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IR改造によるM42とキクイタダキやシマエナガ、そして2017年を振り返る [IR改造]

【12月23日(土)】
EOS 6DのIR改造(HKIR改造)をしたものの、旭川はぜんぜん晴れない。12月23日(土)はこぐま座流星群のピークでもあったから、流星撮影とEOS 6Dによる星雲の試し撮りを目的として帯広に行ってきた。12月14日のふたご座流星群のときと同じように、空の状態はあまり良くなかった。透明度が悪く、街明かりの影響で30秒程度の露出しかできなかった。こぐま座流星群のほうは結局1個も写っていなかった。

●撮影地の空の状態:冬の星座 2017.12.23 22:26(EOS 5D Mark III + Sigma EXDG 15mm Fisheye, ISO1250, F3.5, 30秒)
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EOS 6D(HKIR改造)のほうはオリオン座大星雲M42と馬頭星雲IC434を中心に撮影した。RAW画像をStellaImage 8でコンポジット、画像処理後PhotoShop CS5でトーカーブ調整した。

●オリオン座大星雲M42 2017.12.23 22:29(EOS 6D + Prominar 350mm, F4.0, ISO 2500, 5分:30秒 x 10)
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IR改造していないカメラ(EOS 7D Mark II)で撮影したM42と比較してみた。空の状態はEOS 7D Mark IIのときのほうが大分良かった。IR改造すると赤の発色がぜんぜん違うことが分かる。

●IR改造の効果:M42
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左:2017.9.23 2:21 EOS 7D Mark II + Prominar 350mm, F4.0, ISO2500, 7分 (1分 x 7)
右:2017.12.23 22:29 EOS 6D (HKIR) + Prominar 350mm, F4.0, ISO 2500, 5分 (30秒 x 10)

●馬頭星雲IC434 2017.12.23 22:39 EOS 6D(HKIR) + Prominar 350mm, F4.0, ISO2500, 9分30秒 (30秒 x 19)
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【12月24日(日)】
帯広の森で探鳥後(ハシブトガラとエゾリスだけ)、十勝清水の目分料で桜エビのかき揚げ蕎麦の昼食を摂って旭川に帰った。

●ハシブトガラ(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
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●エゾリス(同)
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●桜エビのかき揚げ蕎麦:目分料
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【12月30日(土)】
お正月休み1日目。markeeさんのベニヒワ情報をみてキトウシ森林公園に行ってきた。ベニヒワには遇えなかったが、キクイタダキ、シマエナガ、シジュウカラ、マヒワ、コゲラ、オオアカゲラを撮影できた。午後からもう一度行ってみると、ツグミ軍団に遭遇した。

●キトウシ森林公園(iPhone 7 Plus)
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●キクイタダキ(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM;以下同じ)
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●シマエナガ
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●シジュウカラ
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●マヒワ
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●コゲラ
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●オオアカゲラ
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●ツグミ
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夜、晴れてきた。望遠鏡を置くスペース分だけバルコニーの雪かきをして、3週間ぶりに月を撮影した。

●月齢12.3 2017.12.30 22:02(EOS 7D Mark II + BORG107FL 600mm + 1.08x FLATTENER, ISO320, 1/800秒)
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この一年(2017年)

最後に、一月に1枚づつの写真をピックアップして、2017年を振り返ってみたい。

[2017年1月]
1月7日からの三連休、夜空の撮影とコミミズク狙いで日高〜苫小牧〜室蘭方面に出かけた。コミミズクには遇えなかったが、ケアシノスリのホバリングと急降下を見た。
●獲物を狙うケアシノスリ 2017.1.8(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
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[2017年2月]
日食仲間の宇都宮のKさんに誘われて、タウシュベツ橋を背景とする星景写真撮影会に行ってきた。参加者4名だった。
●タウシュベツ橋梁と沈む冬の星座 2017.2.15 23:18(EOS 5DIII + SAMYANG 20mm F1.8 ED AS UMC, F8 ISO3200, 20秒)
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[2017年3月]
2017年3月24日(金)〜3月26(日)の三日間、道東の旅にでた。春国岱の反対側の走古丹でユキホオジロを撮影した。
●ユキホオジロ 2017.3.25(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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[2017年4月]
娘に第一子が誕生した。娘が結婚した日、太陽にはハート型の大きな黒点が見えた。1年目の結婚記念日は無黒点だった。そして娘の第一子の生まれた日には小さな黒点が出現していた。
●娘の第一子誕生の日の太陽:2017.4.21 14:21(EOS 5D Mark III + Pronimar 850mm, F9.6, ISO200, 1/320秒, アストロソーラーフィルター)
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[2017年5月]
ゴールデンウィークは自宅で過ごした。ジョンソン彗星、タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星、パンスターズ彗星がいずれも7等級だった。
●ジョンソン彗星 2017.5.3 1:44(EOS 5D Mark III + Prominar 350mm, F4.0, ISO6400, 90秒)
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[2017年6月]
8月21日のアメリカ皆既日食に向けてBORG107FL天体鏡筒セットCRとVixen AP用カーボン三脚を購入し、日食遠征システムを作成した。
●Vixen APによる日食遠征システム 2017.6.15
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[2017年7月]
EOS 7D Mark IIを購入したがAFが不調だった。今季初の旭岳に行き、ギンザンマシコやビンズイを対象にEOS 7D Mark IIとEOS 5D Mark IIIの写りを比較した。EOS 7D Mark IIは後日修理することになった。
●遠いギンザンマシコとカヤクグリ(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM)
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[2017年8月]
8月21日アメリカオレゴン州ワームスプリングスのカニータリゾートで皆既日食を観察した。皆既日食時には薄い雲がかかってしまったが、観察にはほとんど影響はなかった。撮影はエクリップスナビゲーター3に任せ、皆既日食のほぼ全課程を肉眼と双眼鏡で眺めた。これまで見た皆既日食ではもっとも美しい日食だった。
●日食の全課程:連続食分撮影 2017.8.21 9:10:40〜11:40:40 (5分ごと)(EOS 6D + Sigma 20mm EXDG, F4.0, ISO200, 1/320秒〜1/800秒, 皆既1/3秒)
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●皆既日食時のコロナ:R-USM法 2017.8.21 10:21(EOS 5D Mark III + BORG107FL, 600mm, F5.6, ISO200, 露出1/1000", 1/250", 1/60", 1/15", 1/4", 1")
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[2017年9月]
EOS 7D Mark 2をCanonの大分修理センターに郵送、AF機構部の出力不具合があり前板ユニット交換となった。9月23日ホシガラス目的で旭岳に行った。
●ホシガラス(EOS 7D Mark 2 + F400mm F5.6L USM)
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[2017年10月]
旭川市内から冠雪後の旭岳が綺麗に見えた。この時期に初めて旭岳に行った。旭岳中腹の遊歩道は雪で被われ、除雪されていたのは第3展望台までだった。野鳥は、いなかった。

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[2017年11月]
11月12日暴風雨のおさまったキトウシ森林公園へ行くとたくさんの野鳥に遭遇した。
●シマエナガ(EOS 5D Mark 3 + EF400mm F5.6L USM)
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[2017年12月]
ふたご座流星群のピークである12月14日(木)、晴れているはずの帯広に向かった。深夜になってやっと晴れてきた。
●ふたご座流星群2017 2017.12.14 23:13〜24:07(EOS 5D Mark III + Sigma EXDG 15mm Fisheye, ISO1600, F3.5, 20秒〜30秒 x 12枚合成)
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