントローラー TC-80N3が2台必要となる。TC-80N3は1台は以前から使用していたもの、2台目は2016年8月にAmazon経由でRovin Icから購入したものである。

TC-803N3はとても優秀なコントローラーで長く愛用している。この1台目は誤って車で踏みつけてしまったことがあり、表面に傷が出来た。それでも正常に動作し続けている。問題は2台目である。買ったばかりの時から液晶が見にくい、寒いと液晶が見えなくなる、さらに寒いとケーブルがすごく硬くなる、そしてそのうち動作しなくなるなど、安物のような感じだった。1台目はカナダ・ホワイトホースの厳寒環境でも問題なく動作していた。

それでも使い始めの時には使えるのと、外箱もマニュアルも製品外観も純正品とまったく同じに見えたのと、1台目だけ使う機会が多かったことからあまり問題視しなかった。ただCanon製品としては随分品質を落として作ったんだなと思っていた。とはいうものの、とても使いづらいため、もう1本購入するため調べていたところ、純正品そっくりの偽造品が出回っていることが分かった(遅い!)。価格.comに偽造品との鑑別点があった。その結果、2台目のTC-803N3は完璧な模造品であることが判明した。偽造品の特徴をすべてもっていたのである。決定的なのは、裏面に製造番号がないことであった。

●TC-80N3コントローラー:純正品(A)と模造品(B)との比較
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模造品(B)には、純正品(A)に比べて次の特徴がある。
・おもて面(写真左)では、液晶の文字表示部分が狭く、回りの黒い部分が広い。
・うら面(写真右)では、ケーブルの着く部分の丸みが弱い。下方に製造番号がない。
・側面(写真下)ではケーブル付着部分へ向かって薄くなる傾斜が強い。


もう一つ、機材購入に関する問題が起こった。Amazonのサイトをみていて、中古のEOS 1D Mark IVが定価の1/5くらいの値段で販売されていたため思わずポチってしまった。2月11日(土)〜2月12日(日)キトウシ森林公園と東部中央公園で試し撮りを行った。EF400mm F2.8L USMまたはEF400mm F5.6L USMいずれを用いても駄目だった。ファインダーではフォーカスが合っていても、実際の写真ではほとんどがややボケていた。僅かにフォーカスが合った写真でも、細部の解像度が悪く野鳥の羽毛がベタッとした感じにしか写らない。FinePix S1の写真の方がむしろ綺麗で羽毛も解像できていた。

●EF400mm F2.8L USMとEOS 1D Mark IV
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●ツグミ(EOS 1D Mark IV + EF400mm F2.8L USM)
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●ウソ(EOS 1D Mark IV + EF400mm F2.8L USM)
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●シジュウカラ(EOS 1D Mark IV + EF400mm F5.6L USM)
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これらの写真ではフォーカスは合っているが、羽毛が解像できていない。

●ツグミ(FinePix S1;奥さん撮影)
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●シメ(FinePix S1;奥さん撮影)
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FinePix S1による写真はノートリミングで、羽毛もきちんと解像できている。

今回購入した中古のEOS 1D Mark IVでは実用的な写真を撮ることはできないと判断し、返品処理を開始することにした。

自宅に帰ると、自宅のアンテナにハイタカが停まっていた。

●自宅のアンテナのハイタカ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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雪のミソサザイ・アカゲラ・シマエナガとスーパームーン [天文]

旭川は雪の日が続いている。このまま根雪になるのかもしれない。11月12日(土)午前の内視鏡の仕事を終えて、昼食後札幌に向かった。札幌わくわくホリデーホールで開かれるザ・ニュースペーパー公演を観るためだ。旭川公演には毎回出席している。今回は旭川公演がなかったから札幌まで出向いた。札幌は快晴だった。旭川に帰ると街全体がモヤの中にあった。が、雲越しに月が見えた。天気予報では今後曇りになっていて、11月14日の68年ぶりのスーパームーンは見られないと思われた。だから、モヤ+雲越しに見えた月を撮影しておいた(下に掲載)。

【野鳥】
翌11月13日(日)気温が上がって、みぞれ〜雨になった。所用が重なって探鳥できない週が多かったので、天候不良ながら、忠別湖近傍〜キトウシ森林公園の探鳥コースを回った。忠別湖近くの小川まで雪の小径を歩いた。小川で久しぶりのミソサザイと出遭った。

●雪のミソサザイ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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キトウシ森林公園では、ときどき雨に打たれながら、アカゲラとシマエナガに遭遇した。

●アカゲラ(同)
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●シマエナガ(同)
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【スーパームーン関連】
11月12日(土)夜、自宅バルコニーの雪かきをして月齢12.9の月を撮った。モヤ+雲越しだったので、ISO1600で撮影した。以下、撮影機材はすべてVixen AP-DM赤道儀+Prominar 850mm, F9.6 + EOS 5DIIIである。
11月13日(日)スーパームーン前日。夜中になって雲間に月が見えてきた。雲のないところで月齢13.9の月を撮影できた。雲の動きが早く、シーイングは悪かった。

