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ノビタキ・オオルリ・オオアカゲラそして太陽黒点と水星 [天文]

母の日の前日の5月9日(土)は雨だった。天文ガイド6月号を持って、帯広の実家に日帰りで行ってくることにした。もちろん、皆既日食の写真が掲載されたことを母と兄に自慢するためだ ^ ^; 旭川空港付近のノビタキゾーンを走っていると、予想通りノビタキ♂♀が見送ってくれた。行ってきま〜す。

●小雨の中のノビタキ♂(FinePix S1)
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●小雨の中のノビタキ♀(FinePix S1)
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富良野くらいから日が差してきた。鳥沼公園に寄ってみると、綺麗なさえずりが聞こえた。オオルリだった。オオアカゲラもすぐ近くやって来た。

●鳥沼公園(iPhone 6 Plus)
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●オオルリ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM)
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●オオアカゲラ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM)
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帯広からとんぼ返りして旭川空港付近を走っていると、絵に描いてみたいような夕暮れの空だったので、車を停めて撮影した。道路の反対側からジッジッというノビタキの声が聞こえた。ノビタキが送り迎えしてくれていたのだ。ただ今〜。

●夕暮れの空:旭川空港付近(FinePix S1)
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●ノビタキ♂(FinePix S1)
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●同
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翌日の5月10日(日)は天気予報では晴れだったが、午前中に短時間晴れ間が見えただけだった。宇宙天気ニュースで大規模フレアの発生や活発な黒点群が報告されていたので、晴れ間が見えた短時間に太陽を撮影してみた。また、ゴールデンウィーク後半、毎日太陽を撮影していたので並べて提示する。いずれもEOS 7D+Prominar 500mm F5.6 FL+アストロソーラーフィルターによる。

●太陽:2015/05/04 9:47(ISO320, 露出1/400秒)
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●太陽:2015/05/05 8:39(ISO320, 露出1/640秒)
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●太陽:2015/05/06 12:23(ISO320, 露出1/640秒)
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●太陽:2015/05/10 10:12(ISO320, 露出1/640秒)
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※中央の2339黒点群はさらに大きくなるかもしれない。

すぐに曇ってしまい、さらに雨も降ってきたが、今日のクマゲラを観察しに旭川近郊に行ってみた。今回もクマゲラ♂のみ見られた。クマゲラ♀をしばらく見ていない。どうしたのかな?

●クマゲラ♂(FinePix S1 画面サイズ3:2)
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夕方から晴れてきた。木星、金星、水星が直線上に並んでいるはずだ。水星が見えるのは比較的めずらしいので撮影しておくことにした。

●ツインハープ橋と水星と金星 2015/5/10 19:50;EOS 7D+EF-S 15-85mmm (26mm) IS USM, F4.0, ISO1250, 露出1.3秒
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●上の写真の説明
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※Venus:金星、Mercury:水星、Capella:カペラ(ぎょしゃ座α)

水星と彗星と十勝川のオオワシ・オジロワシ・シマエナガ [天文]

本年1月中旬は金星と水星が大接近しており、最接近日は1月11日だ。さらに肉眼彗星となっているラブジョイ彗星も気になる。ところが旭川は曇りか雪の天候が続いている。こう天気が悪いとさっぱり仕事が進まない(って、何の仕事だ?)。道東の帯広はほぼ毎日晴れている。そこで、1月11日帯広に一泊して撮影してこよう。

狩勝峠を越え新得を過ぎると予定通り晴れてきた。午後4時半、撮影場所にしている「帯広の森」近くに着いた。晴れてはいるが、風がとても強くて冷たい。南西の空をみると山の上に雲があり、雲の近くに金星が見える。さっそくEOS 7D+EF-S 15-85mm IS USMを向けた。焦点距離15mmの写真では拡大しないとよく見えない(写ってはいる)。焦点距離46mm〜85mmの写真だと分かりやすかった。左上が金星、右下が水星である。

