MAK127SP試し撮りと滝川にエゾフクロウを見に行く:Prominarとの比較 [野鳥]
完全休日だった5月23日(土)〜5月24日(日)は晴れときどき曇り。5月23日(土)は旭川近郊のクマゲラの様子を見に行ったが、最近購入した安価な天体望遠鏡Sky-Watcher社のMAK127SPのテスト撮影を兼ねていた。主目的である月や惑星を撮影する機会が無かったためだ。
朝、ポメラニアンのリクを連れて忠別川堤防を散歩していると、この時期にやって来るホオアカのさえずりが聞こえた。いたいた、FinePix S1で撮影した。
●忠別川堤防とツインハープ橋
●堤防のホオアカ(FinePix S1)
散歩コースにある東光スポーツ公園内のパークゴルフ場で、チョコチョコあるくヒバリのつがいに出遭った。
●東光スポーツ公園のヒバリ(FinePix S1)
購入したMAK127SPは、口径127mm焦点距離1500mmのマクストフ・カセグレン望遠鏡で、本体30,240円、EOS接続用Tリング(ビクセン)1,892円、照明付き9x50mmファインダー 8,208円、計40,340円である。
5月23日(土)クマゲラを撮影するためMAK127SPを設置した。今回はなかなか姿を現さず、外の様子をうかがいに時々顔を出す程度だった。どうにか撮影したが、一瞬のことでフォーカス合わせが難しかった。大きくは写るがフォーカスやコントラストが甘く、FinePix S1のほうがシャープにみえた(5月23日、5月24日夜に月を撮影して比較したところ、遜色ない結果が得られた。下方の追記記事を参照してください)。
●Sky-Watcher MAK127SP(EOS 7Dを接続)
● MAK127SP+EOS 7Dによるクマゲラ
●FinePix S1によるクマゲラ(奥さん撮影)
5月24日(日)朝、鳥仲間のKさんから連絡があった。滝川でフクロウ3羽がいて、すでに撮影者が増えてきたとのことだった。自宅から旭川鷹栖まで30分、旭川鷹栖から道央自動車で滝川まで1時間程度だ。現地に着くと撮影者が10数人いたので場所はすぐ分かった(大砲レンズ多いなぁ)。1羽は巣穴から出ていて、残り2羽は巣穴の中にいるらしい。しばらく粘っていると、1羽が巣穴からちょっとだけ顔を出した。
●今週も滝川の菜の花畑(iPhone 6 plus)
●エゾフクロウ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM+Extender EF 1.4x III)
●巣穴のエゾフクロウ(FinePix S1:奥さん撮影)
その他、奥さんがコムクドリ、私がアカゲラとハシブトガラを撮影して引き上げた。エゾフクロウを見に来た人達の多くは、もっと長時間出待ちしているようだった。facebookで確認すると、巣穴に並ぶ三羽のエゾフクロウなど、粘り勝ちの人達の成果が並んでいた。
●コムクドリ(FinePix S1:奥さん撮影)
●アカゲラ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM)
●ハシブトガラ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM)
【MAK127SPとProminar 500 月面像の比較 2015.5.27追記】
Sky-Watcher MAK127およびProminar 500で月面を撮影して比較した。撮影条件は両方とも同じで、iOptron ZEQ25GT赤道儀に乗せ、EOS 7Dの直焦点撮影、ISO 400,、露出1/50秒である。Prominar 500mmに比べると、MAK127はフォーカスが合わせにくかった。ライブビューでフォーカスを合わせた後、ライブビューを外して撮影するとボケる。そこでライブビューのまま撮影するとほぼフォーカスが合った。
●iOptron ZEQ25GT赤道儀とMAK127
●ノートリミングでの比較 Prominar:2015.5.24 20:54、MAK127:2015.5.24 20:43
焦点距離はMAK127が1500mm、Prominarが500mmなので、写る月の大きさはMAK127が3倍大きい。
●トリミングによる同じ大きさでの比較
Prominar 500mmはF5.6、MAK 1500mmはF11.8なので同じ露出ではProminarのほうが明るく写る。トリミングで大きさを揃えると、明るさを考慮すればほぼ同等の写りに見える。細かな構造で比較すると、MAK127のほうがやや細かいところまで写っているところがみられた。