●月齢12.9 2016.11.12 22:50(ISO1600, 1/100秒)
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●スーパームーン前日:月齢13.9 2016.11.13 23:26(ISO400, 1/400秒)
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月がほぼ最小に見えた今年の4月に撮影し月面写真と比較してみた。月齢がほぼ同じだから、見かけの大きさの違いが分かりやすい。

●月の見かけの大きさの違い
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 左:月齢14.1 2016.04.21 22:10(ISO400, 1/160秒)
 右:月齢13.9 2016.11.13 23:26(ISO400, 1/400秒)

11月14日(月)天気予報通り、朝は晴れていたが昼から雲ってきた。月の出ころは厚い雲に覆われていた。夜20時過ぎから薄雲が混じるようになり、満月が見え隠れするようになった。完全に晴れることはなかったし、雲の流れが激しく、シーイングは不良だったが、薄雲越しながら68年ぶりのスーパームーンを撮影することができた。

●スーパームーン:月齢14.8 2016.11.14 21:04(ISO800, 1/320秒)
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スーパームーンまでの3日間の月面写真を並べてみた。11月12日の月に比べて11月13日は大きくなっていた。11月14日の月は11月13日とほぼ同じ大きさに写った。

●スーパームーンまでの月の見かけの大きさ
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 左:月齢12.9 2016.11.12 22:50(ISO1600, 1/100秒)
 中:月齢13.9 2016.11.13 23:26(ISO400, 1/400秒)
 右:月齢14.8 2016.11.14 21:04(ISO800, 1/320秒)

【スーパームーン:その後】追記2016.11.18
11月16日(水)午前2:30頃からおうし座のアルデバラン食だったが、見えるレベルの問題でなく大雪になってしまった。深夜11月17日(木)になる頃晴れてきた。

●月齢16.9 2016.11.17 00:06(EOS 5DIII + Prominar 850mm, F9.6, ISO400, 1/200秒)
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スーパームーン撮影から2日と3時間たって、少し小さくなった。

●スーパームーン後の月の見かけの大きさ
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左:月齢14.8 2016.11.14 21:04(ISO800, 1/320秒)
右:月齢16.9 2016.11.17 00:06(ISO400, 1/200秒)


無料画像処理プラグインNik Collectionの効果 [天文]

旭川はほとんど晴れない上に急に寒くなり雪の日が続いている。探鳥も夜空の撮影もできなかったから、しばらくブログ更新不能状態だった。日本消化器関連学会週間JDDW2016に出席のため11月2日(水)神戸に向かった。

出発日朝、ポメラニアンのリクとボンを連れて東部中央公園を散歩した。例年より早い積雪のためか、数日前からツグミが東部中央公園にきていた。ペットホテルもやっている動物病院にリクとボンをあずけてから、旭川空港に行き、羽田経由で関空へ、そしてリムジンバスで神戸三宮に到達した。天候はずっと曇りだったが、関空に近づくにつれ晴れてきた。大阪〜神戸は快晴だった。

●東部中央公園:2016/11/02朝
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●公園のツグミ(FinePix S1)
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●羽田上空と関空手前の上空(iPhone 6 plus)
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JAL機内で、読んでいなかった天文ガイド11月号を眺めていた。PhotoShopの画像処理用プラグイン Nik Collectionの紹介記事があった。2016/3月から無料でダウンロードできるようになった。操作も簡単なようだ。記事を参考に、MacBookに保存してあった写真を宿泊先のホテルで画像処理してみた。

Google Nik Collectionを開き、右上にある「ダウンロード」からインストーラーを入手する(かなり時間がかかる)。インストーラーを起動するとプラグインの使用先が表示されてインストールが完了する。私の場合はPhotoShop CS5とPhotoShop CCに自動的にインストールされた。

PhotoShop CS5でjpegファイルを開き、フィルターメニュー→Nik Collection→各フィルターを選択するだけだ。天体写真で使えそうなフィルターはColor Efex Pro、Dfine、Sharpener Pro、Silver Efex Proで、Silver Efex Proは白黒のみなので前3者を使ってみた。

①Color Efex Pro:左側メニューの「ディテール強調」を選択してOKする。
②Dfine:そのままOKする。
③Sharpener Pro:RAW PresharpenerでそのままOKする。
レイヤー処理されるので一旦、レイヤーメニューから画像を結合する。
④トーンカーブ調整:最後にこのみにより少し調整する。

以下に元画像と上記の処理をした画像を示す。トーンカーブ調整だけでもある程度強調画像ができるが、Nik Collectionならほぼ自動でやってくれるのでとても楽だ。

