アメリカ皆既日食2017:第1報 皆既日食 [日食]
2017年8月21日(日本時間8月22日;以下現地時間で表示する)アメリカを横断する皆既日食が見られた。福島星の村天文台の大野裕明先生を講師とする西鉄旅行のツアーに参加した。アメリカオレゴン州ワームスプリングスのカニータリゾート内のホテルを貸し切っての観察であった。参加者は西鉄旅行のツアーが149名、セブンカルチャーネットワークのツアーが約60名、総計200名を超えた。
【8月19日(土)】
8月19日16:55 成田発デルタ航空でポートランド空港に着いた。ここで入国手続きをして、バスでワームスプリングのカニータリゾートに向かった。現地時間8月19日(土)16:30ごろリゾート内のホテルに着いた。快晴だった。
●砂漠の中のカニータリゾート※
※撮影は8月20日で少し雲があった。
夜、ホテル前の庭で星空を撮影した。
●カニータリゾートホテルと夜空 2017.8.19 22:24(EOS 5DIII + Sigma 15mm EXDG Fisheye, ISO3200, F2.8, 20秒)
【8月20日(日)】
明け方、冬の星座と金星が綺麗に見えていた。ホテルのバルコニーで撮影した。
●冬の星座と金星 2017.8.20 4:04(EOS 6D + Sigma 15mm EXDG Fisheye, ISO3200, F2.8, 25秒)
日中は雲が多くて不安だったが、夜は快晴になった。今夜もホテルのバルコニーで撮影した。撮影中、明るい流星が流れた。
●天の川と流星 2017.8.20 22:41(EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, ISO3200, F2.8, 20秒)
【8月21日(月)】
夜が明けてきた。バルコニーに出て金星を撮影。雲一つない晴天だった。今日皆既日食だ。
●日の出前の薄明と金星 2017.8.21 5:26(EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, ISO640, F2.8, 0.5秒)
朝、参加者はホテル前の庭やホテルのバルコニーで日食観察の準備をした。ホテル敷地内は貸し切りだったから、庭で観察する方は前日または前々日夜に赤道儀を設定しておくことができたようだ。当方はバルコニーで観察した。バルコニーから北極星は見えないので、予定通りポーラーメーターで極軸合わせを行なった。
●カニータリゾートでの日食観察準備風景
●カニータリゾートホテルの庭で準備する参加者
●バルコニーに設置した撮影機材
日食開始となる第1接触の9時6分以後しばらく快晴状態だったが、皆既に近づくにつれてベール状の薄い雲が広がってきた。第2接触の10時19分〜第3接触の10時21分の皆既日食時には薄い雲がかかってしまった。ただ非常に薄い雲だったから、観察にはほとんど影響はなかった。撮影はエクリップスナビゲーター3に任せてあったので、皆既日食のほぼ全課程を肉眼と双眼鏡で眺めていた。これまで見た皆既日食ではもっとも美しい日食だった。
●日食の全課程:連続食分撮影 2017.8.21 9:10:40〜11:40:40 (5分ごと) EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, F4.0, ISO200, 露出 1/320秒〜1/800秒, 皆既1/3秒
●日食の全課程:トリミング
BORG107FL, 600mm, F5.6による日食の経過を示す。ISOは200とし、撮影時刻と露出時間はエクリップスナビゲーター3上で設定した。部分食時はアストロソーラーフィルターを装着した。
●第1接触後の部分食
左:9:07:46 1/2500秒 右:9:27:47 1/2500秒
左:9:47 1/2500秒 右:10:07:47 1/2500秒
●第2接触のダイヤモンドリングと皆既日食
左:10:19:28 1/500秒 右:10:19:33 1/500秒
左:10:19:35 1/500秒 右:10:19:47 1/1000秒
●コロナ
2017.8.21 10:21:05 1/60秒
2017.8.21 10:21:07 1/15秒
2017.8.21 10:21:08 1/4秒
●第3接触のダイヤモンドリングと皆既日食
左:10:21:01 1/1000秒 右:10:21:31 1/500秒
左:10:21:34 1/500秒 右:10:21:37 1/500秒
●第3接触後の部分食
左:10:33:39 1/2500秒 右:10:53:00 1/2500秒
左:11:13:59 1/2500秒 右:11:36:00 1/2500秒
●日食時の木漏れ日 ※ 2017.8.21 10:36:57(FinePix S1;奥さん撮影)
※大野先生が白い布を用意してくれていた