●金星と水星:2015/1/11 16:52(EF-S 15mm F3.5, ISO 320 露出1/6秒)
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●同:17:02(EF-S 46mm F5.0, ISO 500 露出1/2秒)
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●同:16:49(EF-S 85mm F5.6, ISO 320 露出1/4秒)
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●同:17:08(EF-S 85mm F5.6, ISO 640 露出1/2秒)
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次にラブジョイ彗星に移る。まだ薄明が残っていることと、帯広の光が少しあって、肉眼では見えなかった。双眼鏡でははっきり見える。久々に明るい彗星だ(Canon 12x36 IS II 5°)。この日は、おうし座(Taurus)のM45(すばる、プレアデス星団)とおうし座α星(アルデバラン)と三角形を作るくらいの位置にいた。

●M45とアルデバランとラブジョイ彗星:17:56(EF-S 46mm F5.6, ISO 2000 露出30秒)
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●同:図説
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翌朝、帯広は薄曇りだった。十勝地方の探鳥場所は十勝川流域となっている。除雪された道路があったので行ってみると、十勝川の中州でオオワシとオジロワシが集会を開いていた。EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USMで撮影したが、堤防からかなり遠かったので2.5倍にトリミングして示す。撮影中、近くの枯れ木にシマエナガとハシブトガラの混成群がやってきた、ラッキー (^ー^)ノ

●十勝川の堤防への道で:一面の雪原
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●十勝川の中州の集会
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●オオワシ
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●オジロワシ
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●シマエナガ
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【追記:誕生日にみた月の暈(月暈)】
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月の暈(つきのかさ)とか月暈(げつうん)と呼ばれている。

しし座でなくておうし座流星群とツグミとアカゲラなど [天文]

アナウンスされていたしし座流星群の見ごろの11月17日深夜〜11月18日未明の天気は予報では曇りのハズだった。ところが22:00頃大分雲が少なくなり、23:00にはほぼ晴れてきた。忠別川河川敷でしばらく撮影していたが、空が明るくて赤い夜空の写真になってしまう。予報を裏切って晴れてくれたので、ここは空の暗い旭川空港付近の観測地に行こう ^^!!

ビールを飲んでしまったので、奥さんに電話でお願いしてCRVで連れて行ってもらうことにした。現地に着くとほとんど快晴!ただ滅茶苦茶寒い。EOS 5D Mark III+Sigma 20mm EXDGで固定撮影、30秒露出で撮っていくことにする。

東の空のしし座はまだ全体が登っていないので、銀河の走る冬の大三角形(下の写真:青の三角)、おうし座(Aries)、ふたご座(Gemini)が入る構図で撮影を開始した。するとすぐにオリオン座に流星がでた。方向からするとしし座でなくておうし座流星群の流星だった。今日はおうし座流星群も見られる日だった。

●おうし座流星群の流星:2014/11/17 23:58 Sigma 20mm F3.5 ISO2000 露出30"
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●上の写真の星座名と冬の大三角形(青の△)
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●上の写真のトリミング
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上の構図で撮影を繰り返していると、撮影範囲外のしし座に明るい流星が2個、暗めの流星が1個見えた。しし座が全体を現してきたので、しし座を入れた構図に変更して撮影を続けた。ところが今度はしし座にぜんぜん流星がでない。結局11月18日 1:40で撮影を終了した。しし座流星群の流星の撮影は失敗した。いずれにしても、流星雨の出現はなかった。

●しし座(Leo)とふたご座(Gemini)と木星(Jupiter):2014/11/18 1:16 Sigma 20mm F3.2 ISO1600 露出30"
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上の写真の星座名と木星
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今週日曜日(11月16日)、自宅横の東部中央公園でであった野鳥たちを示す。
●東部中央公園(FinePix S1)
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●ナナカマドとツグミ(EOS 5D Mark III+EF400mm F5.6L USM、以下同じ)
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●松の木の中のツグミ
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●同じ木のアカゲラ♀2羽
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●アカゲラ♂
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●アカゲラ♀
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●ハシブトガラ
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●シジュウカラ
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●採食中のシジュウカラとスズメ
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名月「後の十三夜」としし座流星群情報 [天文]