●元画像:ペルセウス座流星群 2016/8/14(EOS 5DIII + Sigma 20mm EXDG, F2.8, ISO4000, 露出1分)
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●画像処理後
0K6A0058-nik.jpg
●元画像:天の川 2016/8/7(EOS 5DIII+Sigma 20mm 1:1.8 EXDG, ISO1600, F3.2, 露出120")
0K6A9289-row.jpg
●画像処理後
0K6A9289-nik.jpg
●元画像:マイルドセブンの丘と天の川 2016/8/28(EOS 6D + Sigma 15mm EXDG Fisheye, F2.8, ISO2500, 露出60")
IMG_0067-row.jpg
●画像処理後
IMG_0067-nik.jpg
●元画像:マイルドセブンの丘と天の川 2016/9/26(EOS 6D + Sigma 15mm F2.8 EXDG DIAGONAL FISHEYE, ISO2000, 30秒)
IMG_0349-row.jpg
●画像処理後
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これらの他、すでにStellaImage7でコンポジットしPhotoShop CS5でトーンカーブ調整した画像についてNik Collection処理してみたが、さすがにあまり変わらなかった。

●元画像:アンドロメダ大星雲M31 2016/7/13(EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO3200, 露出30分・3分 x 10枚)
M31_20160713-t-row.jpg
●画像処理後
M31_20160713-t-nik.jpg

就実の丘で撮った天の川と星雲・星団;3日間通う [天文]

なかなか晴れなくて、晴れても雲量が多かったり、月明かりが強かったり、あるいは薄雲がかかったような空が続いていたから、星の写真を撮ることができなかった。そんな中、2016/6/28(火)〜2016/6/30(木)の3日間、終に快晴の空を迎えた。月も夜半過ぎに昇る位置にいたので、月明かりの影響のない絶好の星日よりとなった。夕食のビールはノンアルコールにして、CRVに機材を積み、毎晩、西神楽町の就実の丘に通った。

【6月28日(火)】
久しぶりなので機材の準備に手間取り、午後10時頃出発した。出発時快晴だった。旭川空港付近で車を停めて空を見上げると、雲が空の半分以上を占めていた。ウッソ〜。就実の丘まで足を伸ばすことにした。現地に着くと、星を見に来ているヒト達が数人いた。やった、雲はなくなってきた。

●撮影機材 Vixen AP-DM赤道儀、Prominar 350mm, F4.0、9x50mm Finder, EF 24-70mm f/4L IS USM, EOS 5DIII
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就実の丘は北方向に旭川の街明かり、南西方向に美瑛の街明かりがある。それ以外の空は十分に暗い。

●天の川:わし座〜いて座(2016/6/28 23:09 EOS 5DIII + EF 24mm f/4L IS USM, ISO3200, 2分)
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●天の川:夏の大三角形(2016/6/28 23:15 EOS 5DIII + EF 24mm f/4L IS USM, ISO3200, 2分)
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●三裂星雲M20(上)と干潟星雲M8(下)(2016/6/28 23:32 EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO3200, 露出3分)
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●ヘラクレス座球状星団M13(2016/6/28 23:50 EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO5000, 露出2分)
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【6月29日(水)】
前日、アンドロメダ大星雲M31の高度が低く、月が昇る直前で背景が明るかったのでうまく撮れなかった。この日はリベンジのM31狙いだった。現地について撮影準備していると、夜空を見に来た若い3人の女性から、どんな写真が撮れるのか質問を受けた。昨日撮った写真をEOSの液晶画面で見せてあげると、やばい!凄い!綺麗!などの反応。旭川にも宙ガールがいるんだなとプチ感動。懐中電灯の光を利用して、めぼしい星座と星の名前を解説してあげるとたいへん喜ばれた。星見案内人の仕事も出来そうだな、そんな気がした。

●天の川:夏の大三角形(2016/6/29 23:21 EOS 5DIII + EF 24mm f/4L IS USM, ISO3200, 2分)
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今回は目的のM31の撮影条件は良かった。ISO3200で露出2分づつ6枚撮影したRAW画像をStellaImageでコンポジットして総露出12分、PhotoShopCS5でコントラスト調整した。

●アンドロメダ大星雲M31(2016/6/29 23:57 EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO3200, 総露出12分)
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●アンドロメダ大星雲M31(上の画像をPhotoShopCS5で回転、トリミング)
M31_20160629PS2.jpg

【6月30日(木)】
この日もM31狙いで就実の丘へ。午後11時ごろ現地に着いた。この日は誰も来ていなかった。M31近くに雲があり、さらに西側から雲がでてきたので数枚撮影して終了にした。さらにガイド不良もあり、画像の良好だった2枚をコンポシットしてみた。

●アンドロメダ大星雲M31(2016/6/30 23:39 EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO3200, 総露出4分)
M31_20160630-2.jpg
●アンドロメダ大星雲M31(上の画像をPhotoShopCS5でトリミング)
M31_20160630TM.jpg


