アメリカ皆既日食2017:第3報 観光・探鳥 [日食]
今回参加した西鉄旅行の「大野裕明先生と行くアメリカ皆既日食ツアー」で行われた観光について簡単にまとめた。唯一の自由時間であった2日目にオプショナルツアーに参加したため、探鳥だけの時間は取れなかった。僅かながら、予定された観光地で出遭った野鳥等についても記載する。
【8月20日(日)】
皆既日食前日オプショナルツアー「マウント・フッドとフッド・リバー1日観光」に参加した。朝8:00に出発、マウント・フッド山(Mount Hood)北側の麓に9:30頃到着した。ポートランド市側からみると富士山のように見えて日系人の間ではオレゴン富士と呼ばれるとのことだが、北側から山頂部を見ると夏期で雪が少ないこともあり、あまり富士山には見えなかった。ここにシマリス(アカシマリス)がいた。
●マウントフッド山
●シマリス
マウント・フッド麓にあるフッド・リバー市(Hood River)で1時間弱の自由時間があった。コロンビア川近くまで市内を歩いた。市内にいたスズメは頬が白く眉斑があり、日本のスズメとはちょっと違っていた。
●フッド・リバー駅
●市内のスズメ
コロンビア川に面するリバーサイドレストランで昼食後、ウホーターフロントの小径を歩いた。川沿いにある低木の中にアメリカカケスがいた。ぜんぜん逃げないので近くで撮影できた。コロンビア川の上でミサゴが行き来していた。
●コロンビア川とフッド・リバー橋
●アメリカカケス(奥さん撮影)
●ミサゴ
【8月21日(月)】
皆既日食終了後、参加者全員(200人越え、西鉄旅行+セブンカルチャーネットワーク)による昼食会があった。昼食後ただちにバス移動となるため、第4接触の11時41分を撮影後、大急ぎで荷物をまとめた。撮影機材すべてをスーツケースとリュックに入れるのにかなり時間がかかった。昼食会会場にはちょっと遅れて着いた。たぶん、一番最後のほうだったと思う。食事会場で動画チェックして、はじめて動画が撮れていないことに気づいた。皆既日食観察成功の熱気の中で、一人青ざめる。
昼食後バスでポートランドへ移動。道路は日食後のため大渋滞していた。途中、Multnomah Fallsという滝に寄った後、遠回りとなるが混雑していない迂回路を通ってポートランドに向かった。予想より早くポートランド ホリディ・インに到着した。夜遅くの到着予定だったのでレストランが予約できず、幕の内弁当が用意されていた。
【8月22日(火)】
ポートランド空港からソルトレイクシティ経由でアリゾナ州フェニックスに着いた。空港からバスでフラッグスタッフ市(Flagstaff)に向かった。ここからロサンゼルス在住の地元ガイドの小山さんが加わった。長年当地でガイドをしていて、地元事情に詳しいだけでなく、落語家あるいは話しの上手いタレントのような軽妙なトークに驚く。フラッグスタッフ市には17:40着、BLACK BARTSというバンド演奏つきのステーキハウスで夕食会となった。
ここに阪急交通社の皆既日食ツアーの一行も来ていた。阪急交通社のツアーのうち、国立天文台副台長の渡部潤一さんと娘さんが同行するコースの方々だった。大野裕明さんと渡部潤一さんのツーショットとなった。打ち合わせがあった訳でなく、偶然、夕食会場が同じになったらしい。
●夕食会会場で:大野裕明さんと渡部潤一さん
夕食後ホテル(Best Western Pony Soldier Inn & Suites)にチェックインした。
【8月23日(水)】
朝、バスでホルブルック(Holbrook アリゾナ州東北部)の化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)に行った。コロラド川東岸の岩石の表面が多彩に彩られている一帯はペインテッド砂漠(Painted Desert)と呼ばれている。
●化石の森国立公園のペインテッド砂漠(Painted Desert)
●Blue Mesa
化石の森国立公園には、化石化した丸太;硅化木がゴロゴロ転がっていた。空と雲の感じが「君の名は。」のワンシーンみたいだった。
●化石の森国立公園の硅化木
●君の名は。
●奥さんですけど。
●硅化木