Amazonによる価格で比較してみると、Prominar 500mm キャノン用:243,514円、MAK127 + EOS用Tリング(ビクセン)32,132円。価格差7.3分の1。MAK127には接眼レンズが2個ついているが、天体用なので倒立像となる。Prominarはアイピースは付属していないので必要な場合は別個に購入する。プリズムユニットと組み合わせてスポッティングスコープになるが、非常に高価。直焦点撮影では両者とも正立像となる。MAK127は1500mm望遠レンズと考えれば、お得な買い物と言える。
朝、ポメラニアンのリクを連れて忠別川堤防を散歩していると、この時期にやって来るホオアカのさえずりが聞こえた。いたいた、FinePix S1で撮影した。
●忠別川堤防とツインハープ橋
●堤防のホオアカ(FinePix S1)
散歩コースにある東光スポーツ公園内のパークゴルフ場で、チョコチョコあるくヒバリのつがいに出遭った。
●東光スポーツ公園のヒバリ(FinePix S1)
購入したMAK127SPは、口径127mm焦点距離1500mmのマクストフ・カセグレン望遠鏡で、本体30,240円、EOS接続用Tリング(ビクセン)1,892円、照明付き9x50mmファインダー 8,208円、計40,340円である。
5月23日(土)クマゲラを撮影するためMAK127SPを設置した。今回はなかなか姿を現さず、外の様子をうかがいに時々顔を出す程度だった。どうにか撮影したが、一瞬のことでフォーカス合わせが難しかった。大きくは写るがフォーカスやコントラストが甘く、FinePix S1のほうがシャープにみえた(5月23日、5月24日夜に月を撮影して比較したところ、遜色ない結果が得られた。下方の追記記事を参照してください)。
●Sky-Watcher MAK127SP(EOS 7Dを接続)
● MAK127SP+EOS 7Dによるクマゲラ
●FinePix S1によるクマゲラ(奥さん撮影)
5月24日(日)朝、鳥仲間のKさんから連絡があった。滝川でフクロウ3羽がいて、すでに撮影者が増えてきたとのことだった。自宅から旭川鷹栖まで30分、旭川鷹栖から道央自動車で滝川まで1時間程度だ。現地に着くと撮影者が10数人いたので場所はすぐ分かった(大砲レンズ多いなぁ)。1羽は巣穴から出ていて、残り2羽は巣穴の中にいるらしい。しばらく粘っていると、1羽が巣穴からちょっとだけ顔を出した。
●今週も滝川の菜の花畑(iPhone 6 plus)
●エゾフクロウ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM+Extender EF 1.4x III)
●巣穴のエゾフクロウ(FinePix S1:奥さん撮影)
その他、奥さんがコムクドリ、私がアカゲラとハシブトガラを撮影して引き上げた。エゾフクロウを見に来た人達の多くは、もっと長時間出待ちしているようだった。facebookで確認すると、巣穴に並ぶ三羽のエゾフクロウなど、粘り勝ちの人達の成果が並んでいた。
●コムクドリ(FinePix S1:奥さん撮影)
●アカゲラ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM)
●ハシブトガラ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM)
【MAK127SPとProminar 500 月面像の比較 2015.5.27追記】
Sky-Watcher MAK127およびProminar 500で月面を撮影して比較した。撮影条件は両方とも同じで、iOptron ZEQ25GT赤道儀に乗せ、EOS 7Dの直焦点撮影、ISO 400,、露出1/50秒である。Prominar 500mmに比べると、MAK127はフォーカスが合わせにくかった。ライブビューでフォーカスを合わせた後、ライブビューを外して撮影するとボケる。そこでライブビューのまま撮影するとほぼフォーカスが合った。
●iOptron ZEQ25GT赤道儀とMAK127
●ノートリミングでの比較 Prominar:2015.5.24 20:54、MAK127:2015.5.24 20:43
焦点距離はMAK127が1500mm、Prominarが500mmなので、写る月の大きさはMAK127が3倍大きい。
●トリミングによる同じ大きさでの比較
Prominar 500mmはF5.6、MAK 1500mmはF11.8なので同じ露出ではProminarのほうが明るく写る。トリミングで大きさを揃えると、明るさを考慮すればほぼ同等の写りに見える。細かな構造で比較すると、MAK127のほうがやや細かいところまで写っているところがみられた。