痒いところに手の届く「スカイメモS」解説 [天文]

ケンコー「スカイメモS」は人気のシステム型ポータブル赤道儀である(星ナビ2015年8月号p42-47)。名称的にはケンコーの「スカイメモシリーズ」の後継機ではあるが、実際には米国Sky-Watcher社のStar Adventurerをベースにした製品である(天文ガイド2015年4月号p98-103)。OEM関係は分からないが、欧米規格の太いネジ(ドイツネジ 3/8インチねじ)が使われているから、追加機材の購入には注意が必要である。日本製品で一般に使用されている1/4インチねじでは合わないことがあるためだ。スカイメモSの使用には、自由雲台と三脚が別個必要となる。

●「スカイメモS」下面:3/8インチめすねじ
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●スカイメモS用微動雲台
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スカイメモS取り付け部(上面おすねじ)も三脚取り付け部(下面めすねじ)も3/8インチ

●カーボンファイバー三脚の雲台取り付け部
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当方所有の三脚で調べてみると、SLIK(左)は1/4インチと3/8インチねじ兼用、マンフロット(中)とジッチオ(右)は3/8インチねじである。スカイメモS用微動雲台は、SLIKとマンフロットにはそのまま接続可能である。ジッチオ3型3段システマティック三脚は半球状のビデオ雲台で使用しているため、そのままでは接続できない。5〜10cmくらいの3/8インチねじが入手できればスカイメモS用微動雲台を取り付けることができそうだ[脚注1参照]。もちろんビデオ雲台でない場合は3/8インチねじでそのまま接続可能である。

SLIKの自由雲台について
上面のカメラ接続部はいずれも1/4インチおすねじである。下面は、SLIKの自由雲台「SLIK SBH-280」は3/8インチめすねじ(1/4変換ネジも付属)、「スリック バル: Variable Ball Joint Head」は1/4インチめすねじである。

●SLIK自由雲台 左:スリック バル、右:SLIK SBH-280
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●下面のネジ径 左:バル 1/4インチ、右:SBH-280 3/8インチ
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●SLIK SBH-280と付属のショートプレート
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SBH-280はショートプレートにそのまま接続できる。エツミ止ネジ大IIなどのネジ変換部品を使うとスリック バルのような1/4インチめすねじも接続可能である(記事最下段参照)。

●スカイメモSの組み立て
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(左)SLIK三脚に取り付け:モード選択ダイヤル側 (右)マンフロット三脚に取り付け、ショートプレート+自由雲台SBH-280を設置

●極軸の合わせ方 [脚注2参照]
①アリ溝プレートに明視野照明装置を取り付ける。
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②経度補正。観測地の経度が東経135゜(観測地の標準時刻の経度)から何度ずれているかを合わせる。極軸望遠鏡側の「指標線」と「日付目盛リング」側にある「経度差補正目盛」を合わせる。この写真は、観測地が東経142゜で、東側(E側)へ7゜で設定した。観測地が大きく変わらなければ、この設定は1回でよい。
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③日付と時刻を合わせる。クラッチノブを緩めて、アリミゾプレートが回るようにする。本体側の「時刻目盛」と外側の「日付目盛リング」を合わせる。「時刻目盛」は0時から10分ごとに目盛がある。「日付目盛リング」は30日ごとに長い目盛、10日ごとに中目盛、2日ごとに短い目盛となっている。月数は10日〜20日の中目盛の間に書かれている。たとえば、極軸設定日時が11月20日の23時なら写真のように合わせる(31日は設定されていないが、30日で設定しても問題ない)。
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④極軸望遠鏡内のスケールの6時の位置に北極星が来るようにスカイメモS用微動雲台の高度・左右つまみで合わせる。外側の円(2012年)、中間の円(2020年)、内側の円(2028年)なので、2015〜2016年なら、北極星の位置は6時の外側の円と中間の円の間となる。
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設定が終了したら、クラッチノブを締め、「モード選択ダイヤル」を★にして電源オンにしておく。

●スカイメモSによる広角レンズ撮影例:おうし座北流星群(2015/11/13 1:35 EOS 5DIII + Sigma 20mm, F3.2, ISO6400, 30")
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●アリガタプレート+バランスウエイトによる望遠撮影
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a: 微動台座 & アリガタプレートと1kgバランスウエイト b: EOS 5DIII + Prominar 350mm (TX-07C)を取り付ける

●ホットシュー用ファインダー
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Prominarの欠点はファインダーを取り付ける台座がないことである。カメラのホットシューにファインダーをつけた。詳細はこちらを参照。

●スカイメモSによる望遠レンズ撮影例①:アンドロメダ座大星雲M31(2015/11/13 0:29 EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO6400, 90")
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●スカイメモSによる望遠レンズ撮影例①:オリオン座座大星雲M42(2015/11/13 0:15 EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO6400, 60")
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●同:トリミング
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右下に流星