昼食後、ウィンスロー(Winslow)にあるメテオクレーター(アリゾナ大隕石孔)へ。直径1.2km、深さ168mのクレーター。5万年前、20〜30mの隕石(隕鉄)の衝突により形成された。
●メテオクレーター(アリゾナ大隕石孔)
フラッグスタッフ市に戻り、ローウェル天文台(Lowell Observatory)見学。実業家から天文学者に転身したパーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell)により1896年に建設された。ローウェルの観測した火星の運河は現在は否定されている。晩年、惑星Xの存在を予測し、その予測計算にしたがってクライド・トンボーが1930年に冥王星を発見した。ステーキハウスでご一緒した渡部潤一先生は、2006年国際天文学連合の「惑星の定義委員会」委員となり、冥王星の惑星からの除外を決定した最終メンバーの1人である。
●ローウェル天文台
●61cm屈折望遠鏡
【8月24日(木)】
グランドキャニオンとセドナ観光があった。いずれも雄大な景色に圧倒されたが、ツアーの性格上駆け足になったので、一度はじっくり回ってみたいと思った。グランドキャニオン(Ground Canyon)ではマーサポイント(Mather Point)およびシャトルバスで移動しサウスリム(South Rim)からの絶景を体感した。
●グランドキャニオン;マーサポイント
●グランドキャニオン;サウスリム
グランドキャニオン近郊で昼食。アメリカでよく見かけた(駐車場などによくいる)カラスより小さい黒っぽい鳥がいた。テリムクドリモドキ♀と思われる。
●テリムクドリモドキ♀(奥さん撮影)
ネイティブアメリカンの聖地、パワースポットとされているセドナに向かった。途中の駐車場でハチドリ用の密のでる餌台にハチドリが行ったり来たりしていた。
●ハチドリ(奥さん撮影)
セドナのエアポートメサで景色を撮影し、セドナで短時間ショッピング時間があった。雄大な景色はおもにバスからの撮影となった。
●エアポートメサより
●レッドロック
フェニックスまでバスで移動、Holiday Inn Express & Suites Phoenix Downtown-Ballparkに宿泊、8月25日(金)午前3:45バスでフェニックス空港へ。6:00発、ロサンゼルス経由で帰国した。
【8月20日(日)】
皆既日食前日オプショナルツアー「マウント・フッドとフッド・リバー1日観光」に参加した。朝8:00に出発、マウント・フッド山(Mount Hood)北側の麓に9:30頃到着した。ポートランド市側からみると富士山のように見えて日系人の間ではオレゴン富士と呼ばれるとのことだが、北側から山頂部を見ると夏期で雪が少ないこともあり、あまり富士山には見えなかった。ここにシマリス(アカシマリス)がいた。
●マウントフッド山
●シマリス
マウント・フッド麓にあるフッド・リバー市(Hood River)で1時間弱の自由時間があった。コロンビア川近くまで市内を歩いた。市内にいたスズメは頬が白く眉斑があり、日本のスズメとはちょっと違っていた。
●フッド・リバー駅
●市内のスズメ
コロンビア川に面するリバーサイドレストランで昼食後、ウホーターフロントの小径を歩いた。川沿いにある低木の中にアメリカカケスがいた。ぜんぜん逃げないので近くで撮影できた。コロンビア川の上でミサゴが行き来していた。
●コロンビア川とフッド・リバー橋
●アメリカカケス(奥さん撮影)
●ミサゴ
【8月21日(月)】
皆既日食終了後、参加者全員(200人越え、西鉄旅行+セブンカルチャーネットワーク)による昼食会があった。昼食後ただちにバス移動となるため、第4接触の11時41分を撮影後、大急ぎで荷物をまとめた。撮影機材すべてをスーツケースとリュックに入れるのにかなり時間がかかった。昼食会会場にはちょっと遅れて着いた。たぶん、一番最後のほうだったと思う。食事会場で動画チェックして、はじめて動画が撮れていないことに気づいた。皆既日食観察成功の熱気の中で、一人青ざめる。
昼食後バスでポートランドへ移動。道路は日食後のため大渋滞していた。途中、Multnomah Fallsという滝に寄った後、遠回りとなるが混雑していない迂回路を通ってポートランドに向かった。予想より早くポートランド ホリディ・インに到着した。夜遅くの到着予定だったのでレストランが予約できず、幕の内弁当が用意されていた。