雪の季節がやってきた。11月4日(火)が初雪の予報だったので、11月3日(月)〜11月5日(水)東部中央公園の変化を撮ってみた。

●東部中央公園 11月3日(月)7:23
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●東部中央公園 11月4日(火)7:45
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●東部中央公園 11月5日(水)7:39
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11月5日は旧暦の9月13日すなわち「十三夜」である。旧暦では、美しい月が眺められるとされる中秋の名月「十五夜」が8月15日、「十三夜」の9月13日の年2回である。ところが今年は計算上閏月が9月に挿入されるため、9月の十三夜が2回目となり、これを「後の十三夜」という。閏月が9月になるのは171年ぶりなので、「後の十三夜」も171年ぶりの出現となった。すなわち2014年の名月は、現在の暦では「十五夜」の9月8日、「十三夜」の10月6日、そして「後の十三夜」の11月5日の3回となった。

旭川は11月5日(水)は快晴であった。名月「後の十三夜」も見られるはずだ。夕方奥さんが旭岳と「後の十三夜」を撮影してきた。私は夜Prominar 500mmで撮影した。

●旭岳と名月「後の十三夜」11月5日(水)16:06(FinePix S1)
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名月「後の十三夜」11月5日(水)22:38(EOS 7D+Prominar 500mm F5.6, ISO320, 1/400秒)
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2014年11月18日(17日深夜)しし座流星群が大出現するかも知れない。流星群の中でとくに出現数の多いものを流星雨という。しし座流星群は33年ごとに大出現して流星雨になることが知られており、前回は2001年11月18日だった。中標津にいた私は一晩中シャワーのように流れる流星雨を見ることができたのだ。次回は2034年である。ところがここにきて、もう一つ別のピークで大出現するかもしれないという情報がでてきた(天文ガイド2014年11月号)。ただ、大出現のピークが予想通りなら日本では11月17日昼間(午前11時)になってしまう。実際にでるかどうかは不確定要素も多いので、11月17日〜18日晴れていたら、しばし夜空を見てみる価値はあるだろう。

●しし座流星群2014予報(天文ガイド2014年11月号:中野主一氏による)
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鳥のいない月 [天文]

中秋の名月が満月となった9月19日木曜日(満月は20:13)。月の出の頃は快晴できれいに見えていた。会議で遅くなった。家に帰っていざ撮影というとき、雲に隠れてしまった。結局撮影できたのは9月20日(金)午前0時過ぎとなった。

中秋の名月から日にちがずれてしまい、ブログ用としてはタイミングの悪い写真になった。そこで満月から数日の月の変化を撮ってブログに出すことにした。9月21日(土)〜9月23日(月)は晴れていた。家庭の事情(註)で探鳥時間は少なかったが、いつもの探鳥コースにまったく野鳥を見ることはできなかった。総じてこの9月は自宅横の東部中央公園にしろ、探鳥先にしろ、どこに行ったんだろうと思うくらい鳥がいなかった。月の写真は、いずれも自宅ベランダで撮影。EOS 7D、EF100-400mm IS USMを用いた。ライブビューの5x〜10xでフォーカスを合わせ、リモートコントローラーを用いてマニュアル露出した。すべて400mm、露出1/800"、F5.6、ISO100〜200(2013.9.27追加分を除く)、2.4倍にトリミングした。

●月齢14.1日と16.1日(右:9月20日0:51 ISO100、左:9月21日23:24 ISO160)
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●月齢17.1日と18.1日(右:9月23日1:08 ISO160、左:9月23日23:48 ISO200)
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●月齢21.2日(9月27日3:03 ISO400、露出1/500"、F5.6)
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【註】病気療養中だった義母が9月22日に亡くなった。子供たちの出産の時は長期間お世話いただいた。やさしい母だった。ありがとうございました。

去りゆくパンスターズと逃げゆくトラツグミ・アカハラ・アトリ・シマエナガ [天文]

北海道、晴れない。4月21日にパンスターズ彗星を撮影後、ぜんぜん晴れないのでどうなっているのか気にかかっていた。5月11日(土)am1:00。ん?晴れている。霞がかかったようで透明度は不良だが、ひょっとしたら見えるかも (^ー'*)☆  早速、ポータブル赤道儀CD-1+を積んで東川に出かけた。