スカイメモSに付属する3/8→1/4めすねじ変換部品を使うと、日本製三脚の台座にスカイメモSを直接取り付けることができる。また、エツミ止ネジ大II(3/8→1/4おすねじ変換)を用いて、ショートプレートにスリック バル自由雲台を取り付けることができる。

●1/4インチねじによるスカイメモSの組み立て
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a: 左からショートプレート、エツミ止ネジ大II(3/8→1/4おすねじ変換)、スリック バル自由雲台 b: ショートプレートにスリック バル自由雲台を取り付ける c: スカイメモSに付属する3/8→1/4めすねじ変換部品 d: SLIK三脚の台座に、cの変換ねじを介してスカイメモSを直接取り付ける

脚注1:GITZOビデオアダプターへの接続について
スカイメモS用微動雲台をGITZOビデオアダプターに取り付けるには、3/8インチ長ネジとナット(150円)を購入して9cmくらいに切断して使用する。当ブログ2015-12-07記事「ミヤマカケスとアカゲラとおまけ」に接続方法を記載した。

脚注2:極軸望遠鏡の調整について
マニュアルには、最初にスカイメモSの回転軸と極軸望遠鏡の軸の調整を行なうように記載されている。しかし実際には3点のスケールパターン調整ネジを回すスパナが付属していない。私の経験では、スパナが付属していたとしても、この調整は非常に難しい。スケールも破損しやすいので、この調整はしないことをお勧めする。

惑星集合してツグミがやって来て苦行をこなして月をみる [天文]

夜明け前の東天に、金星、火星、木星、水星が集合している。惑星同士の最接近は火星と木星が10月18日(0.4゜)、金星と木星が10月26日(1゜)である。旭川は日中晴れても夜半〜明け方は曇ることが多くて、なかなか見ることが出来なかった。10月15日夜〜11月16日やっと晴れたので、午前3時15分旭川空港付近の観測地に向かった。現地に3:40ごろ着いた。東天に金星、木星、火星は見えていた。ポータブル赤道儀は使わず固定撮影にしたので、露出は短めの20秒とした。はじめに冬の星座をISO6400で撮った。水星は4:25ごろ昇ってきた。水星を含めた星野写真は薄明も始まっていたからISOを2000に落とした。

●金星と火星と木星と水星 2015/10/16 4:29(EOS 5DIII + Sigma EXDG20mm, F3.2 ISO2000 露出20")
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●図説
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Venus:金星、Mars:火星、Jupiter:木星、Mercury:水星。画面中央の三惑星より上側はしし座。

●冬の星座とヒアデス星団とプレアデス星団 2015/10/16 4:07(EOS 5DIII + Sigma EXDG20mm, F3.2 ISO6400 露出20")
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週末10月17日(土)〜10月18日(日)の2日間は「指導医のための教育ワークショップ」に参加することになっていた。国が認定するワークショップで16時間以上の規定があるため、最低限2日間の拘束となる。

ワークショップへ出発前、東部中央公園を散歩した。重い心のまま暗い公園を歩いていると、シメ、ツグミ、アトリに出遭った。ツグミとアトリは今季初見だった。

●東部中央公園:10月17日(土)朝
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●シメ(FinePix S1)
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●ツグミ(FinePix S1)
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●アトリ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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ワークショップは車で5分で着く旭川医大の講義棟で開催された。タイトなプログラムで30分の昼休みしかなかった。大学の出入り口は自動的に施錠されるので、まさに缶詰状態だった。急いで昼食の弁当を摂ったあと、ドアロックを解除できる職員カードを借りて外に出てみた。快晴!別に今は晴れてくれなくても良いんだけどなぁ。

●旭川医大の講義棟と研究棟(iPhone 6 plus)
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ワークショップ1日目終了後、外にでてみるとやはり快晴。自宅に直行し、沈みそうな月をギリギリで撮影した。

●月齢4.4 2015/10/17 18:35(EOS 7D + Prominar 500mm, F5.6 ISO1000 露出1/15")
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10月18日(日)ワークショップ2日目、気がつくと受講者の中で最年長だった(はやく気付けよ)。単に講義を聴くのでなく、ロールプレイ、討論、プレゼンテーションといった、どちらかというと私の不得意な内容だった。そういった教育を受けてきたであろう若い受講者たちは立派にこなしていた。たぶん、もっとも出来の悪い私だったが、なんとか修了証書をいただいた。私より若い講師の方々、たいへんありがとうございました m(_ _)m

●「指導医のための教育ワークショップ」修了証書:座布団フクロウも大喜び
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明け方の惑星集合が気になっていたが、翌10月19日明け方も曇っていて見られなかった。日が昇ってから晴れてきた。最近このパターンが多い。出勤前、東部中央公園でツグミを撮影。