【8月22日(火)】
ポートランド空港からソルトレイクシティ経由でアリゾナ州フェニックスに着いた。空港からバスでフラッグスタッフ市(Flagstaff)に向かった。ここからロサンゼルス在住の地元ガイドの小山さんが加わった。長年当地でガイドをしていて、地元事情に詳しいだけでなく、落語家あるいは話しの上手いタレントのような軽妙なトークに驚く。フラッグスタッフ市には17:40着、BLACK BARTSというバンド演奏つきのステーキハウスで夕食会となった。
ここに阪急交通社の皆既日食ツアーの一行も来ていた。阪急交通社のツアーのうち、国立天文台副台長の渡部潤一さんと娘さんが同行するコースの方々だった。大野裕明さんと渡部潤一さんのツーショットとなった。打ち合わせがあった訳でなく、偶然、夕食会場が同じになったらしい。
●夕食会会場で:大野裕明さんと渡部潤一さん
夕食後ホテル(Best Western Pony Soldier Inn & Suites)にチェックインした。
【8月23日(水)】
朝、バスでホルブルック(Holbrook アリゾナ州東北部)の化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)に行った。コロラド川東岸の岩石の表面が多彩に彩られている一帯はペインテッド砂漠(Painted Desert)と呼ばれている。
●化石の森国立公園のペインテッド砂漠(Painted Desert)
↑ 大野さん
●Blue Mesa
化石の森国立公園には、化石化した丸太;硅化木がゴロゴロ転がっていた。空と雲の感じが「君の名は。」のワンシーンみたいだった。
●化石の森国立公園の硅化木
●君の名は。
●奥さんですけど。
●硅化木
昼食後、ウィンスロー(Winslow)にあるメテオクレーター(アリゾナ大隕石孔)へ。直径1.2km、深さ168mのクレーター。5万年前、20〜30mの隕石(隕鉄)の衝突により形成された。
●メテオクレーター(アリゾナ大隕石孔)
フラッグスタッフ市に戻り、ローウェル天文台(Lowell Observatory)見学。実業家から天文学者に転身したパーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell)により1896年に建設された。ローウェルの観測した火星の運河は現在は否定されている。晩年、惑星Xの存在を予測し、その予測計算にしたがってクライド・トンボーが1930年に冥王星を発見した。ステーキハウスでご一緒した渡部潤一先生は、2006年国際天文学連合の「惑星の定義委員会」委員となり、冥王星の惑星からの除外を決定した最終メンバーの1人である。
●ローウェル天文台
●61cm屈折望遠鏡
【8月24日(木)】
グランドキャニオンとセドナ観光があった。いずれも雄大な景色に圧倒されたが、ツアーの性格上駆け足になったので、一度はじっくり回ってみたいと思った。グランドキャニオン(Ground Canyon)ではマーサポイント(Mather Point)およびシャトルバスで移動しサウスリム(South Rim)からの絶景を体感した。
●グランドキャニオン;マーサポイント
●グランドキャニオン;サウスリム
グランドキャニオン近郊で昼食。アメリカでよく見かけた(駐車場などによくいる)カラスより小さい黒っぽい鳥がいた。テリムクドリモドキ♀と思われる。
●テリムクドリモドキ♀(奥さん撮影)
ネイティブアメリカンの聖地、パワースポットとされているセドナに向かった。途中の駐車場でハチドリ用の密のでる餌台にハチドリが行ったり来たりしていた。
●ハチドリ(奥さん撮影)
セドナのエアポートメサで景色を撮影し、セドナで短時間ショッピング時間があった。雄大な景色はおもにバスからの撮影となった。
●エアポートメサより
●レッドロック
フェニックスまでバスで移動、Holiday Inn Express & Suites Phoenix Downtown-Ballparkに宿泊、8月25日(金)午前3:45バスでフェニックス空港へ。6:00発、ロサンゼルス経由で帰国した。