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関連レコードへ移動で関連レコードを前面に出したい−別ファイルと同一ファイルの比較− [FileMaker]

今更ながらですが、FileMaker Pro 7以後はマルチテーブル・マルチウインドウになり、きちんと指定しないと予期せぬ動作に遭遇することがあります。とくに、関連するテーブルが別ファイルの場合、「関連レコードへ移動」しても、FileMaker Pro 6以前とは異なり関連レコードが前面に出てこなくなりました。このケースを含めて、「関連レコードへ移動」をどのようにコントロールするかについてサンプルを作成しました。

1. 別ファイルの関連レコードを別ウインドウで開く
別ファイル(relate.fp7)の関連レコードは非表示の状態で開いています。そこで、あらかじめ別ファイルでウインドウ関連のスクリプトを実行しておくと、そのウインドウが前面に表示されます。ただし「最大表示」させると別ウインドウの表示ができませんのでそれ以外の表示(ウインドウの調整など)にします。その後「関連レコードへ移動」を実行します。元ファイル(base.fp7)のスクリプトを示します。
 ・スクリプト実行 [「ウインドウの調整」, ファイル「relate」]
 ・関連レコードへ移動 [テーブル: 「separate_relate」; 外部; 使用するレイアウト:「別ファイル関連テーブル」]

2. 同一ファイルの関連レコードを別ウインドウで開く
同一ファイルの関連レコードを別ウインドウで開くためには、関連レコードへ移動する際に新規ウインドウで開きます。関連レコードへ移動するたびに新規ウインドウができてしまうのを避けるには、はじめにそのウインドウを閉じておきます。元ファイル(base.fp7)のスクリプトを示します。
 ・ウインドウを閉じる [名前: ""same_relate; 現在のファイル]
 ・関連レコードへ移動 [テーブル: 「same_relate」; 使用するレイアウト:「same_relate_newwin」]

3. 同一ファイルの関連レコードを同一ウインドウで開く
これは現在開いているウインドウがそのまま使用されます。
 ・関連レコードへ移動 [テーブル: 「same_relate」; 使用するレイアウト:「same_relate_samewin」]

サンプルファイル base.fp7+relate.fp7(ZIP圧縮: 03_GoToRecord.zip)をアップしておきますのでお試しください。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/MedFiles/samples.html

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