●東部中央公園:10月19日(月)朝
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奥さんとリク↑

●ツグミ(FinePix S1)
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仕事から帰って、自宅バルコニーで月を撮影した。透明度は良いものの、シーイングは最悪で揺らめいていた。星ナビの記事を参考にして(2015/11 pp130-133)、PhotoShopでアンシャープマスクしてみた(初期設定のまま)。比較してみると少しシャープになっている。

●月齢6.4 2015/10/19 19:46(EOS 7D + Prominar 500mm, F5.6 ISO640 露出1/80")
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●同(アンシャープマスク)
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座布団のフクロウと中秋の名月とスーパームーン [天文]

天気予報では9月27日(日)の中秋の名月も、9月28日(月)のスーパームーンも曇り〜雨となっていたから、今回は見られないだろうなと思っていた。

9月26日(土)午前は仕事だった。午後から、旭川地場産業振興センターで開催されている第19回旭川陶芸フェスティバルに行ってきた。奥さんは、毎年買っている「さち陶工房」の湯飲みと花瓶(工房 風太郎:名寄市)、私はヒヨコの茶碗と小さな座布団に座ったフクロウの置物(陶房呑器:登別市)を買ってきた。

●座布団に座ったフクロウの置物など
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旭川地場産業振興センターからの帰りに神楽岡公園に寄ってきた。公園内にはエゾリス、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、シジュウカラをみた。曇っている上に公園の木々のためかなり暗かったから、ブレブレの写真ばかりになってしまった。ぶれていないエゾリスの写真だけ出しておく。

●神楽岡公園
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●エゾリス(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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自宅に戻り、東部中央公園〜忠別川堤防をリクとボンを連れて散歩した。散歩中に少しずつ晴れ間が出てきた。ひょっとしたら、天気予報は良い方にはずれるかも知れない。

●忠別川堤防とリク
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●東部中央公園
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9月27日(日)は札幌グランドホテルで開催された第2回北海道医師会産業医学実践研修会に出席した。旭川駅を出発するときは晴れていた。tenki.jpでは、旭川は曇りながら18時〜21時のところだけ晴れになっている。研修は10時〜17時だったから、急いで帰ってくれば中秋の名月を撮影できるかも知れない。

●旭川駅:2015/9/27 7:35
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産業医学実践研修会では、知らない医師どうし少人数のグループに分かれ、ディスカッションとグループ発表を行うという、あまり得意でない実践研修をしてきた。17時に終了し、札幌グランドホテルから直接地下歩行空間に出て、札幌駅に直行し17:49発スーパーカムイに乗った。札幌駅とグランドホテルは地下歩行空間で移動し、ホテルでは缶詰になっていたから札幌の天気は分からなかった。列車の窓から空をみた。ほぼ快晴だった。中秋の名月も見えている。岩見沢くらいから曇ってきた。旭川に着いた。雲は多いものの、月は見えている。

●旭川駅:2015/9/27 19:20
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奥さん運転の車で自宅に戻った。雲に隠れたり出てきたりを繰り返していたが、中秋の名月を撮影することができた。

●中秋の名月:忠別川堤防にて(2015/9/27 20:39 EOS 7D + EF-S 22mm, F4.0, ISO400, 1.3"と1/1600"を合成)
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●中秋の名月:自宅バルコニーにて(2015/9/27 20:03 Prominar 500mm + EOS 7D, F5.6, ISO320, 1/400")
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翌日9月28日(月)は日中ずっと雨が降っていたし、天気予報も曇り〜雨だったからスーパームーンは見られないと思っていた。ところが、午後7時ごろ病院を出ると、昨日と同じように雲の間から満月が見えていた。急いで自宅に戻って夕食をとり、バルコニーで撮影を開始した。

●スーパームーン(2015/9/28 20:46 EOS 7D + EF-S 85mm, F5.6, ISO640, 1/1600"と1.0"を合成)
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●スーパームーン(2015/9/28 20:53 EOS 7D + Prominar 500mm, F5.6, ISO160, 1/250")
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冬羽のノビタキとスカイメモSによる秋の夜空 [天文]

休日は雨が多くて探鳥不良が続いている。9月13日(日)雨の中、いつもの探鳥コースを回った。忠別湖周辺の草地でノビタキ、ホオジロ、アオジがいた。ノビタキは幼鳥の他は、目の周りの黒い冬羽になっていた。

●ノビタキ幼鳥(FinePix S1)
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●ノビタキ冬羽(FinePix S1)
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●ホオジロ(FinePix S1)
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●アオジ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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夕方、ポメラニアンのリクとボンの散歩中の東部中央公園で木の上でじっとしているツツドリを目撃。

●ツツドリ(FinePix S1)
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今週ウイークデーはとくに夜間晴れたので、スカイメモSによる試し撮りを行った。6.5倍18mm正立ファインダー(ビクセン)をカメラのホットシューに取付けるようにした製品をアイベルから購入した。カメラのファインダーから撮影対象の天体を見つけるのは難しいので、これは重宝しそうだ。9月15日(火)は旭川空港付近、9月17日(木)は美瑛郊外で撮影した。

