十勝川下流域のオジロワシ・シジュウカラガン・丹頂鶴とキトウシのウソなど [野鳥]
今季オオワシを見ていない。3月19日(土)〜3月20日(日)帯広の実家へ行った帰り、オオワシ狙いで十勝川下流域の大津〜豊頃に寄ってきた。先週の暖かさから一転、快晴ながら寒の戻りで冷たい風が吹いていた。オオワシには出遭えなかったが、オジロワシ、マガンの渡り、シジュウカラガン※、丹頂鶴のダンスを見ることができた。
●十勝川下流の堤防:大津(iPhone 6 plus)
堤防を走っていると、遠くに猛禽類がいるのが見えた。車を停めて、私は400mmF5.6望遠、奥さんはFinePix S1をもって堤防を降りた。警戒心強く、ちょっと近づくと遠くへ飛び立ってしまう。オジロワシの幼鳥だった。
●遠くに猛禽類:大津(FinePix S1)
●オジロワシ幼鳥(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
●オジロワシ幼鳥(FinePix S1)
●上空のトビ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
大津市街を通って太平洋岸にでてみた。カモメが飛び交っていた。
●大津の太平洋岸(iPhone 6 plus)
●砂浜とカモメ(FinePix S1)
●太平洋上のカモメ(FinePix S1)
●太平洋上のカモメ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
大津からの帰り道、豊頃を走っているとマガンが飛んでいるのに気づいた。残雪の溶けかかった豊頃町の畑にたくさんのマガンが来ていた。マガンに混じってたくさんのシジュウカラガンがみられた※。絶滅危惧種であるが、保護活動のため増えてきたようだ。本州で越冬し、シベリアへ北帰行するマガンの中継地は美唄の宮島沼、苫小牧のウトナイ湖、むかわ町田浦の水田などが知られている。ここも中継地なのかも知れない。
●マガン:豊頃町(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
●シジュウカラガン(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)※
●マガンの群れ(FinePix S1)
●シジュウカラガンの群れ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)※
マガンに混じってたくさんのシジュウカラガンが見られる
同じく豊頃町の道路からつがいの丹頂鶴が歩いているのが見えた。道路脇に停車して撮影を開始したところ、丹頂鶴のダンス(鶴の舞い)をはじめた。1羽の足には標識の足環がついていた。
●鶴の舞い(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
翌日3月21日(月)は、五百仏寺で彼岸会に出席後キトウシ森林公園に向かった。今季、冬鳥があまり来なかった。不完全燃焼である。キトウシ森林公園内の閉鎖されている車道は、かなり雪が消えていたので428をかついで歩いた。道路脇の木に3羽のウソがいた。ぜんぜん逃げないので近くで撮影できた。
●ウソ:キトウシ(EOS 5DIII + EF400mm F2.8L USM + EF 1.4x III;560mm F4.0)
その他、逆光気味で遠いヤマゲラがいた。トリミングして提示する。
●ヤマゲラ:キトウシ(EOS 5DIII + EF400mm F2.8L USM + EF 1.4x III;560mm F4.0)
月と木星が接近して見えた。見かけ上の最接近は2016年3月22日13:01で2°03'まで近づく。夜になってかなり離れてしまったが、350mm望遠で視野ギリギリに収まった。
●月と木星の接近 2016/3/22 21:07(Vixen AP赤道儀、EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO640 露出 月: 1/1600" 木星: 0.4"、2枚合成)
拡大すると木星のガリレオ衛星も写っている
●月齢13.4日 2016/3/22 20:56(EOS 5DIII + Prominar 850mm, F9.6, ISO320, 露出1/320")
3月23日は満月で半影月食(最大20:47)がみられるが、当地の天気予報は雪となっている。