Prominar 850mm F9.6 + EOS 7D Mark IIでクローズアップ動画、FinePix S1とiPhone 7 plusで標準レンズ動画の予定であったが、FinePix以外は原因不明で未撮影となっていた。FinePix S1による標準レンズ動画を示す。
第二報へつづく
【8月19日(土)】
8月19日16:55 成田発デルタ航空でポートランド空港に着いた。ここで入国手続きをして、バスでワームスプリングのカニータリゾートに向かった。現地時間8月19日(土)16:30ごろリゾート内のホテルに着いた。快晴だった。
●砂漠の中のカニータリゾート※
※撮影は8月20日で少し雲があった。
夜、ホテル前の庭で星空を撮影した。
●カニータリゾートホテルと夜空 2017.8.19 22:24(EOS 5DIII + Sigma 15mm EXDG Fisheye, ISO3200, F2.8, 20秒)
【8月20日(日)】
明け方、冬の星座と金星が綺麗に見えていた。ホテルのバルコニーで撮影した。
●冬の星座と金星 2017.8.20 4:04(EOS 6D + Sigma 15mm EXDG Fisheye, ISO3200, F2.8, 25秒)
日中は雲が多くて不安だったが、夜は快晴になった。今夜もホテルのバルコニーで撮影した。撮影中、明るい流星が流れた。
●天の川と流星 2017.8.20 22:41(EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, ISO3200, F2.8, 20秒)
【8月21日(月)】
夜が明けてきた。バルコニーに出て金星を撮影。雲一つない晴天だった。今日皆既日食だ。
●日の出前の薄明と金星 2017.8.21 5:26(EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, ISO640, F2.8, 0.5秒)
朝、参加者はホテル前の庭やホテルのバルコニーで日食観察の準備をした。ホテル敷地内は貸し切りだったから、庭で観察する方は前日または前々日夜に赤道儀を設定しておくことができたようだ。当方はバルコニーで観察した。バルコニーから北極星は見えないので、予定通りポーラーメーターで極軸合わせを行なった。
●カニータリゾートでの日食観察準備風景
●カニータリゾートホテルの庭で準備する参加者
●バルコニーに設置した撮影機材
日食開始となる第1接触の9時6分以後しばらく快晴状態だったが、皆既に近づくにつれてベール状の薄い雲が広がってきた。第2接触の10時19分〜第3接触の10時21分の皆既日食時には薄い雲がかかってしまった。ただ非常に薄い雲だったから、観察にはほとんど影響はなかった。撮影はエクリップスナビゲーター3に任せてあったので、皆既日食のほぼ全課程を肉眼と双眼鏡で眺めていた。これまで見た皆既日食ではもっとも美しい日食だった。
●日食の全課程:連続食分撮影 2017.8.21 9:10:40〜11:40:40 (5分ごと) EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, F4.0, ISO200, 露出 1/320秒〜1/800秒, 皆既1/3秒
●日食の全課程:トリミング
BORG107FL, 600mm, F5.6による日食の経過を示す。ISOは200とし、撮影時刻と露出時間はエクリップスナビゲーター3上で設定した。部分食時はアストロソーラーフィルターを装着した。
●第1接触後の部分食
左:9:07:46 1/2500秒 右:9:27:47 1/2500秒
左:9:47 1/2500秒 右:10:07:47 1/2500秒
●第2接触のダイヤモンドリングと皆既日食
左:10:19:28 1/500秒 右:10:19:33 1/500秒
左:10:19:35 1/500秒 右:10:19:47 1/1000秒
●コロナ
2017.8.21 10:21:05 1/60秒
2017.8.21 10:21:07 1/15秒
2017.8.21 10:21:08 1/4秒
●第3接触のダイヤモンドリングと皆既日食
左:10:21:01 1/1000秒 右:10:21:31 1/500秒
左:10:21:34 1/500秒 右:10:21:37 1/500秒
●第3接触後の部分食
左:10:33:39 1/2500秒 右:10:53:00 1/2500秒
左:11:13:59 1/2500秒 右:11:36:00 1/2500秒
●日食時の木漏れ日 ※ 2017.8.21 10:36:57(FinePix S1;奥さん撮影)
※大野先生が白い布を用意してくれていた
Prominar 850mm F9.6 + EOS 7D Mark IIでクローズアップ動画、FinePix S1とiPhone 7 plusで標準レンズ動画の予定であったが、FinePix以外は原因不明で未撮影となっていた。FinePix S1による標準レンズ動画を示す。
第二報へつづく