●撮影装置:正立ファインダーを装着したEOS 7DとスカイメモS
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●北アメリカ星雲(2015/9/15 22:35 EOS 7D + EF-S 85mm F5.6, ISO3200, 露出180")
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●ペルセウス座二重星団(2015/9/15 22:22 EOS 7D + EF-S 85mm F5.6, ISO3200, 露出120")
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●アンドロメダ座M31(2015/9/15 22:26 EOS 7D + EF-S 85mm F5.6, ISO3200, 露出120")
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●すばるとペルセウス座(2015/9/17 22:31 EOS 5DIII + Sigma EXDG 20mm F3.2, ISO3200, 露出60")
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●天の川とM31:カシオペア座〜はくちょう座(2015/9/17 22:34 EOS 5DIII + Sigma EXDG 20mm F3.2, ISO3200, 露出120")
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●天の川:夏の大三角形(2015/9/17 22:14 EOS 5DIII + Sigma EXDG 20mm F3.2, ISO2500, 露出120")
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内陸のムナグロとスカイメモS試し撮り [天文]

野鳥の出が悪い。加えて晴れない日が続いているため、ポータブル赤道儀スカイメモSによる試し撮りが出来なかった。9月はじめの探鳥状況と空の一部が晴れた時に撮った写真を提示する。

先週土曜日の9月5日は第6回国際観光医療学会が旭川市で開催され、当院からも発表を依頼されていたのと、懇親会にも出席したから、自由時間はなかった。翌日9月6日(日)いつもの探鳥コースを回った。旭川空港から忠別湖周辺へ。警戒心の強いカワラヒワ軍団はいたものの、近づくと逃げられた。美瑛に着く手前の水田にアオサギがいた。いつものように、私はEOS 5D III + EF400mm F5.6L USM、奥さんはFinePix S1で撮影した。

●アオサギ(美瑛:FinePix S1)
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美瑛から富良野の森に行くことにする。途中、青い池に寄った。EOS 5D IIIとFinePix S1とiPhone 6 plusで撮影してみると、FinePix S1がもっとも青く写るようだ。

●カメラによる青い池の青さの違い [EOS 5D III +Sigma EXDG 20mm]
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[FinePix S1]
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[iPhone 6 plus]
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途中の上富良野町の牧草地でノビタキ♀とスズメを撮影。野鳥はとても少ない。

●ノビタキ♀(上富良野:EOS 5D III + EF400mm F5.6L USM)
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●スズメ幼鳥(EOS 5D III + EF400mm F5.6L USM)
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富良野市を経て、麓郷の「とみ川」で昼食のラーメンをとってから、「麓郷の森」や「ふらのジャム園」などに寄ってきたが、さっぱり野鳥には出遭えず、単なる観光のドライブとなった。鳥果なく帰ってくると、旭川空港付近の牧草地に何か見たことのない野鳥がいた。後で調べてみると、ムナグロの一家のようだ。ムナグロは旅鳥で北海道には5月と9〜10月に飛来し、海岸や海岸近くの草地でみられる(北海道野鳥ハンディガイド)。旭川のような内陸にも飛来するようだ。

●ムナグロ一家(EOS 5D III + EF400mm F5.6L USM)
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●ムナグロ(EOS 5D III + EF400mm F5.6L USM)
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●ムナグロ(FinePix S1)
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ケンコー スカイメモSは、ポータブル赤道儀の老舗であるスカイメモPの最新版である。8月中旬に購入したが、天候不順でなかなか撮影できなかった。スカイメモSの詳細は別に書く予定だが、軽くてコンパクトであり、極軸望遠鏡内臓でセッティングは容易である。空の一部が晴れたとき、自宅近くの河川敷または自宅バルコニーで試し撮りした。透明度が悪いのと空が明るいため、赤みがかった写真になった。焦点距離85mmのレンズなら、2分露出で追尾に問題はなかった(EOS 7D + EFS 85mm)。

●ケンコー スカイメモS
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●いるか座(2015/8/25 00:24, 85mm F5.6 ISO3200 120秒)
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●こと座(2015/9/5 22:51, 85mm F6.3 ISO3200 120秒)
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●プレアデス星団・昴(2015/9/8 02:22, 85mm F5.6 ISO2500 120秒)
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●ヒアデス星団(2015/9/8 02:42, 85mm F5.6 ISO1600 120秒)
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9月8日夜半過ぎ、久しぶりに月が綺麗に見えていた。

●月(2015/9/8 02:53 EOS 7D + Prominar 500mm F5.6, ISO 640, 1/125秒)
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愛を積むひと:天の川と月と夏鳥たち [天文]