現地に着いた。う〜ん、もやの中で星を見ているようだ。パンスターズ彗星はケフェウス座γ付近にいるはずだが、双眼鏡12x36ではまったく見えなかった。一応CD-1+をセットして、EOS 7D、EF-S 85mm IS USMで撮影してみた。
●去りゆくパンスターズ彗星 (ISO2500 F5.6 85mm 露出120秒 1.4倍トリミング 2013.5.11 am1:53)
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連続して4枚撮影したところで曇ってしまった。ギリギリだった。もはや、これまで写っていた撮影条件では同定が難しくなっていた。矢印の位置にどうにか分かる程度だ。もっと強力な望遠レンズか望遠鏡でないと無理そう。これからは天文のセミプロの領域になる。

5月11日(土)午前中は内視鏡のお仕事。昼から久しぶりに美瑛町の「森の神様」に行ってみることにした。忠別湖沿いの道路脇にはたくさん駐車場がある。曇りから小雨模様の中、各駐車場で探鳥しながら進んだ。道路脇にトラツグミがいた。EOS 7D、EF400mm F4.5-5.6 IS USMで撮影を開始しようとすると逃げた!ジワジワ遠ざかっていく。どうにか、遠い枝の中にいるところを撮影。
●逃げていくトラツグミ
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私がトラツグミを追いかけているとき、奥さんがオオルリを見つけてCOOL PIX P90で撮影した。曇り空背景で逆光のため暗いのでPhotoshopでかなり明るくしてみた。
●逆光のオオルリ(COOL PIX P90:奥さん撮影)
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森の神様の手前で道路脇を歩いているアカハラを発見。撮影しながら歩いたが、またしてもどんどん逃げていく。そして飛び立った。
●逃げていくアカハラ
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森の神様はまだ雪深く、結局入ることはできなかった。このあと、21世紀の森からペーパンダムへ向かった。途中でアトリの群れが電線に留まっていた。近づくと大集団で逃げていく。
●逃げ遅れた電線上のアトリ
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5月12日(日)美唄で桜祭りをやっている。道央自動車道にのり美唄に向かった。お昼頃美唄の東明公園に着いた。桜祭りとはいっても、桜はまだ咲いていなかった。会場で昼食。元祖美唄やきとりのところで行列ができていた。鳥だしそばと若鳥ももネギ焼きを注文。「鳥だしそば」はとても美味しかった。
●びばい桜祭り会場
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東明公園の森の中を歩いた。巣作り中のシマエナガがすぐ近くにやってきた。が、フォーカスを合わせているうちに逃げてしまったので2〜3枚しか撮影できなかった。
●巣作り中のシマエナガ
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ことごとくいろんなものに逃げられた週末だった ...> <...

さようなら我が家の天文台 [天文]

クリスマスなのに病院当直中...> <..... 当直の空き時間に、12月22日(土)〜12月24日(月)の3日連続で東川通いして撮りまくったギンザンマシコ、シメ、ツグミの写真を整理しようと思った。が、写真の容量が多くなり、外付けハードディスクに移していたのを忘れていた。外付けハードディスクは家に置いてきてしまった。

ブログに書こうかどうか迷っていた「さようなら我が家の天文台」の写真がMacBook Proに入れたままだったので、やっぱりアップすることにした ^ ^;

1990年8月初めて自宅を建てた。夢だった自宅に天文台!セキスイハイムの鉄骨住宅なので土台は頑丈だった。ユニットで売っていた最小のドームを購入した。FRP製なのでユニットバスと同じだ。ベランダに据え付けてもらった。送料と据え付け料を合わせるとドーム代金と同じくらいかかった。望遠鏡は高橋製作所のMT-160(16cm反射望遠鏡+EM-200赤道儀ピラー脚)にした。

望遠鏡が届くまで、ときどきドームの中で焼き肉をしていた。焼き肉ドームだった ^ ^; 天文学者ではないから眼視観測だけでいいや、自分に言い訳して、何も記録に残してこなかった。職場には同好の士はおらず、天文同好会にも参加しなかったから、結局一人で観望していただけだった。

ベランダの上に鉄骨支柱を据え付けて、それにFRPドームを固定した。鉄骨支柱部には隙間があって、風や屋根の上の湿気がドーム内に入ってしまっていた。湿気が望遠鏡を直撃した。錆がひどくなった。2〜3年前からはEM-200の電動が完全に動かなくなった。事実上、使えなくなってしまったのだ。精密機械を入れるドームとしては完全に失敗だったと思う。