Amazonによる価格で比較してみると、Prominar 500mm キャノン用:243,514円、MAK127 + EOS用Tリング(ビクセン)32,132円。価格差7.3分の1。MAK127には接眼レンズが2個ついているが、天体用なので倒立像となる。Prominarはアイピースは付属していないので必要な場合は別個に購入する。プリズムユニットと組み合わせてスポッティングスコープになるが、非常に高価。直焦点撮影では両者とも正立像となる。MAK127は1500mm望遠レンズと考えれば、お得な買い物と言える。
MAK127SP、マクストフカセグレン式なのに、なかなか良さそうですね
コントラストはフードをつければ少しは改善されるのではないでしょうか
まあ、後で調整できますが
天体望遠鏡恐るべし、この焦点距離だとBorgも無理だし、選択肢が限られますね
奥様&S1も良い仕事してますね
by silverag (2015-05-25 12:03)
〉silveragさん
小さくて比較的軽い1500mmの望遠レンズです。比較的軽いと言っても、三脚+ビデオ雲台か経緯台か赤道儀かは必要です。マクストフカセグレン式はフォーカス合わせに苦労します。検討の結果、ライブビューのままシャッターを切ると綺麗にとれるようです。天体望遠鏡ですが、直焦点でつけたカメラのファインダーやライブビューは正立像になります。倒立像でないので、違和感はありません。3万円そこそこの1500mmの望遠なのでどこまで使えるか試してみます。
by kinda (2015-05-25 18:18)
〉silveragさん
言い忘れました。フードは確か3000円くらいだったので買ってみます。なぜか奥さんはデジイチに手を出さずひたすらS1で頑張ってます。
by kinda (2015-05-25 18:25)
なんともまあ可愛いエゾフクロウでしょう(´∀`*)ポッ
もふもふ感が良いですね~♪
by 美美 (2015-05-25 18:50)
エゾフクロウはまだ見た事がありません。
幼鳥の姿、何とも愛らしいですね・・・
まだかなりオドオドしているようですが。
このアカゲラは番、ではないのでしょうか。
ホオアカも、冬にこちらの田園で見るのと新緑の北海道で観察するのと
ではイメージが異なりますね。
クマゲラも営巣中ですか?
by queso (2015-05-25 21:57)
エゾフクロウですか、いいですね。
私はまだフクロウの類は一切見た事が無いです。
なかなか自分で探すだけでは見つかりませんね。
by まっちゃん (2015-05-26 16:15)
〉美美さん
フクロウを動物園以外でみたのは初めてでした。あまり動かないです。目が大きくて、まさしくもふもふしていてとても可愛くみえます。
〉quesoさん
野生のフクロウは初めてみました。あんまり動かないですが、かなり多いギャラリーを時折見おろしています。「うざい」と思っているのかな。アカゲラたちはちょっと離れたところにいました。ホオアカは毎年この時期に同じところにやって来ます。クマゲラは営巣中と思われます。
〉まっちゃんさん
この公園に通っている方のfacebook情報でも伝わったらしく、一挙に撮影者が増えました。この一週間前にも行ったのですが、その時は気がつきませんでした。やはり情報網は大切ですね ^ ^;
by kinda (2015-05-26 18:02)
MAK1500mm の撮影の情報、ありがとうございます。
谷津干潟でも、たまに、天体望遠鏡のようなもので、撮影されている方が、おられます。
コンデジで、2000mm とか、4000mm が撮影できる状況です。解像度は、やはり、デジイチに比べると
不満が残りますので、もっと、超望遠レンズの道も、考えつつ、もう少し、安価なものはないかという
検討に、役立ちますね。
by テリー (2015-06-04 22:13)
〉テリーさん
天体望遠鏡は日本では髙橋製作所がブランドとなっており高性能です。が、高価です。米国のミード、セレストロン(Sky-Watcher子会社)、Sky-Watcher社は大口径の割にかなり安いので世界的な使用者数は多いです。マクストフ・カセグレンは見え味でやや劣るようですが、その中ではSky-WatcherのMAK127SPは画質の点で評価されています。実際に使ってみると、眼視観測では画質は非常によいと思いました。しかし、綺麗な写真を撮るという意味では苦労する、あるいはテクニックがいるという感想です。
by kinda (2015-06-06 18:07)