やっと暑い夏がやって来た。7月7日は曇ったが、7月8日〜7月12日は概ね晴れて暑くなった。夜空や月の写真を撮っていた。7月8日 (水) 奥さん運転で、ポータブル赤道儀CD-1 plusを積んで旭川空港付近の撮影場所に行った。快晴だ。満点の星、天の川がよく見える。一日遅れの七夕なので、天の川をはさむ織姫/ベガと彦星/アルタイルを撮影した。深夜、月が綺麗だった。自宅バルコニーでお手軽撮影してから床についた。翌7月9日 (木)も就寝前バルコニーで月を撮影した。

●一日遅れの七夕:織姫 (上) と彦星 (右下) 2015/7/8 23:11 EOS 5D III + Sigma EXDG 20mm, F3.2, ISO1250, 90秒, CD-1+
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●月齢22.1 2015/7/8 26:40 (2015/7/9 am2:40) EOS 7D + Prominar 500mm F5.6, ISO 320, 1/160秒
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●月齢23.1 2015/7/9 26:45 (2015/7/10 am2:45) EOS 7D + Prominar 500mm F5.6, ISO 400, 1/125秒
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7月10日 (金) も快晴。深夜、また奥さん運転で、ポータブル赤道儀CD-1 plusを積んで旭川空港付近の撮影場所へ。天の川がよく見えていた。天の川を北側から南側まで3分割で撮影して合成し全体を表示してみた。左側が北方向でカシオペア座、左下方にM31 アンドロメダ座大星雲、中央が天頂で夏の大三角形(デネブ、ベガ、アルタイル)、右側が南方向である。南北の地平線方向に街明かりがあるのでトリミングしてある。そして、バルコニーで月を撮影してから床についた。

●天の川全体の合成写真 2015/7/10 24:04〜24:09 (2015/711 am0:04〜0:09)3枚合成:EOS 5D III + Sigma EXDG 20mm, F3.2, ISO1600, 90秒づつ, CD-1+
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●月齢24.1 2015/7/10 25:51 (2015/7/11 am1:51) EOS 7D + Prominar 500mm F5.6, ISO 800, 1/125秒
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7月11日土曜日、完全休日 (^^) のはずだった。ワッカ原生花園へ日帰り旅行の予定だった。出発直前に病院携帯に着信のあるのに気づいた。体調不良のスタッフがいるので臨時出勤するしかない状況だった。危なかった。出発前に気づいて良かった。予定変更して、午後からは美瑛の「愛を積むひと」のロケ地を見に行くことにした。仕事終了後、病院の近くで買い物していた奥さんに迎えに来てもらった。旭川空港から美瑛に向かう農道でノビタキ♂とベニヒワに遭遇した。

●美瑛に向かう農道
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●ノビタキ♂(FinePix S1)
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●ベニマシコ(FinePix S1)
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「愛を積むひと」のロケ地は、映画の公開された6月25日にあわせて一般公開されていた。国道237号線から「北西の丘展望公園」を過ぎた大村村山地区にあった。広い駐車場も用意されていた。駐車場からロケ地まで、長い砂利道を歩いた。映画に登場する小林宅は映画そのままだった(当たり前 ^ ^)。内部が公開されていないは、ちょっと物足りなかった。佐藤浩市と野村周平が積んでいた石塀には、♡マークの石が挟まっていた。

●ロケ地へ向かう砂利道
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●「愛を積むひと」小林宅
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石塀にある♡マークの石
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翌日7月12日 (日曜日)奥さんは町内会女性役員の仕事で不在。一人で旭岳に向かった。もう一度ギンザンマシコを見ておきたい。途中、忠別湖付近でベニマシコを狙ったがだめだった。

●牧草ロール:東神楽町
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●忠別湖と大雪山旭岳
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旭岳ロープウェイに乗り、姿見駅へ。姿見駅を出発してすぐ、第一展望台付近でノゴマのさえずりがすぐ近くで聞こえた。あいにく逆光だが、近くで撮れた。数枚撮影したところで飛び去った。その後、第二展望台、第三展望台、裾合平方向で粘っていたが、この日はこれ以上の鳥果はなかった。ノゴマだけでも撮れたので良しとしよう ^ ^;

●大雪山旭岳:ノゴマのいたところから撮影
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●ノゴマ♂(EOS 5D III+EF400mm F5.6L USM+EF 1.4x III)
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●ノゴマ♂(FinePix S1)
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【追記2015.7.14】
この日2015/7/12ポメラニアンのボン(リクの母)が13歳になりました。
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【追記2015.7.15】戦争法案が強行採決されました。
日本国憲法第九条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない
戦争法案は、国の最高法規である世界に誇るべき平和憲法に一字一句すべて反しています。どこをどう転んだら、アメリカ起こした戦争に自衛隊が参加して良いことになるのでしょう?後年、この日が戦争への転換点だったと言われるでしょう。第二次大戦後、もっとも悲しい、もっとも恥ずべき日になりました。