今回、お風呂をリフォームしたので、業者さんに頼んでドームも撤去することにした。光学系は生きているので、望遠鏡は取り外して自宅にとっておいた。
●自宅ベランダのドーム(2012.10.21撮影)
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●MT-160+EM-200赤道儀ピラー脚(2012.10.28撮影)
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●さようならドーム、長い間お世話になりました(2012.12.3奥さん撮影)
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将来ドームを作るときは、もっと機密性を高くして、そこに住めるようなものにしたい!(奥さんの許可がおりるかどうかは不明だが ^ ^!!! )

【2013年の天文情報】
2012年は食あたりの年と言われた。5月21日金環日食、6月6日金星の太陽面通過(金星食)、7月15日昼間の木星食、11月14日皆既日食があった。2013年は5月10日オーストラリアで金環日食、11月3日にガボン〜エチオピア〜ソマリアで金環皆既日食(観察場所によりいずれかになる)があるものの、ツアーとしては今年のような人気はなさそうだ。2013年は不作かと思っていたら、久々に肉眼彗星になりそうな2彗星が予想されている。3月〜4月パンスターズ彗星、11月〜12月アイソン彗星で、1997年のヘール・ボップ彗星以来16年ぶりになる。大彗星になるかもしれない、期待大。

出勤前のカワラヒワと帰宅後の美瑛の星空 [天文]

8月に入って7日からやっと時々太陽が顔を出すようになった。8月7日(火)は北海道の七夕だったが、ダラ〜とオリンピックを見ているうちに星空を撮りに行く時間がなくなる。8月8日(水)夕方晴れていた。意を決して美瑛に出かけたが、雲が広がってきて星空の撮影は断念。

8月9日(木)朝、久しぶりに青い空。東部中央公園でまたもやジューィ、ジューィ寂しげに鳴いているカワラヒワを発見、急いで撮影してから出勤した。
●朝の東部中央公園のカワラヒワ
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寂しげというか、悲しげなというか、カワラヒワの鳴き声を動画で撮影してみた。背景に月がいるが、月のフォーカスはあってない。
●月とカワラヒワ
EOS 7D、EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM(400mm)

8月9日(木)天気予報は午後から曇り、夜は雨のはずだった。帰宅時、ほぼ快晴 ^^;)ん?曇り〜雨じゃないの。急いで夕食をとり、当方ビールを飲んだ関係で奥さんが運転して美瑛のマイルドセブンの丘へ向かった。あれ〜、昼間に偵察に来たときと違って、暗くて道に迷う。結局、マイルドセブンの丘の、たぶん、近くの農道脇で星空の撮影を開始した。

ポータブル赤道儀CD-1+で極軸を合わせた後、EOS 7D、EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMを乗せた。F4.5、ISO2500、露出2分にしてみる。二日遅れの七夕ということで、天の川を挟んで織姫と彦星(とデネブで夏の大三角形)を撮影。
●夏の大三角形と人工衛星(15mm)
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ベガ(織姫:上中央)とアルタイル(彦星:下右側)の間に、明るい星のように見えているのは人工衛星。淡い軌跡が写っていて、その位置で明るくなったもの。

●はくちょう座と人工衛星(26mm)
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夏の大三角形の中のはくちょう座。もっと明るい人工衛星が写った。

道路脇で空の視界がよくないため場所を変えた。走り回って、結局、旭川空港よりやや南側にした(熊注意のことがあり、就実の丘は避けた ^^!!)。空港のライトのため、撮影条件はやや不良。焦点距離85mmでやや拡大して撮影した。
●こと座(85mm)
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●アンドロメダ大星雲(85mm)
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M31アンドロメダ大星雲の上に小さくM32がみえる

今回はしっかり極軸は合わせたつもりだったが、星像はまだまだ甘い、残念賞!今、吉田沙保里、三連覇。金メダル!