※シジュウカラガン:当初マガンとして掲載した写真のうち1枚がシジュウカラガンでした。ご指摘頂きましたsadaさん、ramblinさんありがとうございました。写真を見返すと、シジュウカラガンが多数混じっていましたので、その写真を2枚追加して文章を訂正しました。絶滅危惧種であるが、保護活動により増えてきたようだ(2016.3.24)。
●十勝川下流の堤防:大津(iPhone 6 plus)
堤防を走っていると、遠くに猛禽類がいるのが見えた。車を停めて、私は400mmF5.6望遠、奥さんはFinePix S1をもって堤防を降りた。警戒心強く、ちょっと近づくと遠くへ飛び立ってしまう。オジロワシの幼鳥だった。
●遠くに猛禽類:大津(FinePix S1)
●オジロワシ幼鳥(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
●オジロワシ幼鳥(FinePix S1)
●上空のトビ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
大津市街を通って太平洋岸にでてみた。カモメが飛び交っていた。
●大津の太平洋岸(iPhone 6 plus)
●砂浜とカモメ(FinePix S1)
●太平洋上のカモメ(FinePix S1)
●太平洋上のカモメ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
大津からの帰り道、豊頃を走っているとマガンが飛んでいるのに気づいた。残雪の溶けかかった豊頃町の畑にたくさんのマガンが来ていた。マガンに混じってたくさんのシジュウカラガンがみられた※。絶滅危惧種であるが、保護活動のため増えてきたようだ。本州で越冬し、シベリアへ北帰行するマガンの中継地は美唄の宮島沼、苫小牧のウトナイ湖、むかわ町田浦の水田などが知られている。ここも中継地なのかも知れない。
●マガン:豊頃町(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
●シジュウカラガン(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)※
●マガンの群れ(FinePix S1)
●シジュウカラガンの群れ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)※
マガンに混じってたくさんのシジュウカラガンが見られる
同じく豊頃町の道路からつがいの丹頂鶴が歩いているのが見えた。道路脇に停車して撮影を開始したところ、丹頂鶴のダンス(鶴の舞い)をはじめた。1羽の足には標識の足環がついていた。
●鶴の舞い(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
翌日3月21日(月)は、五百仏寺で彼岸会に出席後キトウシ森林公園に向かった。今季、冬鳥があまり来なかった。不完全燃焼である。キトウシ森林公園内の閉鎖されている車道は、かなり雪が消えていたので428をかついで歩いた。道路脇の木に3羽のウソがいた。ぜんぜん逃げないので近くで撮影できた。
●ウソ:キトウシ(EOS 5DIII + EF400mm F2.8L USM + EF 1.4x III;560mm F4.0)
その他、逆光気味で遠いヤマゲラがいた。トリミングして提示する。
●ヤマゲラ:キトウシ(EOS 5DIII + EF400mm F2.8L USM + EF 1.4x III;560mm F4.0)
月と木星が接近して見えた。見かけ上の最接近は2016年3月22日13:01で2°03'まで近づく。夜になってかなり離れてしまったが、350mm望遠で視野ギリギリに収まった。
●月と木星の接近 2016/3/22 21:07(Vixen AP赤道儀、EOS 5DIII + Prominar 350mm, F4.0, ISO640 露出 月: 1/1600" 木星: 0.4"、2枚合成)
拡大すると木星のガリレオ衛星も写っている
●月齢13.4日 2016/3/22 20:56(EOS 5DIII + Prominar 850mm, F9.6, ISO320, 露出1/320")
3月23日は満月で半影月食(最大20:47)がみられるが、当地の天気予報は雪となっている。
※シジュウカラガン:当初マガンとして掲載した写真のうち1枚がシジュウカラガンでした。ご指摘頂きましたsadaさん、ramblinさんありがとうございました。写真を見返すと、シジュウカラガンが多数混じっていましたので、その写真を2枚追加して文章を訂正しました。絶滅危惧種であるが、保護活動により増えてきたようだ(2016.3.24)。
鶴とかオジロワシとかいいですね。
MF上空をオオワシが飛んだという話もありますが、噂だけで嘴の黄色いいトビって事ではないかと。^^;
青いカラスの噂もあります。
by まっちゃん (2016-03-23 08:33)
オジロワシの幼鳥、顔があどけないですね。
雪上のタンチョウも北海道ならではの美しい景色ですね。
また、夏になるとあの肌色の幼鳥を見る事が出来るでしょうか。
帯広の畑では農作物を食べてしまう鳥になりつつあるようですし、
これからタンチョウと人がどう共存していくのかも今後の課題ですよね。
マガンの数、壮観ですね。
by queso (2016-03-23 18:25)
東京は桜が開花しましたが,北海道はまだまだ冬って感じでしょうか.タンチョウやオジロワシは冬鳥のイメージなもので.(でも夏繁殖個体もいましたね)
by Y (2016-03-23 20:27)
はじめまして、仙台在住のものです。GW、盆暮れ、正月には旭川に帰省するので、たまに覗かせて頂いております。
マガンの写真の間にある、飛翔写真はシジュウカラガンでは。
種名の記載がないので、気付かれてないのかと思い、一応コメントさせて頂きました。
by sada (2016-03-23 21:32)
オーッ!シジュウカラガンもこんなに居るのですね。
羨ましい。
by ramblin (2016-03-23 21:54)
〉まっちゃんさん
保護活動のためか道東はタンチョウが増えています。この地域にいくとたいていみることがでます。オオワシやオジロワシは根室〜オホーツク海方面のほうが多いようです。
〉quesoさん
オジロワシ幼鳥、尾があまり白くないのでオジロワシかどうか分かりませんでした。タンチョウの雛はとても可愛いです。今回みたタンチョウのうち1羽は識別環がついていたので、タンチョウの増加は保護活動と関係していると思います。マガンとして掲載した写真のうち1枚はシジュウカラガンの群れでした。
〉Yさん
こちらでは通常ゴールデンウィーク過ぎが桜の開花時期になります。今年は旭川では雪が少なかったですが、いつもは雪の少ない道東で大雪がふりました。このため雪背景のオジロワシ、タンチョウになりました。
〉sadaさん
すいません、撮影時も写真撰んだときもぜんぜん気づいてませんでした。ご指摘ありがとうございました。記事を修正しておきました ^ ^;
〉ramblinさん
マガンの群れと思い掲載しました。撮っているときシジュウカラガンとぜんぜん気づいなかったのが残念です。ご指摘ありがとうございました。記事を修正しておきました ^ ^;
by kinda (2016-03-24 07:23)
おはようございます。丹頂鶴を見たくて会いたくているんですがチャンスがなくて未だお会いできないでいます。晴れた日の丹頂鶴の舞、いいですね!^^;
by doudesyo (2016-03-26 08:34)
〉doudesyoさん
タンチョウは釧路鶴居村が有名ですが、保護活動もあり道東に広がっています。今回訪れた十勝川下流域ではかなりの確率で見られると思います。
by kinda (2016-03-26 12:16)
オジロワシカッコ良いですね!
海の風景もなんとも言えず素晴らしい風景ですね。
4月下旬に釧路へ行く予定なんですが丹頂鶴が楽しみです。
見れると良いのですが・・・
by 美美 (2016-03-26 22:31)
〉美美さん
本当はもっと沢山のオジロワシ、オオワシを期待してました。これらはオホーツク海側〜宗谷に多いようです。今回はタンチョウと予想外にシジュウカラガンが多かったのが収穫でした。釧路のタンチョウは確実と思います。
by kinda (2016-03-27 20:21)
凄い数のマガンですね。
これから、北へ帰るのでしょうか?
丹頂鶴の舞い、オジロワシは、2月初めに、釧路に撮影に行き、見ました。ウソ、ヤマゲラは、まだ見たことが無いので、
是非みたいですね。
by テリー (2016-03-27 22:10)
〉テリーさん
今週は美唄の宮島沼に行ってきました。宮島沼自体はまだ雪に覆われていてマガンはいませんでしたが、周辺の雪どけの畑には多数結集してきていました。さわやか自然百景によるとオジロワシは宗谷に多いようです。ヤマゲラは本州のアオゲラに似たキツツキで北海道固有です。ウソは日本全国にいるようです。
by kinda (2016-03-28 18:02)