ポータブル赤道儀CD-1+と極軸望遠鏡による就実の丘の星空 [天文]

最近、Vixenの「ポラリエ」をはじめ、ケンコー・トキナー「スカイメモRS」、サイトロン・ジャパン「ナノ・トラッカー」、スカイバード「PanHead EQ」、ユニテック「SWAT-200」などのポータブル赤道儀があいついで発売されている。私は2009年にアイベル(三重県津市船頭町)のCD-1+を購入していた。付属の極軸筒がみずらくてあまり使用していなかった。今回、CD-1専用の極軸望遠鏡を購入したので星空の試し撮りをしてみた。

●ポータブル赤道儀CD-1+と極軸望遠鏡と極望照明装置
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はじめに500m以上離れた目標を用いてCD-1付属の極軸筒の視野と極軸望遠鏡の光軸合わせを行なった。

●極軸望遠鏡の視野
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7月19日旭川は快晴。旭川空港から南東へ車を走らせ、「就実の丘」に着いた。西側に美瑛の町の光があるのが少し気になるが、すばらしい星空だ。「クマ出没」の看板にちょっとびびる。撮影前に極軸を合わせた。極望照明装置の赤いライトをつけると視野のチャートがよく見える。北斗七星とカシオペアのチャート位置を背景の星空と合わせて、北極星をPolarisの位置にくるようにセットした。中央の十字が天の北極になる(北極星は天の北極からかなりずれている)。

EOS 7D、EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMをつけて撮影を開始した。撮影条件はすべてF5.6、ISO1600、露出120秒である。
●夏の大三角形(21:13:07、15mm)
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●はくちょう座(21:13:32、24mm)
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●いて座(21:28:03、42mm)
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●ヘラクレス座とかんむり座(21:28:03、24mm)画面下方に写っているのは人工衛星。
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この撮影の後、何かの気配がして振り返ると15mくらい先に黒い物体が動いていた。ビックリしてあわてて車に戻りライトを点けた。クマだと思った(もちろん、違う動物かもしれない)。今後は十分注意しようと思って引き上げてきた(汗)。

夕日のアオジとサンピラーと月 [天文]

旭川は今週ずっと快晴だった。6月26日帰宅後、EOS 7Dを持って忠別川堤防を歩いた。アオジが夕日に向かってさかんに鳴いていた。
●夕日のアオジ
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露出1/1000秒, +2/3, F5.6, ISO3200, 400mm; 2012/06/26 18:58

アオジの目に夕日が映っている!日が沈む前に鳥さんを撮影しておこう。お〜と、太陽は沈んでしまった。ん?何だ、サンピラーが立っている。
●ツインハープ橋とサンピラー
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露出1/1000秒, +2/3, F5.0, ISO200, 105mm; 2012/06/26 19:09

サンピラー(太陽柱)は寒い時期にみられる現象なので、この時期にみえるのは珍しい。北海道新聞によるとこの日、北海道全域でサンピラーがみられたとのことだった。南の空には薄明の空に月齢6.5日の月が輝いていた。撮影してみるといまいちなので、もう少し空が暗くなってからも撮ってみた。
●月齢6.5日
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露出1/250秒, F5.6, ISO400, 400mm; 2012/06/26 19:13
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露出1/160秒, F8.0, ISO400, 400mm; 2012/06/26 19:50

6月28日帰宅が遅くなった。西の空低く月齢8.5日の月が赤く輝いていた。
●月齢8.5日
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露出1/13秒, F8.0, ISO640, 560mm (エクステンダーEF1.4X III); 2012/06/28 22:04

6月29日研究会出席後、お一人様食事して帰宅。西の空に月齢9.5日の月が輝いていた。今日は赤くない。
●月齢9.5日(追記2012/06/30)
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露出1/30秒, F8.0, ISO320, 560mm (エクステンダーEF1.4X III); 2012/06/29 22:42

6月30日午前中は内視鏡のお仕事。午後から江丹別の「とみはら自然の森」に行った。センダイムシクイなどの声は聞こえたが葉隠れのためまったく撮影できなかった。今夜も西の空に月齢10.5日の月が輝いていた。
●月齢10.5日(追記2012/07/01)
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露出1/30秒, F8.0, ISO320, 560mm (エクステンダーEF1.4X III); 2012/06/30 23:27